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タロットマンダラの使い方

今日はカモワン版マルセイユタロット(通称カモワンタロット)特有の、「タロットマンダラ」と呼ばれる絵図についての話です。


このブログでも何度も登場しているタロットマンダラですが、習い始めの頃は「そんなに重要なものなの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。


ですが、カモワンタロットをやればやるほど、このマンダラのすごさに気がつきます。


しかし最初の時分は一枚一枚の意味を理解するだけで大変なので、ましてや22枚がそろっている絵図の特別な関係などを考察するまでの余裕がないというのが正直なところかもしれません。


初級者はマンダラの横のつながり(タロットの数の順番)を追うことに注意を向けます。もちろんそれは大切なことです。タロットマンダラは本来、数の順番と道筋に重要な意味が込められているからです。


それでも、慣れてくれば、マンダラを縦のラインで見ていくことをお勧めします。


つまり、タロットの数でいえば「1,8,15」「2,9,16」「3,10,17」「4,11,18」「5,12,19」「6,13,20」「7,14,21」という三つのグループが7つということになります。


それぞれに共通したテーマがあるのです。


では実際に、先日書いた記事をもとに、このラインにあてはまることをお見せいたしましょう。


まずこの記事 を開いてください。


記事はタロット講座のタイプをお話したものです。タロット講座の学習形式ですね。


ここで分類されているものは、「1.マンツーマン 2.友人同士 3.面識ない人たちが複数」というものです。


タロット(大アルカナに)において「講義」や「セミナー」「講演」を色濃く象徴するのは「法皇」です。そこで、タロットマンダラにおいて「法皇」のある位置の縦のラインに注目します。


すると上に「吊るし」、さらにその上に「太陽」があることがわかります。それぞれ描かれている人物を見ますと「吊るし」は一人で吊るし状態の人、「太陽」は仲間のような二人の人物がいます。


出だしの「法皇」も人物として見ると、「話をする一人の人物とそれを聞くその他複数の人物」という図式が発見できます。


これらを先述した「タロット講義の分類」に当てはめますと、「法皇」は3になり、「吊るし」は1、「太陽」は2になることがわかると思います。


結局、タロットマンダラの「法皇」の縦ラインによって講義形式も象徴されていたのです。


こうやってマンダラを活用していくと、あらゆるものがマンダラに表されていることがことがわかってきます。


そして逆にマンダラを見れば、物事をうまく整理したり、見えない法則を推測したりすることができるようになるのです。


占いを学び、自信をつける。

今まであまり目立たない人生だった。

これまで人から評価されたことがほとんどなく、自信が持てない。

大それた意味ではなく、人の役に立ちたいと思っているけれども、自分にはそんな力はない。


そのように感じていらっしゃる方はいませんか。


もしかすると、そんなあなたはタロットを学ぶとよいかもしれません。


まず占いができるようになります。


それがどうした? それが何か?と思うでしょう。


でも「占い」と言ってもバカにはできません。


「占い」はいわば、われわれの意識している日常のものとは異なる知識と体系であり、百歩譲ってそんな代物(知識体系)ではないとしても、普通の人が知らない観点と感性を持つことができます。またパフォーマンスとしての要素もあります。


つまり、「占い」ができるだけで、他人とは違うある種の個性を持つことができるのです。


また男性には偏見があるかもしれませんが、女性は占いにはあまり抵抗がありません。それどころか占いをうまく利用して、自分の人生に有意義に活用されていらっしゃる方も多いです。


となれば、もしあなたがタロット占いができるということになれば、みてもらいたいという女性の方も出てこられるでしょう。


何も最初からプロとか見知らぬ人が占えるようになることを目指さなくても、普通に趣味として身近な人を占えるようになれば、自ずと注目されるのです。


そして、タロット占いに親しめば親しむほど、あなた自身も力が増してきます。


「へぇー、すごい、こんな(占い)ことができるんだ」「なんでそんなことわかるの?」「アドバイス役に立ったよ」 こんな言葉がかけられるようになると、きっと自信もつくことでしょう。


もちろんそれはタロット(占い)の力もありますが、あなたが学び、実践して「人を占った」結果であることに間違いはありません。これはあなた自身の行為なのです。

最初は「占い」自体の評価から始まるとしても、やがては本当にあなた自身の評価と自分の自信へとつながっていきます。


なぜなら、少しずつでも人から評価されるようになると、それは自分の力となってほかの面でも今までより強く生きられるようになっていくからです。


現代人は本当にあまり人から賞賛されたり、いい評価をされることは少ないのです。それだけにひとつの技術や知識の側面からでもよい評価を受ければ効果は大きく、トータルなもの(人間としての自信)へと変容させていくことも可能となります。



