セルフリーディングのコツや方法

タロットの活用の大きな面に、タロットリーディングというものがあります。

タロットでビジネスを考えている人は、タロットを引いて、他人に困っていることや悩んでいることのアドバイスを行うというスタイルがあり、そのほとんどがタロットリーディング、タロット占い、タロットコーチングというようなものになっているでしょう。

話しはずれますが、これから先、タロットを使ったビジネスという意味では、ほかの方法も出て来ると思いますし、それを考える事がビジネスチャンスになるのかもしれません。

もっとも、私自身は、(拡大・成功)ビジネス的なものにはほとんど関心がないので、お布施的(苦笑)にいただく形で、タロットをやっているところではあります。

ともあれ、ビジネス(営業)的にタロットリーディングをしようとすると、どうしても対人リーディングになりますが、一方で、純粋に自分自身に活用したい場合、リーディングはセルフとなり、自分の問題をタロットで引いて読み、何か決断したり、指針をもらったりします。

占いのケースでは、自己(自分)占いとなり、占い世界ではよく言われることですが、自分占いはなかなか難しく、だからプロの占い師でも、他人に占ってもらうということがあります。

タロットリーディングでも同様で、自分でリーディングするのは困難な場合があります。

その理由は、自分事なので客観的に読みにくいというのが最大のものでしょう。

特に、自分の問いでも、重要で関心が深いものほど難しくなります。また、自分以外にも身内とかパートナー、恋愛相手のことなどになると、これまた素直には読めないケースがあります。

つまりは、主観、自分の気持ちが入り過ぎるほど、タロットリーディングは難しくなるという仕組みです。

ということは、逆に言えば、自分のことでも、より客観的になれる方法を取ればいいわけです。

これが理解できれば、セルフリーディングのコツや方法は、タロットを学習して他人を読むことができる人ならば、自分で何とかすることが可能でしょう。

私から少し紹介しますと、

1.タロットに明確な意味を最初から付与しておく方法

2.正立のみの展開で、その象徴性で純粋に判断する方法

3.リビジョン的なリーディングで行う方法

を挙げておきます。

1は、特に決断を要する時に使えるもので、引くタロットに、最初からそれぞれに良し悪しのランクとか、意味をつけておくというものです。まあ吉凶占い、おみくじに近いです。

初めからタロットの意味に良し悪しのランクを付けているわけですから、引くと一目瞭然、いいカードが出ればOK、悪いカードが出ればダメみたいなことがわかりやすいです。

2は、なまじ正逆の位置を取るから、余計判断に迷うということがあるため、ならば正立しか出さない展開法を採用して、正立のみで解釈するというやり方です。

正立ですから、変に逆向きの読みでよくありがちな、ネガティブなことが排除されやすく、自然とポジティブか中立的に読むことが可能になります。

セルフリーディングの場合、極度に悲観的、ネガティブに読むことがあり、それを避けることで、かえって中立的になるので、客観性が出るのです。

というのは、問題や問いというものは、だいたい、ネガティブなものと関係したり、そういう発想がよぎりがちになったりするので、少々ポジティブに読むほうが、中立性に近くなるケースが多いと考えられるからです。

3は、普通、タロットリーディングというのは、質問があって、その問いに関係した意味とか内容を、タロットに当てはめて解釈するのですが、リビジョンリーディングの場合、これとは逆で、タロットから自分に向けて問う(タロットから問われる)という形になります。

言わば、タロットのテーマ化、あるいは人間化で、一枚一枚が、そのカードに適した性格の人間だと思って、そのタロット人間(精霊としてもよい)から自分が何か言われていると思うようにします。

たとえ、自分に問いがあっても、その問いよりも、タロットから向けられる感覚(想像上のコミュニケーション)とでもいうもの、または、そのタロットカードそのものにあるテーマが重視され、結局、自分の質問より、タロット自体を中心にすることで、まるでタロットと会話するかのようになり、やがて自分の持っていた問いに対する答えもわかってくるという形になります。

ほかの方法も、もちろん考えられますし、上記で記した方法の、それぞれの具体的やり方なども、講座で話しております。

今回ご紹介したものは、マルセイユタロット以外でも、あるいは、タロットカードとは別のカードであっても、カードに意味を解釈することができるものであれば、有効になります。

タロットをある程度学び、使われている方ならば、今日述べたことをヒントにすれば、セルフリーディングはオリジナルな形でも、きっと可能になるでしょう。お試しください。

まあ、逆説的になりますが、長年、タロットをやってますと、最終的には、自分自身のことで、何かをタロットで決めようとは思わなくなってくるのが不思議なところです。それについては、またいつか書いてみたいと思います。

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