あせりからの選択はまずい。
商売の手法で、よく「お急ぎください!残りあとわずかです!」というように、あせらせて購入を急がせる手口がありますよね。
別にそれが実際そうならばそれでいいですし、たとえこちら側が思っていたこととは違う意味だったとしても、それも商売のテクニックというものでしょう。
(最初から3つしかないものを売り出しておいて、ひとつ申込みがあっても「残りあとわずかです」と書かれてあっても、ある意味正しいですよね)(笑)
ただ、ひところ横行したオレオレ詐欺ではないですが、人は気が動転すると、誤った選択をしてしまうことがあります。あせりからの決断はよくないことが多いのです。
かくいう私自身も、「これを買わなくては」とか「この会に行かなくては」とあせって、失敗したことも結構ありました。(ただ講座やセミナーなどは大きな意味で考えると、無駄なものはあまりなかったといえるのですが、受講するタイミングの問題はありますね)
これが悪いのは、あせりのために普段のあなたの視野が奪われ、言ってみれば「見る範囲の少ない色メガネ」をかけたような状態となって、ひとつのことしか目に入らなくなってしまうことです。
つまり、この時すでにその事柄に対して、イエスかノーかの選択肢しかなくなっているわけです。
このような場合、家族や友人に相談するなどして他者の意見を聞くことと、すぐに決断せず、時間を置くことが求められます。
そして、タロットも役に立ちます。たいてい、タロットが正しい選択を示唆してくれるからです。
しかし、それでも時には、展開した意味がうまく読み取れないこともあります。
「なんだ、タロットだって役に立たないじゃないか」と思われるかもしれませんが、実はここでタロットを引く意味は、「答えを出すこと」だけではないのです。
一番大切なのは、タロットを展開することにより、決断までにインターバルを置くことができるということです。いわばクールダウンの時間の創出です。
また選択において、タロットを展開しても読み取ることができないのは、その多くは、あなたがイエスかノーかのあせりの心理状態にいるためです。
「どちらかわからない」という展開自体、どちらでもよいか、ほかの第三の道があることを示しています。
タロットはあなたに、「落ち着こうよ、もっと平常心に戻って視野を広げてみては」とアドバイスしているのです。
乱雑に見える展開図は、そのままあなたの心の状態を鏡のように映し出しています。
タロットとの信頼関係が深くなればなるほど、このことがよくわかってきます。
ついつい何でも簡単に飛びついて、あとで反省してしまうあなた、タロットを習って落ち着いてみませんか。
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