そして自分が強くなればなるほど、また占い自体も強くなり、人によい影響を与えられるようなものに変化していきます。その時は本当に人助けというレベルになっているかもしれません。


気がついてみれば、占いをきっかけにして、あなたはまるで今までの自分とは違った人間に変わっているでしょう。


占いという特技をもって、自分に自信と個性をつけていきませんか。


目に見えない転機にタロットを。

女性の場合、子供も手がかがらなくなって一息ついた時、ふと家族(家)中心だった視点から自分自身を見つめるようになることがあります。


男性も仕事を定年退職したり、リストラや転職などで「社会」から一時的に切り離されたように感じた時、やはり自己を見つめようとします。


面白いもので女性は家族(内)から外へという時間が得られた時、反対に男性は外(仕事・社会)から内に入らざるを得なくなった時、改めて自分と向き合うことが多くなるともいえます。


ただもう今の時代は、そうした区別はなくなってきているかもしれません。


それとはまた別に、男女に関係なく転機は誰にでもやってきます。それが他人から見てもわかるような大きな出来事や悩み事であることもありますが、意外に傍目からはまったくわからない状態でも転機が訪れていることもあります。


例えば、


今までバリバリと仕事をこなしてきたけれども、理由もないのに空しさを感じたり、将来に漠然とした不安を感じたりするようになった。


自分は本当に今の仕事・相手(パートナー・配偶者)のままでいいだろうかとふと考えるようになった。


生活スタイルを変えてみたいと何となく思うようになってきた。


大した理由もないけれども、引っ越しがしたいと思っている。


もっと別の生き方がふさわしいのではと思う自分がいる。


ソウルメイトがいるような気がしてならない。


目に見えないことが気になるようになってきた。


何もしていないのに、人間関係が変化してきた。


過去のことが気になって仕方がない。


同じような夢をよく見る。


偶然のような同じ出来事、同じものに出会っているような気がする。


時間がとても速くなってきたように思う。


うつ病ではないのだが、何をしても楽しめず、どこにいても自分の本当の居場所でない気がする。


・・・などなど。


このような時は、表面にはまだ出てきていない、あなたの内面や奥深くのものが感じ取っている「転機」を示している可能性があります。


あるいは今のままのあなたの殻が破られようとしている兆しともいえるかもしれません。


一見不安や闇のようでいて、大きな変化と成長のきっかけ、タイミングが示唆されているともいえるのです。


ただ何をどうしていいのかわからないというのが正直なところだと思います。それは内面にあり、目に見えない心や精神の部分でもあるからです。


それを表に映しだし、整理していくことのできるひとつの方法がタロットです。


暗中模索、漠然とした状態のあなたに一筋の光明や出口をタロットは与えてくれるかもしれません。


ちょうどそれは、カモワン版マルセイユタロットでは「月」から「太陽」、「隠者」から「運命の輪」、「恋人」から「戦車」のどれかとして表される現象でもあるのです。


タロットと国

以前に タロットを実際や物語の人物に当てはめて考えてみることをお話しました。


もちろん人物だけではなく、事柄に当てはめていくことも大切で、リーディングにも役立つますし、タロットの学習効果を高めるものです。


さて、そんな「当てはめ」なのですが、身近なところでは「国」をタロットで考えてみるのも面白いものです。


例えば「アメリカ合衆国


皆さんはどんなカードを思い浮かべますか?


一般的には「戦車」がイメージされるようです。(マルセイユ版)


戦車のカードは勇ましい人物が、馬車(戦車)に乗って堂々と進んでいるように見えます。上を覆う天蓋には、星が描かれています。


このようなところから、戦い、勝利、世界をリードしている、星条旗・・・などかイメージされて「アメリカ合衆国」と想定されてくるわけです。


ただこれは、もしかすると若干古い姿の「アメリカ」かもしれません。


例えば今は中国が結構台頭してきており、様々な分野で国際的にも影響力を強めています。また中国(中華人民共和国)の国旗にも星が描かれています。ですから「戦車」は中国だとイメージする人もいらっしゃるでしょう。


この時、単純に絵柄から連想する場合と、タロットの意味や象徴を深く理解してイメージするのとでは、また国の当てはめ方も違ってくる場合があります。


後者の場合は、タロットを通してその国と奥深くつながってくる可能性があります。


なぜなら国や地域にもにも、いわゆるその「象徴体」や「精神体」のようなものが存在するからであり、それとタロットが結びつく仕組みがあるからです。


国に宿って息づく心といいますか、国を人間化したものといえばわかりやすいかもしれません。このような目に見えないある種のものを、タロットは普遍的に関連させていくことができるのです。


この作業が深化していくと、国の行く末や盛衰、意図といったものも推測できるようになるかもしれません。それは国を体現する人物と直接会話するようなものだからです。


ともかくも、タロットを習っている人はいろいろな国や地域をタロットで当てはめてみてください。それ自体が訓練になります。


さて、ところで日本はどのカードになるでしょうか。


タロット講座、どのタイプを選ぶ?

