タロットリーディングの3階層 

カモワン流のタロットリーディングには階層が存在します。


これは同じ絵柄と展開でも、何通りもの読み方ができるということと同じです。


それは大まかにわけて次の三つに分けられると考えられます。


1.現実・実際レベル

2.精神レベル

3.霊的(超越)レベル


これを例えで示してみましょう。


ある人がパートナーとの出会いを求めているとします。

そしてタロットを展開すると、中心的なカードに、「星」のカードとその視線の先に「神の家」が出たとします。

1レベルの読みでは単純に「星」の意味から、「集まり」など出会いの機会を増やすという読みができます。

そうすると、「神の家」の絵柄にあるように一目惚れ的な出会いが待っているかもしれないと解釈できます。

2レベルではさらに心の分野まで入り込み、クライアントの心理をカードによって分析します。

「星」と「神の家」が並んでいるところから、もしクライアントが女性ならば、女性性を意識すること、男性(「神の家」が象徴します)との対抗意識を流すこと、父親(これも神の家が象徴)との確執があるのなら、それも解消することなどがリーディングできます。

もしクライアントが男性ならぱ「神の家」を自分自身として見立て、女性を恐れず、また軽視もせず、男としての自信とプライドを持つことがカギとなるとも読めます。

これが3レベルになってくると、かなり読み方が変わってきます。

「星」の女性は妊娠しています。ということは、パートナーになる人はまだお腹の中なのです。

実際には赤子というわけではないのですが、まだ恋愛や結婚の対象にはない年齢であるかもしれませんし、とにかくあなたの相手となる状態にまだなっていなく、象徴的に「種子」の段階だということです。

これには「神の家」の雷が必要であり、雷に打たれることで急激な成長や脱皮(これらは「星」の絵柄にある蛇の象徴などからもリーディングできます)が促され、あなたの相手として目の前に登場するのです。

今は出会っていても気がつきません。出会う段階ではないのです。しかし可能性としては現在進行中です。そして出会うためには三段階の道程が必要です。

これはあくまで一例ですが、1,2,3レベルの違いを示してみました。


3のリーディングを行うには、知識的にもタロットの象徴に習熟しておくことと、さらにはタロットの霊とのコンタクトやタロット瞑想などを通じて、通常の意識を超える経験が必要でしょう。私自身もコンスタントにできるわけではありません。


とはいえ展開方法によっては、1,2,3のそれぞれの読み方に適したものがあるのもカモワン流の特徴といえます。


しかし必ずしもそのレベルの読みに、展開によって達することができるという意味ではありません。


それでもある展開方法を試みることで、何もしないよりかは1から2、そして3への意識の移行がしやすくなるのは事実です。


とにかく、カモワン流でタロットリーディング行う人は、理想としては自分の中に3のレベルを意識しておくべきでしょう。

理想は最高のものを見ていないと、現実に現れるのはさらに劣化したものになるからです。

コメント

  1. 勉強になりますm(__)m
    クライアントさんの年齢によっても解釈の仕方が違ってくるのかもしれませんね
    宮岡先生はどのようにタロット瞑想をしているのでしょうか?
    皆さん、個人個人で違うのでしょうか?
    教えていただけると勉強になります。

  2. >こまち姉さんさん
    タロット瞑想は方法はいろいろとありますが、私の場合は、カードを実際に目の前にしてやる方法と、カードなしで、日常の中で感覚をずらしてタロット思考するということをしています。
    ただ簡単な方法とレベルなら問題はないですが、一人で瞑想して深く世界に入り込むのは危険なこともあるようです。私自身は責任をもって他人に指導するレベルにはないことを自覚していますので、タロット瞑想講座はしておりません。
    けれども、遠回りなようですが、タロットを使い続けることにより、自然なタロットによる変性状態によって、時間はかりますが、タロット瞑想をするのと同じような効果があるとも考えております。

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