メッセージ

どちらもどっち

ふたつのものにはさまれて悩んだり、どらちを取るべきかと迷っている時、実はそのどらちでもOKな時もありますし、どちらを選択しても問題だということもあります。しばらく放置しておくと、案外と第3の道のようなものが浮かんできたり、また思いきって両者の選択ともバッサリ選択肢から落として、「無」の状態にしてみると、意外な解決方法が出現したりするものです。


揺るぎないものに至るには

揺るぎない決意というのは、ひとつの固定した考えにこだわっていることではありません。多くの選択肢を経て、今もっともそれを行うのにふさわしいという決断のもとに、出てくるものです。そこには柔軟な発想と考えの裏打ちがあるのです。ですから、皆さん、まずは大いに迷いましょう。それも大切な過程です。


三歩進んで二歩下がるのを見る。

自分も世の中も確実に進んでいます。よくない方向に向かっていると思っても、ふたつの力の間を行ったり来たりしつつ、以前より少し上を歩んでいると考えると、全体としてらせん状に上昇していることがわかります。進歩を確認するには、一度立ち止まって自分を客観視することと、自分の物事の感じ方を記録していき、停止の度にそれをふりかえることで、見ることができます。


やいば、剣

時間シリーズから一度離れます。今回は刃(やいば)というものをば。刃・剣は当たり前ですが、攻撃の道具であり、人に向かえば相手は傷つき、自分に向かえば自分が傷つきます。では誰にも向かわない状態にしてみれば・・・それは自分の守護となり、相手を守る道具にも変化します。ふれると鋭いものですが、そこに厳しさとともに真実の強さからくる温かさもあるのです。自分の中の「剣」を見つめてみましょう。


今、時が重なる。

時間シリーズです。自分の時間軸の回転と相手の時間軸の回転は、実は異なっていたりします。つまり、自分のペースと相手のペースがあるということです。強引に自分の時間の回転に相手を巻き込んでもいけませんし、逆に相手に引き込まれても心労が残ります。互いの調整点・重心のようなものをいち早く察知して、時間軸回転の最大公約数あるいは倍数点を見つけ出すとよいでしょう。


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