新型コロナウィルスに関連して
私はあまり他人のブログとか見ないのでわからないのですが、どうなんでしょう、最近の巷の話題と言えば、やはり中国で発生した新型肺炎・コロナウィルス感染症の話でしょう。
ところが、ぱっと見たところ、あまりこのことについては、ふれないブロガーの方が多いように見えます。それどころか、中には、自分の商品やセミナーなどの告知に大変忙しい人や、現実無視かのような、「楽しく行きましょうー!」(笑)みたいなものも散見されます。
まあ、これらとは別に、陰謀論的な話で書いているものも見かけますが・・・(苦笑)
実際、現状では不安な方も多いと思いますが、医療の専門家でもない者が、うかつに書けないのも確かです。
でもメンタル的なことを書いている人はもともと多いのですから、こういう時こそ、何かメンタル面で落ち着く方法など書いていただけたらなあと思うのです。
私はタロティストなので、タロット関連で何か書くことにします。
タロットと聞くと、皆さんは、今後の状況を占ってほしいと、一般の人は思うかもしれません。
私自身は、このブログで書いているように、タロット占いはほとんどしませんし、そもそもタロット占いを教えている者でもないのです。ですが、占いを否定しているわけではなく、タロットの技術のひとつとしてはアリだと考えています。
こういう時に占うことには、マイナス点とプラス点があります。マイナス点は、状況判断だけの占いをしても何も解決しないということです。
また、もし悪いものが出てしまうと、ますます不安になり、心理的反応から、かえって悪い結果を引き寄せることもあります。
つまり、占いの予想を設計図にして、自分自身が、その過程と結果を起こしているわけです。タロットの場合は、絵柄があるので、特に強烈なカードの絵柄だと、心に刻印されてしまいがちで、自らがカードによる示唆の現実を引き起こしてしまうことは往々にしてあります。
逆によいことは、プラスや明るい予想が出た時は、安心感が出ることで、また、人によっては、たとえ占いで悪い結果であったとしても、薄々わかっていたことならば、通常知り得ない情報から、自分の感じていたことが知り得たことで、納得感が増して見切りがつき、次の行動が早くなることもあります。
それに、運気的な占いでは、いわゆる運気の流れ、情勢というものがわかりますから、波に乗るべきか、控えるべきかなどのタイミンク的なものもわかりやすいです。
それで、それを踏まえたうえで、今回の新型肺炎について、今後の日本での傾向と対策をテーマにカード占ってみたところ、悲惨なことにはならないだろうことがうかがえましたので、まずは、異常な不安を覚えている人は、気持ちを落ち着かせていただけたらと思います。
と言っても、このまま何もしないわけにはいかず、対策のやり方によっては、流行の拡大も懸念される暗示はありました。
対策の鍵は、意外に身近なところや基本にあり、誰もが思う当たり前のことをしっかり徹底してできるかということ、もうひとつは、政府や組織の体制の組み直し、末端まで指揮・情報の開示、徹底だということです。
おそらく、思ったより早く、治療法などの対策は出るのではないかと予想されますし、そうでなくとも若い世代の活躍や、新しい方法が考え出されて拡散が収まっていくようにも思います。ただ、先述しましたが、そういうのを期待して、ただ楽観するだけではだめだと思います。
「正負の法則」のディマティーニ氏によれば、すべてのことは、よいことと悪いことは等分で、完全にバランスが取れていると言います。
今回のことはかなりネガティブな世界的な事件ですが、それに見合うほどの、よいことも発生しているのです。
さて、スピリチュアルの世界では、自らの(真に)思うことが叶う世界だと言われます。(引き寄せの法則)
とすれば、極端なことを言えば、この新型コロナウィルス感染症のない世界、感染しない自分というものを完全に思うことができれば、それは実現されることになります。パラレルワールド風に言えば、この感染症のない世界、あっても問題のない世界に移行した自分ということです。
しかし、これは、その段階まで悟っている人、心がクリアーになって、完全な信じ込みや確信がある人にできる技です。
そういう人は、もはや普段から、日常的な、あるいは一般の人が抱く不安と、それによって生まれる(引き寄せる)実現の世界を超越する「心のシステム」が確立している人だと言えます。