明日から二日間四国高松にタロットの講座に参ります。


受講生の皆さん、またお会いできることを楽しみにしております。


さて、皆様の中にもタロットを学びたいけれども、自分にはどんなスタイル(学び方、講座タイプ)が向いているのかわからないといった方もいらっしゃると思います。


まず私の行っている例でいいますと、マンツーマンの個人教室と複数の人数で行う講座とがあります。


複数の人数でとは言っても、友人同士のような最初からの知り合い同士のものと、普通のセミナーのように、個人個人で申し込まれて集まった見知らぬ方々で行われるものとがあります。


また場合によってはコアな知人同士をベースにして、さらに他の知らない方も入って学ぶというスタイルもあるでしょう。


とりあえず分類として、


1.マンツーマン

2.友人同士

3.面識ない人たちが複数


という形式を想定します。


1のよい点は講師と一対一なので、たとえカリキュラムは決まっていたとしても、自分用に臨機応変に教えてもらえるところです。質問も自分だけで独占できますし、講師側としてもその人に応じた理解・進度を適切に調整できることにもなります。


またマンツーマンだと時間も融通が利くことが多いです。集団の講座ですと日にちと時間が最初から決まっていることがほとんどですから、急用で欠席もやむなしということもありえます。しかしマンツーマンならその辺りの変更も割と自由です。


対して3の通常セミナー形式ですと、なんと言っても他の人がいるので、特にタロットの実践練習では様々なケースを見ることができ、相手との交流も深まります。時には新しい友人としてつきあいが始まることもあるでしょう。私が常々語っている「趣縁 」効果です。


日時も最初から決まっているので、逆に参加意識と学習モードへの切り替えが高まるということもあるかもしれません。


ただ中には参加者で馬の合わない方もいて、不快な気分を味わうこともないとは言えません。また周囲に遠慮、あるいは時間的流れと制約の中で十分に質問ができないということもあり得ます。


2はその中間で、ある程度自由が利きつつ、仲間で学んでいるので、複数の視点やケースも観察することができるという特徴があります。何よりも最初から楽しい雰囲気でしょう。しかしその分、馴れ合いになりやすいという欠点もあり、聞き漏らし(友達に聞けばよいとか)や、真剣さに欠けることもしばしば生じたりします。


結局は、自分の目的と得意な学習のタイプによって選択すればよいと思います。


例えばタロット占い、タロットリーディングのプロ(タロット専門ではなくても、タロットリーディングを提供してお金をもらうという場合も含む)を志向しているか、最初は趣味でいいと考えているか、あるいはタロットを知識として学びたいかなどによって違ってきます。


そしてこれまでの他の学習においても、少人数や一対一のほうが習得しやすかったか、反対にたくさんの人がいたほうがやりやすかったか、などふり返ってみるとよいでしょう。


他人とのコミュニケーションが苦手ながらも自分を見つめるため、あるいは変えたいために、マンツーマンをもってタロットを学ぶという方もおられます。これは他人をリーディングするというより、まさに自分を変えるためのタロット学習といえます。


時間的なことも選択基準になります。速く技術を習得したいか、じっくりとほかの人のものも見ながら学びを進めていきたいかにもよります。マンツーマンは前者、複数は後者に適しています。


それに、マンツーマンと集団のそれぞれの長所・欠点はあとで補うことも可能です。


例えばマンツーマンで学んだあと、タロットの勉強会に参加すれば複数のリーディングケースを観察でき、人と交流することもできます。


逆に複数人数での通常セミナーで学習したあと、自分の弱点や理解が今ひとつな部分をマンツーマン講義によって補ったり、発展させていったりすることもできるのです。


マンツーマンは講師によっては受け付けていないところもあります。また逆にマンツーマンしかされない方もいらっしゃいます。北斗神拳・一子相伝ではないですが(笑)、自分流の秘儀・テクニックみたいなものをお持ちの占い師の方などに結構あるようです。


ちなみに私はどちらでもOKです。(マンツーマン枠が少しずつ埋まりつつあるので、検討している人はお早めにお問い合せください)


どちらにしても、いきなりの講座学習は不安だという場合は、私もやっていますが、体験会や入門編みたいな短時間のセミナーに参加して判断するのもよいでしょう。講師やタロットとの相性は大きいものがありますから。


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