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占いでもない、セラピーでもないタロットの楽しい使い方

タロットって聞くと、まずは占いとイメージする人が多いですよね。


それからちょっと詳しい人になってくると、自己分析とか自己実現のツールとして心理的・スピリチュアル的にも使えることを知っています。


まあ、このブログはそれを中心として書いているわけですが。


しかし、タロットは特にヨーロッパではもうひとつの使われ方が一般的とも聞きます。


それは・・・タロットをゲームの道具として使うというものです。


いわばトランプ(プレイングカード)みたいなものですね。


そもそもトランプはタロットと縁が深いといわれており、どちらかがその元になっているという説もあるくらいです。


トランプという言葉も本来は「切り札」という意味で、プレイングカード(私たちのいうトランプ)のうち、まさに強い切り札となる特定のカードのこと指していました。


そしてタロットでもトランプ(切り札)に当たるものがあり、それが大アルカナのカードであることもあれば、「愚者」一枚を意味することもあります。


タロットでも切り札があるのは、奥深くには大アルカナの重要性と愚者の特殊性にあるといえるのですが、単純には先述したように、ゲームとして切り札のカードが必要であり、機能するからです。


タロットになじむ方法として、もしかすると最良なのはゲームなのかもしれません。


個人的にはタロットがゲームとして流布したのは、ある意図があったのではないかと推測していますが、それはここでは述べないことにします。(タロット講座やタロットお話会などでは説明しています)


ひとついえるのは、ゲームというものは単に遊びの要素だけではないということですね。あと、ゲームだからこそ広まるということもあります。ヒントは「手品師」のカードです。


で、私のほうもまた違った形でタロットに親しみたいため、タロットゲームを体験してみることにしました。


タロットゲームも国によっていろいろな種類があり、使われるタロットも様々みたいです。


ただヨーロッパではポピュラーなタロットゲームですが、なかなかにどれもルールは複雑なようです。文章の説明だけではわからないところが多いのです。


ということでフランス人の(日本語のできる)方にタロットゲームを教えてもらうイベントに行くことにしました。


タロットを使ったゲーム、私自身とても楽しみにしているところです。


まじめタイプと自由タイプ。

長男(長女)・次男(次女)タイプといいますか、漫画やドラマなんかでも、誠実でまじめなAさんと、その友人でちょっと型破りで自由人というような図式はよくありますよね。まあ、秀才タイプ天才タイプみたいなパターンともいえます。


で、たいてい、まじめなタイプの人はいつも完璧だったのが、ここ一番で失敗をおかしたり、実は暗いネガティブな問題を抱えていたりしますし、一方の自由タイプの人は、普段はいい加減なのに、裏側では結構まじめで努力家という面をもっていたりしますよね。


もうひとつおまけに、この両者がともに同じ好きな異性がいて・・・で、最初はともかく、結局好き合うのは後者の自由人タイプの人という結末がお約束(笑)みたいになっています。


女性側のストーリーだと、何でもできる女性的で優秀な人より、欠点だらけでドジだけど明るくがんばる女の子がイケメン・ハンサムくんから愛されるというお決まりの王道でしょうか。(笑)


まあ、これらは何を示しているのかといいますと、人間、欠点を最初から見せていたほうが魅力的にみえる(ある意味、楽である)ということですね。


普段からまじめで完璧主義を押し通していますと、ほんのささいな間違いや失敗(と自分で思うもの)をやらかすだけで「えー、あの人が、信じられない!」とか、自分でも「こんなはずでは・・・!」と失敗の事実以上に悪い方に拡大解釈(印象の拡大化が)されてしまうのですね。


逆の場合は、「まあ、あいつのことだから・・・」と失敗しても笑ってすませてもらえますし、反対にちょっといいことをすれば普通以上に評価されることもあるわけです。


理不尽ですよねぇ。。。実は私もこういう物語を見ながら、自由タイプの主人公の活躍よりも、まじめタイプの悲哀をいつも感じていました。まあ、私がまじめタイプだからにほかなりませんが。(^_^;)


期待を背負って一生懸命がんばっているのに、天才タイプにはかなわないし、時には好きな人にふられたりもする悲しい役回りですよね。

そうかと思うと、やたら根性と努力(そして友情)で天才を超えていくというスポ根的な物語も日本には多くあります。

タロットでいえば「愚者」が自由人タイプで「正義」がまじめタイプ、そしてもともとの天才や、カリスマ的な存在は「悪魔」といえるでしょう。

日本で自由タイプとまじめタイプが比較されて、自由タイプが魅力的に主人公として描かれるのは、心の奥底で皆、自由タイプを欲しているからだと考えられます。つまり逆にいうと、まじめタイプで生きている人が多いということです。

また努力・根性もので成功していく物語も、これの裏返しといいますか、根は同じといえます。ようするにもともとの才能よりも、特段優れているわけでもない一般人でも、努力すればやれるのだということであり、まじめタイプを評価したいのです。