多くの人に発信している、影響を持つカリスマ的なスピリチュアリスト、成功者のような人は、これができている人が(完全ではなくても、自信をもってやっている人が)多いと想像されます。
ですが、その段階に至っていない普通の人、もしくは、そうした心の傾向ではない人(不安の高い人、心配性の人など)は、発信者のやり方そのものでは難しい場合があるのです。
スポーツ選手に例えればわかると思います。
名選手がコーチや監督をしても、必ずしもうまく行かないのは、名選手自身では常識であり、メンタル・魂的にも生まれた時からの傾向で、普通にその名選手が思ってやってきたことというのが、一般的な選手にとっては非常識であり、理解を超えているところがあるわけです。
よって、レベルや段階、もしくは、その人個人に合った方法が必要なのです。この現実世界は個性の世界(一人ひとり違う世界)とも言えますから、共通する概念や大枠的な方向はあっても、細かな方法・具体策は、一人一人異なることが普通です。
ということで、スピリチュアルや精神世界に関心のある人の中ては、今回の感染症の件でも、自分の心の状態が大事だと信じ込み(それは間違いではないのですが)、感染症のない世界をイメージしたり、まったく情報を遮断して、なかったことにしてしまったりする方法、または、「楽観的に思えば、現実も楽観的なことで終わる」として、無為無策に、のんきに構える方法を取る・・・みいなことをしていても、逆に不安がどんどん増幅してしまったり、正しい情報が得られず、いざという時に慌てたりしてしまうことになります。
要するに、自分はどうすれば本当に安心(安心はできないでしょうが、落ち着いたり、冷静になれるかということ)できるかを考え、行動するということです。
それは情報を遮断することでもないでしょうし、デマを信じることでもないでしょう。他人のやり方が自分に合うとは限らず、一般論はあっても、個別での状況も違います。
自分の心が安心したり、明るい気持ち、少なくとも、悲観や悲嘆にくれたりしないようにするため、心を無理矢理、理想の現実にするよりも、事実を見て、情報を入れ(正しく知り)、準備と行動をしていくことで、心が落ち着くケースがあるのです。(パニックの行動とは違うので、注意が必要です)
そして、多くの人が今後の予想イメージで整理がついたり、希望が持てたりすることによって、ますます心は明るさと落ち着きを回復してきます。
だいたい、今の不安な状態を招いているのも、中国政府の初期の情報遮断・隠蔽、WHOや日本の政府、その他行政など、本来すべきことが、変な忖度、楽観、情報の誤った分析と準備不足・対応による結果であるわけで、今現在は、人々の先々のイメージに、ネガティブなことしか想像できなくなっており、それがさらに現実を悪くする世界に移行させようとしています。
重要なのは、今後の希望や収束イメージが持てる、計画性・先見性、それに伴う実際の行動です。(マルセイユタロット、「女帝」と「皇帝」)
陰謀論ではありませんが、さすがに、今回の件では、皆さんも、日本はもとより、世界がおかしいことに気がついてきたでしょう。
一言で言えば、人が人であることが軽視されていて、もっとも大切にされているものが、国や政治、世界を動かしている者たちの間で、なぜか人ではなく、別にあることです。
霊性の堕落でもあり、欠落でもあり、逆に言えば、私たちに、真に大切なものは何か、失われていた心や魂、霊性を取り戻させるきっかけになるかもしれません。
心が現実を引き寄せるのなら、その心が安心し、落ち着き、明るくなるための、現実の行動、情報収集、訴え、運動も、時には必要でしょう。
ただ祈っていれば(祈りはよいものですが)、自分の事態が変わる可能性は現実的に低く、自分の心を変えるための「働きかけ」のほうが、先に求められることがあるのです。
おそらく、これも、「共生」と「真の自立」ということが、深くには、テーマとしてあると思います。
共生や助け合いと、自立は相反するようですが、高いレベルでは調和されるものです。一人一人が自立し、そして共生できる社会が望まれます。
マルセイユタロットでは、自立は「戦車」が表し、高次では、「神の家」が象徴します。そして共生的なものとしては、ふたつの壺を持つ女性的なカード、「節制」と「星」で強調されるでしょう。(実際に、これらのカードは出ていました)
試練ではありますが、やはり、大きな流れとしては、私たち人類の転換が始まっているのだと感じます。
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