メッセージ
時間の中のマリオネット
忙しいことで意識的な充実の実感を得られている人はよいのですが、忙しくすること自体が目的となっていたり、多忙になったあたりから些細なトラブルが頻発してきている人は問題です。そんな人は、いわば、“時間のマリオネット状態”になっているといえるでしょう。早く重なる仕事を終わらせたいという焦る気持ちが、とらわれの心となっているのです。
恋する女や男たち
友人から見て、その恋はやめておいたほうがよい・・・なんて思うことってありますよね。。でもエロースの矢が当たってしまったのなら、これはもう何を言っても聞きません。よい結果、あまりよくない結果、どちらに転んでも、その恋の経験は、その人にやはり何らかの必要性があり、そこには通常の意識では計り知れない何かが働いているのかもしれません。
時の流れに身をまかせ
ある一定の流れというものに抵抗したり、コントロールすることに力を入れることがありますが、逆にまさに「流れに身を任せる」という感覚も時には必要となります。肝心なのは、流れにパワーを注ぐにしろ、任せるにしろ、ともに“意識的”であることが大事になってきます。流れにただ翻弄され続けるだけだと、滝に落ちたり、淀みにはまりこんだりするのです。
君こそ、スターだ。
あの人の生き方がうらやましい、あいつみたいに生きられれば・・・彼女は気楽でいいわ・・・などとうらやんでいても始まりません。いったいあなたの人生は誰が主役なのですか? もしかして、他人の人生の観察を一生続ける観覧チケットを購入した観客ですか? それは高いチケットだったでしょうね。すぐに払い戻して、舞台に戻るか、あるいはその自分の観客席にスポットライトを当てるよう意識を戻したほうがよいでしょう。
重荷を負うもの
「引っ越しの荷造りをしているんだけど、なんて荷物が多いのって、自分でもびっくりしてる」
「思い切って捨てられないのかい?」
「置いておけば使えるかなと思っていたのよ・・・」
「実際、今まで使ってないんだろ?」
「うん、そういえば、そうね。。。」
「だから、それこそが“お荷物”なんだよ」
「えっ? あ、そうか、ほんと、そのまんまだわ、お荷物よね!」
「ついでに言うと、それが『重荷』にでもあるんだな。捨てたいけど、捨てられない想い出の品だってそうだよ」
「あるある、そういうのも・・・私って、『重荷』ばかり抱えていたのね」
「そうなんだ、文字通り『重荷』なんだよ、だから新しいことが入ってくる“スペース”がないというわけさ、君の新しい恋のスペースもね」
「わかったわ、これを期に思い切って捨てるわ、『重荷』をね!」
「そう! じゃ、その空いたスペースに僕が入ってもいいかい?」
「えっ?・・・」