人は確かにある程度のタイプや個性は明確に出るものではありますが、もっとつきつめれぱ実は誰しも「自由タイプ」と「まじめタイプ」は一人の中にもっているものといえます。

環境や生育、生まれた時から持つ資質によって、自分の中の「ある特徴」が色濃くは出ますが、決して他のタイプがないというわけではありません。

それがタロットでいう大アルカナ22枚の元型です。

先の例でいえば、「愚者」も「正義」もあなたの中に存在しているわけです。

とかく「愚者」が人々のあこがれとして評価されがちですが、それは多くの人が正義的なことをよしとしている社会や生き方になじんでいるからです。そうでなければ混沌とした社会になってしまうこともあります。

どちらがよくてどちらが悪いというものでもないのです。

「正義」の人はそれが強すぎると、一時的には社会から評価を与えられますが、自分自身を生きるのにはいずれ苦しくなってきます。

反対に「愚者」が強い生き方をすれば、社会からは一般的に排除されがちですが、時としてものすごい評価を受けたり、革新者として悪魔のようなカリスマとしてもてはやされることもあります。

大切なのは自分の中の「正義」や「愚者」を見ていくことです。「正義」の人にも「愚者」います。それは社会と離れた関係の際に立ち現れてきます。

たとえば環境の変化、病、恋愛、留学、旅、自分一人になった時などの危機や変動、それまでの日常から離された時空に投げ込まれた時です。

こういう状況はチャンスです。「正義」のあなたにも「愚者」がいることを認められるからです。

ただあなたに長年貢献してきている「正義」のペルソナ(個性)も、それはそれでとてもよい「やつ」なのです。あなたと社会をつなぎ、他人からの評価を得るために、いわばあなたを守護してきたともいえます。

けれども、それが強すぎて、ほかのあなたの個性を正義の剣で殺してしまっていないか確認してみましょう。

そして誰かの評価を受けるための正義ではなく、自分のための正義として今度は転換していくことをお勧めします。

何も完全に「愚者」タイプになる必要もないですし、「正義」をやめることもないのです。すべては自分の中にあり、バランスよく、ほかの部分も認識して登場させながら、自分自身の統合を再度図っていくことに価値があるといえます。

そのためにタロットがあると言っても過言ではないでしょう。


出口や突破口はある。

八方ふさがりという言葉があるように、もう何も手立てはない、万策尽きたように思えることがあります。


そのような場合、確かに「やるべきことはやった」「考えられることはすべて考えた」と感じていることでしょう。


しかし、たいていは起こっている問題状況が深刻、あるいは問題に翻弄されているため、一種のパニックになって落ち着いた時ならば見えるものも、実は見えていないということもあります。


ところで、タロットには「吊るし」というカードがあります。


「吊るし」(マルセイユ版)は二本の柱の間の木に、人物が逆さまに吊られているかのように見えるカードです。(本当は吊られているのではありませんが)


この「吊るし」も問題状況においては、苦しい閉塞的な状態だと読めることもあります。(通常は安定性や落ち着きも意味します)


そう見ると、手は縛られ(手は見えていませんが後ろ手で見えなくなっています)、顔まで苦悶にゆがんでいるようにも感じられてきます。(逆位置にすると余計そう感じられるから不思議です) まさに八方ふさがりです。


ところが、よく見ると「吊るし」の人物の頭(吊るし状態の逆さまの姿勢が正立なので注意)の方向は木に囲まれていませんし、地面があるようでいて土は見えていません


ということはひとつの方向には出口があるとも考えられます。


それは逆さまになったからこそ見えてくるものであり、また落ち着きや冷静さ、一種の諦観(高次のあきらめ・手放しの心境)状態になればかえってわかってくるということも「吊るし」は表しているのかもしれません。


ですからもうダメだと思っていても、必ず突破口はあると吊るしを見ながら考えてみてください。そもそも吊るし状況(苦境)自体が大きな意味では解決につながっているということもあるのです。


映画「ショーシャンクの空に」では、主人公があきらめず刑務所からの脱出ほか、自分にふりかかった苦難を克服していきました。 


また先日のチリの落盤事故で閉じこめられた33人の方も、ひとつの穴が通じていたために最終的には命をつなぎとめることができて、救出に至りました。


それから八方ふさがりという状況ほどではないにしても、何か自分のこれまでの知識や感覚では解決しない問題、煮詰まってしまっている事柄、スピリチュアルな観点からの考察などが必要ではないかと感じはじめている方にも「吊るし」は示唆を与えてくれます。


そう、「吊るし」はいわば日常に対する「タロット」であり、問題を解決するために出すカードがあるカモワン流展開法の根拠ともなっているカードなのです。



今ならカモワンタロットによる書面対面リーディング 、または書面スカイプリーディング が3000円でご提供できます。書面対面リーディングは残りあと2名です。


恋愛 愛と憎しみ

愛は憎しみに変わる。


よく聞かれる言葉ですよね。(この場合の「愛」は広義の意味での「愛」ではなく、恋愛感情の「愛」を示しています)


