名前をつけること、変えること。

私は昔(と言ってもそんなに古い話ではないですが)、占いで活動していた時があります。


タロットといえばやはり占いというほうが手っ取り早く、そして相談を実際に仕事として受けるためには、「占い」活動によって経験と実績も積む必要があると考えていたからです。


その際、まだタロットを習って駆け出しの頃でしたので、ほかの技法も身につけたほうがよいと思って(というある人のアドバイスもあって)、四柱推命・手相・姓名判断など学ぼうとしました。


まずは本から入り、その関連本を数冊さらっと読みました。すると、どうも今挙げた三つの占法に興味を持つことができなかったのですね。(でもそれぞれ面白かったのも確かです)


そのことをアドバイスをくれた人に言ったのですが、その人は「とにかく、その中からひとつは身につけろ」と強く言われるので、仕方なく姓名判断だけは独学で勉強しました。


いろいろな本を読んだり、実際に芸能人や新聞で取り上げられる有名人から果ては犯罪人にまで、画数を数えたり、文字を見たり、やっていました。


そこでわかったのは、「確かに文字や言葉に(つまり名前)による何らかの人生の影響はあるな・・・」というものでした。まあ理論というより、最終的には「感覚」に近いものです。


で、結局は姓名判断、ほとんど実践の占いの場では使わなかったというオチがあります。なんだ、使ってねえーのかよ!というツッコミが入りそうですが・・・(^_^;)


その理由のひとつには、やはり私はタロットバカ(笑)みたいな人物なので、タロットだけでどんな相談にも応えようとしていたことと、さらには文字・言葉に「何かある」としても、実際的にはあまり活用が難しいということがあったためです。


それはたとえば「悪い」と判定された名前があったとしても、名前(本名)を改善するということは法的にも現実的にも困難だからです。


ただ逆にいえば、芸名とか占名とかハンドルネームとか、あだな・愛称など、あまたある、つけることが可能な「別名」には効果があるかもしれないということです。


精神世界では心が先で、現実があとからという説が主を占めるように思われますが、反対に形や現れた事柄(現れた実際と書いて「現実」となります)から心に影響を及ばせることもできるのです。(これはすべてがエネルギーや波動ととらえると、理屈的にも想定できることです)


日本の伝統芸や武道など型を重視するのは、おそらくはこうした型・作法・形が、ある心を表現し、鍛練するようにできているからだと推測されます。


ということで、たとえばタロットを習ったけれどもなかなか実践や人をリーディングする勇気が出ない、行動にならないという方は、タロットリーダー名や占名を自分で名づけるとよいでしょう。もちろん、自分で難しい場合は、人に名づけてもらうのもありです。


またブログをされていらっしゃる方は、最近どうも記事が書けない、またなんとなく新鮮さが足りないなど停滞感があるような場合、思い切ってタイトルやヘッダーのデザインを変えてみるとよいです。ニックネームや肩書きを変更するのもありです。


とにかく「目に見える形」と「発音できる音」を変えるのです。これが実は思った以上に目に見えない領域にまで影響が及ぶのです。


余談になりますが、ブログをしているしていないに関わらず、自分のニックネームや愛称の肩書きを考えてみるのは面白いことです。


「あなたの味方の●●」「ちょっとひねくれているけど、ホントはやさしい○●」「中身おっさんのかよわき乙女▲△」・・・などなど。(笑)


肩書きをつけてみると、つけるその過程で意外に自分の姿がわかったり、気付いたりします。これも友人や誰かあなたを知っている人に意見を聞いてみるのもよいでしょう。


ちなみにタロットリーダーの名前をつけたい人は、やっぱりタロットを展開するのは大切ですね。ソウルカード・パーソナルカードがヒントになることもありますよ。

コメント

  1. kimidoriinko より:

    ちょうど、某SNSへの登録名を本名そのままにしようかどうしようか、悩んでいるところでした(笑)。
    タロットに問いかけてみたのですがちょっと踏み切れず保留中でしたので、もういちどカードを眺めてみます。
    先にブログのほうを少々変えてみようかと思います。
    宮岡さまの記事から、またまたきっかけをいただきました。ありがとうございます。

  2. >kimidoriinkoさん
    コメントありがとうございます。
    実はこの記事は私自身にも関係していることなのです。近いうちにそれはわかると思います。(笑) まあ、何にしろ、やってみる、やりながら変えていくというのもアリだと思うと実行は速くなりますよね。

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