タロットと国
以前に タロットを実際や物語の人物に当てはめて考えてみることをお話しました。
もちろん人物だけではなく、事柄に当てはめていくことも大切で、リーディングにも役立つますし、タロットの学習効果を高めるものです。
さて、そんな「当てはめ」なのですが、身近なところでは「国」をタロットで考えてみるのも面白いものです。
例えば「アメリカ合衆国」
皆さんはどんなカードを思い浮かべますか?
一般的には「戦車」がイメージされるようです。(マルセイユ版)
戦車のカードは勇ましい人物が、馬車(戦車)に乗って堂々と進んでいるように見えます。上を覆う天蓋には、星が描かれています。
このようなところから、戦い、勝利、世界をリードしている、星条旗・・・などかイメージされて「アメリカ合衆国」と想定されてくるわけです。
ただこれは、もしかすると若干古い姿の「アメリカ」かもしれません。
例えば今は中国が結構台頭してきており、様々な分野で国際的にも影響力を強めています。また中国(中華人民共和国)の国旗にも星が描かれています。ですから「戦車」は中国だとイメージする人もいらっしゃるでしょう。
この時、単純に絵柄から連想する場合と、タロットの意味や象徴を深く理解してイメージするのとでは、また国の当てはめ方も違ってくる場合があります。
後者の場合は、タロットを通してその国と奥深くつながってくる可能性があります。
なぜなら国や地域にもにも、いわゆるその「象徴体」や「精神体」のようなものが存在するからであり、それとタロットが結びつく仕組みがあるからです。
国に宿って息づく心といいますか、国を人間化したものといえばわかりやすいかもしれません。このような目に見えないある種のものを、タロットは普遍的に関連させていくことができるのです。
この作業が深化していくと、国の行く末や盛衰、意図といったものも推測できるようになるかもしれません。それは国を体現する人物と直接会話するようなものだからです。
ともかくも、タロットを習っている人はいろいろな国や地域をタロットで当てはめてみてください。それ自体が訓練になります。
さて、ところで日本はどのカードになるでしょうか。
こんにちわ!いつもありがとうございます。
曼荼羅タロットを見渡して、これかなと
思うのは12番の吊るしでした。
>terimuさん
なるほど、「吊るし」が日本ですか。なかなかユニークかもしれませんよ。でも面白い意見だと思います。