メッセージ
重荷を負うもの
「引っ越しの荷造りをしているんだけど、なんて荷物が多いのって、自分でもびっくりしてる」
「思い切って捨てられないのかい?」
「置いておけば使えるかなと思っていたのよ・・・」
「実際、今まで使ってないんだろ?」
「うん、そういえば、そうね。。。」
「だから、それこそが“お荷物”なんだよ」
「えっ? あ、そうか、ほんと、そのまんまだわ、お荷物よね!」
「ついでに言うと、それが『重荷』にでもあるんだな。捨てたいけど、捨てられない想い出の品だってそうだよ」
「あるある、そういうのも・・・私って、『重荷』ばかり抱えていたのね」
「そうなんだ、文字通り『重荷』なんだよ、だから新しいことが入ってくる“スペース”がないというわけさ、君の新しい恋のスペースもね」
「わかったわ、これを期に思い切って捨てるわ、『重荷』をね!」
「そう! じゃ、その空いたスペースに僕が入ってもいいかい?」
「えっ?・・・」
俺の話を聴け
誰かが話している途中なのに、それをさえぎって自分がしゃべってしまうことはありませんか? このことには、自分の意見の方が正しいのだという心が入った傲慢さを示しています。自分が話したくなった時、少し時間を置くように訓練してみましょう。お互いの緊張感がとれてくるでしょう。
シネマのように
相手との人間関係で、わけもなく相手に腹が立ったり、同じ事で問題が起こったり、自分が不当な扱いを受けているような気分になることの原因のひとつに、実は自分の心の状態を相手に映し出しているということがあります。相手がいらだっているのではなく、自分がほかの場面でいらだっていることが、相手に投影されていたりするのです。同じスクリーンでも、相手ではなく、自分の中のスクリーンを覗きましょう。
ゆれる思い
選択肢の多さに決断できない人は、完璧であろうとしすぎているか、なりたい自分のイメージが不明確だったり、本当に今必要なやるべきことと夢想に近い理想や夢とを混同しているようなところがあるのかもしれません。多層にふくらんでいく思いに翻弄されている状態といえます。そんな時は、簡単にすぐに取り組めることから始めるか、選択したことを想像して、一番感情が身近に感じられ、かつ気分がよくなるものを選べばよいでしょう。