やりたいことをやらないともったいないですよ。
今日も「愚者」と対話していました。
日本人は我慢を美徳と教育されがちなので、必要以上に自分を抑えつける傾向にあると感じます。
ところが人間、欲求はいつも奥底からわき出てくるもので、これをうまくコントロールしないと見えない自分の心の中にずっと押し込めてしまうことになります。
まさに地下にたまったマグマのようなものです。これがいつかは爆発することになるかもしれませんし、爆発しなくても、ふつふつとうごめく膨大なエネルギーの存在が不快感を生じさせます。
潜在している欲求エネルギーは、まるでたびたび起こる火山の小規模な噴火のごとく、衝動買いに走らせたり、自分か他者を攻撃したりするような自分にとって不都合なことを働かせます。
ところで、あなたはなぜ、やりたいことをやらないのですか?
もちろんいろいろとやれない理由やしがらみはあるでしょう。
できないのには、一気にやりたいことをしてしまいたい欲求も隠されているのも要因のひとつです。しかし不安が高い人は、大きな壁を一気に越えることは大変です。
実は私がそうでした。(今でもその傾向は多少なりともあります)
石橋叩き派といいますか、不安が高いので、安心できる状況にならないとなかなか行動に移せないのですね。
で、このタイプの人は結局考えすぎて、そのまま手をつけずにいるか、煮詰まって突如、「ええい、もうどうでもいいよ」的な無謀な行動に走るか、になるのです。
そんな人には、
「あなた自身の人生は一回きりだ」と思うことをお勧めしています。
輪廻転生を信じていても、あなた自身でいる人生は一回きりです。
よーく考えてみてください。そして、よーく考えたら、ふっと力を抜いてボケーと何も考えない時間を作ってみてください。
できれば「愚者」のように、上を向いてみましょう。タロットカードを持っている人は「愚者」のカードのイメージするか、実際に置いてみてもよいでしょう。
せっかくのあなたの人生、やりたいことをしないともったいないと感じませんか?
何も「好きなことで絶対生きていく!」とか、極端なことを考えなくてもいいのです。
好きなこと、やりたいこと、いっぱいあなたにはあるでしょう。それには一気にやれるものと、小さな規模の夢というか、したいことが存在すると思います。
ノートにそれらを書いてみてもいいかもしれません。めんどくさい人は、やりたいこと、希望を想像するだけでもよいです。
で、その小さい規模のものから手をつけてみるのです。
ところがここでも考えすぎの人は、「○○したいけど、●●だから・・・」と、できない反対理由を、ほとんど条件反射のように登場させます。(笑)
例えば、今の私。
「釣りに行きたいけど、梅雨だし、時間がないし・・・」考えてしまいます。見てください。この後半の「けど・・・」の部分が案外とつまらないことが多いんですよ。
だから、つまらない理由なのですから、すぐに撤回や反論もできるのです。
上の例でいえば、「梅雨って言っても、今日もいい天気だったし、時間がないって、あんた、海が近い所にあるのだから、早起きすれば釣れるタイムだし、一石二鳥じゃないっす」か。
と、もう一人の自分のささやきで、そそのかすわけです。(笑)
これをやるとですね、本当にいかに自分で自分を楽しめないように枷をしているのか、わかってきます。楽しいこと、好きなことをする自分を戒めねばならないというおそろしい洗脳が、骨の髄まで染み渡っているんですね。
いや、ほんと、ブレーキかけていることは大したことない理由なんですよ。
これは「欲望のまま生きろ」と言っているのではありませんよ。普段から欲求を抑制しすぎているので、そのはけ口がなく、かなり心身に悪いことになっているから、欲求をかなえることもしようと言っているのです。
我慢が続くとそれがパターンになって、欲求をかなえようとするストレートな心が曲がり、結局は自己を貶めたり、マゾのように耐える自分をすごいと思いこませることで、試練の状況を引き寄せ、自分に与え続けることをしたりする危険性を指摘しているわけです。
皆さんも「これくらいは大丈夫よねっ」って言いながら行動することはあるでしょう。そういう時はほとんどは「大丈夫」なのです。罪悪感を持つことが一番いけません。
人生一度きりなのですから、できることはやっておいたほうがいいです。こんないろいろなものや情報が集まっている時代です。それを経験したり、活用しない手はないでしょう。
「たくさんの材料がある」ということは、使う(経験する)ことを示されていると考えられるわけです。
タロットカードの番号順では、「愚者」の次に「手品師」(様々な材料が与えられている)であるのには、そういった理由もあるでしょう。
おっと、最後に石橋叩き君だった私からのアドバイスとして、そうは言っても無茶はいけませんよ。やりたいことをやるのと、最低限のバランスとは見ておいたほうがいいです。
収入がないのに豪華海外ツアーに行ってもあとが大変なだけですから。
そうではなくて、旅行がしたいと思っていて、実際に一泊国内旅行くらいならできるのに、何かと理屈をつけて行かずに自分の欲求を抑えつけ、せっかくのバラエティあるこの広い世界と時代での経験を狭めていることを忠告しているだけです。
ということで、私、近々近所の海に行ってみます。(笑)
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