類は友を呼ぶこと

タロットリーディングなどでも、口コミが起こりますと、当然ながら人を介して相談者が訪れるようになります。


口コミで来られる方の傾向としましては、同様の相談傾向の流れが続くということがあります。


簡単にいえば似た問題をもった方が多くなるということです。


ご夫婦の問題ならばご夫婦の問題が続きますし、恋愛結婚ならばやはりほかの人もその話になり、仕事のことならば仕事という感じです。


ただ、仕事と恋愛ということで、まったく分野は違うともありますが、根は同じであるという場合もあります。


それを見て私が感じるのは、人は同じ波動や波長の者が集まるということでしょうか。


俗に「類は友を呼ぶ」ということです。


ただ「類友」というと、何か悪い印象を持つ人もいるかもしれませんが、同じ成長のプロセスにいる(レベルや次元の違いはもちろんあります)仲間達だということで考えるとよいでしょう。


ある意味、同じような問題や悩みを抱えている人たちが集まることによって気づきや脱皮、改革が早まるように選択している(促されている)のだということなのかもしれません。


その観点からいえば、仲間は、まさにタロットの「月」の二匹の犬でもあり、「太陽」の二人でもあるということになります。


結局は人は自分の鏡であり、身近にいる友人や親しい人というのは、それだけ映りやすい鏡の人でもあるということになりますから、自分がどういったグループに属しているかによって、自分の今の問題も明確になることがあります。


よく「自分の波動を上げるには、つきあう人を変えるとよい」と言われますが、いきなり自分より上と思われる(成功していたり、運がよいと見える)人の中に飛び込もうとしても無理があります。


それはひとつには、波動のレベルが違いすぎるので、自分自身が苦痛になるということと、もうひとつは今の自分の問題を把握しないままに行こうとするので、危険が伴うからです。


たとえて言えば、エンジンが不調、もしくは普通車のエンジンのままでF1に参加するようなものです。


ですから、自分上がりたいから今の仲間たちから急に去るということではなく、「今の人たちといるのはなぜなのか」ということを自分で見つめる必要性があります。


そうすると、もっと次元が上の人と自然につきあえるようになってくるかもしれません。これは今の人たちを切り捨てるという意味ではありませんので注意してください。


いずれにしても、自分が今いる人たちと過ごすことが苦しくなったり、嫌になってきたりしたということは、波長が異なってきているということであり、極端に言えば自分が上か下かに変化しているということです。また、何らかの自分の変化や移行が促されていると考えられます。


結局今の自分の状況を知りたければ、自分の身の回りの人、つきあっている人を見れば自ずからわかるということになります。


しかしながらタロットの「太陽」のカードが示すように、内輪の世界に入ると客観視できなくなることもあります。グループ内ではわかりにくいということです。


一見和気あいあいの楽しい状態でいても、裏側には依存しあっている感情、傷のなめあい状態のようなことも隠されているので注意が必要です。


グループ幻想から脱するには、もうひとつの別の道具や人が必要なこともあります。


それがタロットであったり、コンサルタントやカウンセラーということであったりするのかもしれません。

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