タロットでの相談をしていて、実際このようなケース(愛情が過剰となって憎しみになる場合)には遭遇します。


それまで好きだった人に裏切れた(新しい彼、彼女ができた)、結婚の約束をしていたのに別れ話を切り出された。相手が離婚するというので不倫関係を続けていたのに、私のほうが捨てられた・・・などなど様々な発端からそれまで「好き」だった人を憎しみ始めます。


中には相手の人を殺してしまいたい(そして自分も死にたい)というようなことを言われる方さえいらしゃいます。


それほど「」はおそろしく変貌するものなのです。


タロットカードの「恋人」には、恋は楽しいことばかりではなく、つらいことも苦しいこともあることが描かれており、さらには恋愛が生(性)の欲求と死への衝動に同時に結びついていることも象徴的に示しています。


そう、愛には常に死が潜んでいるのです。これはエロスとタナトスという言葉でも表されます。愛は永遠の継続を望み、死は終わりや消失、破壊を求めます。実のところ、ふたつはやはり形の違う「永遠」を希望しているのです。


それは形があるものかそうでないかの永遠の違いです。だから愛から憎しみに変わった人は「相手を殺して・・・自分も死にたい」と自分のことをつけ加えるのです。


これは独占欲にもとづいた本当の「愛」とはいえないものですが、たとえ次元が低くても、その相手との永遠を望むという意味ではやはり「愛」のひとつの表現といえるでしょう。


クライアントのそのような(殺すという怖い)言葉を聞き、その裏にある相手を思う気持ち、愛情を感じて胸がしめつけられるようになります。


しかしながらロットリーダーとしては、自分の思いは横においておいて、タロットの示す事柄を冷静に読んでいくことが求められます。それは時として残酷であり、とてもつらいことである場合もあります。


とはいえ、心の奥底にはどんな人(クライアント)に対しても、人間としての尊厳と愛は忘れないようにしています。


書面対面×メールリーディング。書面スカイプリーディング登場。

私はタロット講師としての活動が多いのですが、実践面にも最近は特に力を入れています。講座としてお伝えするだけのことをしていたら空理空論に陥り、講義にも生の感覚が入らなくなるからです。何よりも説得力がなくなってきます。


ということで、先日募集した書面対面式のタロットリーディング 、キャンペーンとして特別価格3,000円(通常6,000円)で提供中です。(※おかげ様で定員に達しましたので終了しました。以下に記すスカイプバージョンをご検討ください)



これは神戸にお越しいただける方のみということでしたが、もっと他の地方でもできませんかというお問い合せもあり、私もちょっと考えてみました。


実は遠望の方にはスカイプやメールリーディングというメニューも用意してはいますが、ほかにも違った形ができないかとも思っていました。


そこで、思いついたのです。書面対面リーディングでのお会いする部分をスカイプでやればいいのではないかと。


いわば、書面対面リーディングのスカイプ版であり、書面対面×メールリーディングの融合みたいなものとなります。


メールリーディングでも図面などは添付はしておりましたが、情報がメールだけのものでしたので、こちらの推測がすぎるきらいもありました。また文字よりも面談で、言葉によりお話するほうが伝わるのが早い部分もあるのです。


題して「書面スカイプリーディング」です。


今回これを初回としてやりますので、こちらも特別価格でご提供したいと思います。


ご相談者は所定の時間にスカイプにおつなぎいただき、あらかじめ送っていただいたご質問を当方がポイントリーディングしたものを、図面(メールで送付いたします)とともに解説いたします。



WEBカメラがなくても大丈夫ですが、カメラがあれば面談して会話することが可能です。あったほうがまさに「対面」らしくなります。


私のリーディングはカモワン流を駆使しまして、その絵柄と展開の特徴を詳細に解読していきます。


タロットは精神的・スピリチュアルなものですが、私の場合はタロット展開の論理性や現実的方策にも言及していきます。タロットからのメッセージで必要性がある時は霊的なリーディングにふみこんでいくこともあります。


いわばタロット展開によって示されている、あなたの問いに対するストーリーの多重性(意味)を読み解いていくのです。


そこには自分の思いこみや観念、また望む姿も描かれています。タロットはこれらをカードによって象徴させてくれますが、それを解読するのはリーダーであり、さらにご相談者の心にある解決策、方向性を選択するのは自分自身(ご相談者自身)となるのです。

こちらも初回限定5名様まで特別価格3,000円で募集します。また感想をお寄せいただくことのできる方を優先させていただきたいと思います。


講師スケジュールとの兼ね合いもありますので、5名様に達した時点で終了とさせていただきます。カモワン流のタロットリーディングにご興味のある方、是非、この機会を活かしてくださいませ。


「書面スカイプリーディング」のお申込みはこちら まで。フォームのリーディングご希望欄内に「書面スカイプリーディング申込み」とお書きください。


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