花火を見て、「月」のカードを想う。

昨日は妻とともに大阪淀川での花火を見に行っておりました。


周囲にはたくさんの人がいらっしゃいましたが、それでも比較的ゆったりと見ることのできる場所に出向くことができましたので、夏の花火の風情を楽しむことができました。


さて、夜空を彩る花火を見ていても、ついタロットを想像してしまう私です。(苦笑)


その時感じたのは、「月」のカードでした。


カモワン版マルセイユタロットの「月」のカードには、月を中心にして花火のような水滴模様が描かれています。


この水滴はよく見ると下に落ちる形ではなく、月に向かって登っていっているのですね。


それには伝えられているきちんとした理由があるのですが、花火を見ていた私はそれとは別のイメージがわいてきたのです。


それはちょうど花火が打ち上がる様を映像的に逆回転したかのようなものです。


すなわち、花火が中心に向かって収束していくようなイメージであり、それを月のカードと符合させたのです。


「月」のカードは、本来はっきりとしない分散化されたものが象徴されますが、それを意識的に集中させていくことが求められる(「集めていく」と言った方が正確な表現です)のではないかということです。


カードの番号順として、「月」の次には「太陽」が控えています。月によって凝縮された要素が、太陽の輝きのきっかけになるといえばわかりやすいでしょうか。


漫画・アニメの「ドラゴンボール」では、孫悟空が元気玉というエネルギーボールを作るシーンが出てきます。


これは生きとし生けるものすべてから少しずつ生命エネルギーをわけてもらい、巨大な玉にして敵にぶつけるというものです。


「月」ではエネルギーではなく、人々から「違うもの」を集めています。(あえてここではそれが何であるかを書きません)


月はまた、自身で光るのでなく受動的な存在です。鏡のように相手を映すといってもよいでしょう。


ということは、月に集められる「何か」というのは、「映し出されるべきもの」であることがわかります。


それを集めきった時、仮面としての月ははがされ、本来の自己である太陽が姿を現すとも考えられます。


ここまで説明してきたことが実際のリーディングにはどう関連づけられるのか、それは皆さん自身で考えてみてください。


何かヒントが得られた方は、コメントかメッセージをいただけるとうれしいです。

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