家系(問題)とタロット
私はまだ本格的には稼働させてはいませんが、タロットリーディングでは家系から来る問題について探ることができる場合もあります。
ここでいう家系からの問題とは、ひとつには心理的な要素、さらにもうひとつには因縁的ともいえる霊的な要素が挙げられるでしょう。
ただ霊的な部分については、いわばカルマともいえる非常に難しい部分を含みますので、それをどう扱うのか、そもそもそのようなものが存在するのかどうかなど、前提からしていろいろと問題を提起させるものといえます。
しかし心理的な影響ということでは、タロットでも立ち入る余地があるのではないかと考えています。
たとえば誰でもすぐに思い浮かぶのは、生育史における親からの影響です。
ただその親にしてもさらに親の親、当事者からすれば祖父母の代の影響を受けているはずで、さらに遡ることができるのならば、もっと上の代からのものも考えられるかもしれません。
とはいえ、あまり連綿と遡り過ぎてもわかりづらいので、一番色濃いともいえる三代くらいの影響を調べてみると、今の自分の問題の核心に行き着く可能性もあるでしょう。
たとえば、おじいさんが男の子を望んでいたのに女の子しか生まれず、子供として大切に扱われないまま嫁に行き、その思いを背負ったままその子がまた子を生んだ・・・となれば、その子供は過剰に保護されて育てられか、はたまた自分が受けたような愛情のあまり注がれることのない育て方をとるかもしれません。
また三代前に、祖父がそれまでの家系の仕事を嗣がずに飛び出し、事業で失敗して、その思いや様子を見ていたその子(父親)が、また元の家系の仕事に必要以上にこだわったり、全体的に自由さを許さないような雰囲気にしてしまったりする場合もあるかもしれません。
そうして今の自分の代にて影響が問題として現れてくるわけです。
祖父母や親戚(おじ・おばなど)筋を見渡すと、自分に似た人が一人がいるものです。しかも、時には誕生日さえまったく同じという方もいたりします。
家系は不思議なものですが、ひとつの同じ流れと器の中にいるものなので、自分の受けている影響がそこから皆無だとは言い切れないものがあります。いわゆる血の問題でもあります。
カモワンタロットのもう一人の製作者、アレハンドロ・ホドロフスキー氏は家系図とタロットリーディングによって、心理的な問題を解決しています。(氏はタロットを主として心理セラピーに使っています)
タロットにはいろいろな可能性があることの一例ですね。
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