タロットが登場する作品いろいろ。

タロットはアイデアや物語を創造するのにはとてもよい道具です。


そのため、タロットを使って実際に小説や映画のヒントにしている人もいらっしゃると聞きます。


また反対に、タロット自体が創作に登場するものもあります。


タロットに興味を覚えている人、またタロット学習の途上でタロットのネタを探している人には、実際にそのような作品にふれてみるのも面白いでしょう。


とはいえ、映画ではタロットが出るものはあまり見かけないですね。(あるとは思うのですが、私自身の見た映画ではあまり登場していた記憶がありません)


それでも数年前でしたか、「タロット」という名前がズバリタイトルに出ていた映画がありました。

タロットカード殺人事件 [DVD]/スカーレット・ヨハンソン,ヒュー・ジャックマン,イアン・マクシェーン

ウッディ・アレン監督の「タロットカード殺人事件」です。私は見ていないのでわからないのですが、タロットは出るには出ても、あまり内容的には関連がなかったみたいですね。


一方テレビドラマ、そして漫画では結構題材として扱われているように感じます。


例えば、私も面識のあるステラ薫子さんのステラタロットを使ったドラマ「魔王」とか、記憶に新しいところです。


また韓流ブームの原点ともいえる「冬ソナ」こと「冬のソナタ」でも、チェ・ジウ演ずる主人公ユジンの友人がタロット占いができるという設定でしたし、ヨン様演じるミニョン氏とユジンの出会いの前触れとして、タロットカードの「運命の輪」が登場していましたね。韓国では占いやタロットが人気なのかもしれません。

漫画では「ジョジョの奇妙な冒険」でタロットが出たり、タロットをモチーフにしたスタンドという存在(特殊能力による妖精・分身みたいなもの)が設定されていました。
ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプ・コミックス)/荒木 飛呂彦

それから私は知らなかったのですが、「タロットウォーズ」という高校生タロット占い師が活躍する話もあるみたいですね。作者は実際にタロット占い師さんらしいですから、興味深いところです。

タロットウォーズ 1 (ホーム社漫画文庫) (HMB H 3-1)/氷室 奈美

ほかにも漫画にはいろいろとタロットを扱ったものは結構あるみたいです。皆さんも探してみてください。


あ、それから大事なことを忘れていました。


映画でタロットといえば、カルト映画の巨匠にしてカモワン版マルセイユタロットの製作者の一人、アレハンドロ・ホドロフスキー氏の作品があります。


直接タロットが出ていたか記憶が定かではないのですが(「エル・トポ」に出ていたような気もします・・・)、とにかくタロット研究はおろか、哲学・心理学・神秘学など、あらゆるものを研究してきたホドロフスキー氏ならではの奥深い内容と象徴がちりばめられており、一見の価値があります。


「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」「サンタ・サングレ」の三部作がDVDでもレンタルして鑑賞しやすいと思います。ただ内容は強烈ですので、気をつけてください。生理的にダメな人は全部見るのは難しいでしょうね。


エル・トポ [DVD]/アレハンドロ・ホドロフスキー,ブロンティス・ホドロフスキー,マーラ・ロレンツォ

ホーリー・マウンテン [DVD]/アレハンドロ・ホドロフスキー,ホラシオ・サリナス,ラモナ・サンダース

サンタ・サングレ 聖なる血 [DVD]/アクセル・ホドロフスキー,ガイ・ストックウェル,ブランカ・グエッラ

私は氏のタロットの使い方や観点はとても好きで、カモワン氏とはまた違った面白さがあると感じています。少しでもホドロフスキー氏の知識やタロットリーディングの活用法に近づきたいとさえ思っています。

それはもとかく、やはりタロットは絵ですので、作品としては漫画などには使いやすいのでしょうね。私も実は漫画か小説のネタとして、タロットをモチーフとした作品を考えているところです。もとは漫画原作者になりたかったところもあるくらいですから。(笑)


コメント

  1. terimu より:

    え~そうですか!
    私も小学5、6年から中学2年くらいまで
    マンガを書いては友達と見せ合いしてました。
    タロットウォーズ、面白そうですね。

  2. >terimuさん
    私は絵が描けませんので、原作者志望(苦笑)だったんですね。terimuさんは学生時代マンガを書いていたということなら、タロットの絵には興味があるのではと思います。自分でタロットの絵を描いてみるというのも勉強になりますよ。

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