相談ルームの机

開設準備の時、「エムヴォレー」の相談スペースに入れる机を探していました。スペース自体がやや狭いうえに、ただ相談者のお話を聴くだけではなく、タロットを机上で展開しなければならない幅の条件などあって、なかなか適当な大きさの既成のものは見つかりません。何軒も家具屋も回ったり、インターネットで探しましたが、結局見当たらず、神戸三ノ宮の某有名大型雑貨店でオーダーすることにしました。
待つこと21日間、やっと注文した机が我が家にやってきました。ところが・・・


思っていたより色のイメージが少し違うんですね。うーん。。。どうしようかと悩みつつ、注文したお店に電話して聞いてみたのです。すると、お店の人は、最初私が見た見本のボードを持って家まで確認に来てくれました。見てみると、これがまた微妙なんです。正直、「これくらいでしたら色の違いとはいえませんねぇ。。。」とお店側は言ってもおかしくはなかったところだったんですが、なんと、「新しく別の色で作り直します」って言ってくれたのです! しかもその間は、その机を使用していていいまで・・・ああ、なんてサービス!!ブラボー○○さん(○○はお店の名前)、これからそちらで何でも買わせていただきますっ! という感激でした。
そしてまたまた待つこと21日間、実はこのために「エムヴォレー」のオープンも遅らせたことのひとつだったのですが、日が過ぎて、とにかくまた新しい机がやってきたのです。が・・・しかし、、、なんということか、今度の机は、たしかに色は前よりイメージに近かったのですが、なんだか作りが雑な感じで荒々しい。まさに「野生の荒馬」という印象でした。それだけならまだ我慢できたかもしれないのですが、天板が反っているのです! さすがに「これはちょっとなぁ。。。」と。
そこでまたお店に連絡し、とりあえず応急措置として元のものを戻してもらいました。で、改めて最初の机を見てみますと、すでに情が入ってしまったこともあるのでしょうが、あの新しい机の荒々しさに比べて、なんとも優しげなイメージで、手触り・感触も穏やかなんですね。実際、作りはあきらかにこちらのほうが上です。なんだか、机もここに帰りたかったのではないか・・・そんな気が本当にしてきました。それまでタロットカードを、この机の引き出しに保管していたこともあったのかもしれません。妻もやってきて、机に向かってまるで子供が帰ってきたかのような視線を注いでいます。--「お帰りなさい」いつしか僕たちは机に向かってそう語りかけていました。
私は電話をかけ、お店の人に言いました。
「もうこれでいいです、我が家にぴったりの机だと思います」
※下が実際の相談ルームにある机の写真です。

desk

コメント

  1. DONA より:

    「本場で修業を積んだ若いシェフが、上質の素材を使い手間隙をかけて作るこだわりの料理。ゆっくりと落ち着いてプライベートな時間を過ごせる空間。ぜひエムヴォレー足を運びましょう。」ってちょっと間違っています?オープンおめでとうございます!!

  2. miyaoka より:

    DONAさん、コメントありがとうございます。そんなにすばらしいものでは全然ありませんが、料理(タロット)を愛していること、それをお客様に味わってもらたい気分であるということだけでは一緒かもしれません(笑)。

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