ロクシタンとタロット
「ロクシタン」というコスメティックの会社がありますよね。
男性はご存じない方も多いかもしれませんが、女性の方ならば比較的おなじみではないかと思います。私も妻が比較的ロクシタンのものが好きだったので、そういう会社があることを知った口です。
ここで別に私はロクシタンの宣伝をしようというわけではありません。(笑)
実は、このロクシタンの綴りを見た時、すごく驚いたのです。
ロクシタンとは「L’Occitane」とフランス語で書き、つまりは「オクシタニア」に関係するとことを意味していたわけです。(L’は冠詞の省略)
このオクシタニアになぜ私が反応したのか? それはマルセイユタロット(の底流にある伝統)を育んだ土地が南仏だからであり、そしてこの南仏のある地方を「オクシタニア」と呼んでいたことがあるからです。(「オック語」という言葉が話されていた地域を言います)
ちなみにオクシタニア地方は、中世、とても栄ていた時がありました。いわゆる暗黒時代とイメージされるヨーロッパ史の中では、異彩を放っていたのです。
それには異端派のキリスト教などが広まっていたり、ある側面では霊的ともいえる独特の文化が存在していたりした理由もあります。
ところで、聞くところによりますと、世界でも日本はロクシタンのファンが多いとのこと。
マルセイユタロットをしていると感じるのですが、日本では南仏に縁があるといいますか、シンパシーを感じられる方が結構いらっしゃる気がします。
その中でも何かに導かれるようにマルセイユタロットに出会われる方もいます。
前世というものがあるとするのなら、南仏・オクシタニア地方のいい時代、あるいは不幸な時代(とても悲惨な歴史もあるのです)を経験している人が日本に転生してきているのかもしれません。
こんなふうにして、タロットを知ると、普段はつながってもいないようなことが、突然関係してくるようになります。
タロットはもしかすると、過去(前世もあり)の記憶も含めて、様々なことを思い出させてくれる道具なのかもしれません。
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