幸せになるための視点

以前、タロットの中級コースの講座(発展コースと名付けています)のカリキュラムを作成している際に、こんなことがありました。


その時私は、「人の考える解決方法の視点とはどんなものがあるだろうか」と、それこそ「問題解決」に関する本を読んだり、いろいろと自分なりに考えていました。


そして「どんな行動をすればよいのか」など、ひとつひとつ「視点」を整理していたのですが、どうにも今ひとつ、忘れているものといいますか、大切な観点が欠けているように感じました。


タロットを展開してみると「世界」が出ています。どうもまるで私の今考えている「世界」とは違う「視点」や「考え方」が必要なようです。


タロットにより、なんとなくつかめてきた気がしましたが、ちょうど通りかかった、妻にも聞いてみることにしました。


「例えばモノを買うとき、どんなことを思う? もちろん、便利なのものとか、必要だからとかちゃんとした理由はあるだろうけれど・・・ほかに何かないかな?」


すると妻はちょっと考えてから言いました。


「運がよくなるためとか、幸せになるためとかもあるんじゃない?」


「えっ!? ああ、そうか!」


私はそんな視点があるのかと新鮮な驚きを感じるとともに、「これだな、タロットが示していて自分が忘れていたものは・・・」とはっと気がつかされたのです。


タロットと女性による柔らかな感性が結びついた瞬間でした。


「幸せになるための視点」


これは常識を超えることもあると思います。


この観点から見れば、選択はまたかなり違ったものになってくるでしょう。一段高い視点になる可能性もあります。


それは人にとって幸せの価値は違うとも言えますし、また根源的には同じとも言えるからです。


それ以来、タロットを展開する時、私はこの視点も大切にしていますし、中級講座でもお伝えしているところなのです。


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