どんなことにもいいことはある。

これは、ある本の受け売りではあるのですが、ネガティブな気持ちの時や、何か失敗した、まずいことが起こってしまったというような時に使える気分転換のテクニックがあります。


それは「これにも何かいいことがあるに違いない」と思うことです。


スピリチュアル的には、「どんなことにも学びや意味がある」と考えることが多いのですが、どうしても「学び」という姿勢でいますと、余計つらくなったり、自分を責めたり、勉強しなければ・・・と堅くなりがちです。


もう少しラフに、そして単純に「こんなことでも、いいことが必ずあるはず」と思うだけで、意外に気持ちはましになってきます。


最悪と思える状況でも、探せばきっとプラスのことは何かあります。泥の中からでもダイヤモンドの原石が見つかることもあるのです。


このことは、タロットリーディングにもいえることです。


自分のことでもクライアントのことでも、一見問題がたくさんあるように見えても、そこに「きっといいことが隠されているはず」という前提で読み解いていきますと、特にカモワン式でいうところの解決カードが輝き出します。


また問題として出たカードが、実は恩恵であったことにも気がつかされるのです。


カードに良し悪しはなく、さらにいうなれば、出るカードはすべてよいものなのです。


これは「特定のカードには悪い意味がある」と覚えている人には、最初のうちはなかなかわからないかもしれません。


しかし、私は本来、タロットカードには悪いカードはないものと思っています。


そうするとカードから人間への信頼にもつながっていくのです。


どんな悪い状況に陥っても、いいことを見つけてみましょう。


結局、これはタロットカードでいえば「愚者」になることを意味しているのです。

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