うつの時は自分の判断力に注意する。
うつ病になると注意したいのは、依存心が大きくなるのと判断力が大幅に鈍ることです。
今回はこの「判断力が鈍る」ということについて、経験をふまえながら書いてみます。
うつは、すべてのことに気力をなくしてしまいますから、頭を働かせるのも苦痛となり、思考能力が落ちるのも当然のことです。
ただ私の場合は不安神経症も併発していましたから、鈍るだけではなく、大げさにいえば「狂う」といった面もありました。
早く治したいというあせり、突如襲ってくる際限のない不安、さらにやっかいなことに現れた強烈なイライラ感などもあり、とにかくいろいろな判断を誤ってしまいました。
まず心身によいと聞けば、全国どこだろうと出向いて治療(その多くが民間治療)を受けに行きました。(この時はうつ病よりも不安神経症のほうがひどかったといえますので、出かけるエネルギーはあったものと推測されます)
と思えば、急に頭髪が抜けるような気に襲われ、その必要がないのにカツラメーカーに電話して、勧められるまま毛髪治療や将来のカツラ契約を結ぼうとしたりしました。
はたまた不安につけこまれ、新興宗教の勧誘にあい、入信はしなかったものの、「これをすれば治るから」と言われ、その宗教施設での毎朝の掃除を一人でしたこともありました。(結構遠方だったにも関わらずです)
こういったことで、お金も大量に失ってしまいました。
すべては異常なあせりによる、正常な判断ができなくなったことによるものです。(かかりつけの精神科医は注意を促してくれ、クーリングオフなどできたものもありましたが)
あとから考えればなんとバカなことをしたのだと思いますが、その時はそれほど追いつめられていたわけです。
いわばこれは病気です。まとも考えができないようになってしまっているのです。けれども自分自身が壊れたわけではありません。
足を骨折すれば普通に走れなくなるように、心の病にかかれば正常な判断力に影響が出るものです。しかし骨が再生すればまた走ることができるように、心の病も治れば頭脳と判断力も元に戻ります。
ですから、心の調子がおかしい時は、自分で簡単に判断して行動しないようにしたほうがよいでしょう。あせることは治りを遅くするだけではなく、かえっていろいろなものを失うことになります。
このような時は、タロットカードでの「吊るし」を思い、あれこれ手を出さず、じくっりと休息を図ってエネルギーの回復を待つのが賢明です。苦しみの「13」の時期を過ぎれば、必ず「節制」の救済の時はやってくるのですから。
“苦しみの「13」の時期を過ぎれば、必ず「節制」の救済の時はやってくる”
焦らずに…実際、いまだに焦って、もがいている状態ですが。
焦らずに!
「節制」の救済の時がくるのを信じています。
希望の沸くブログをありがとうございます。
同感です。
きりさんの一言にも、力をもらいました。
こちらこそありがとうございます。
>たろさん、きりさん
コメントありがとうございます。
この記事は本当に私の実感から来ています。
状態の悪いときは体でも心でも慌てず騒がす(バランスを崩していますので、当然バランスのよい判断はできません)、専門家や医師の助言のもと、回復を待つのが一番の近道だと思います。
☆こんな風に、素晴らしいカードの表現方法も
あるのですね!
イシス学院平日コースに入学しました。
13年も使っている東銀座にあったとは・・
おどろきでし(^O^)/た。
>terimuさん
タロットは様々なことが表現できるものなのです。自分の経験や得たことが、タロットによって理解できる時、タロットのすばらしさを知ると同時に、それまでの自分の道筋の意味も悟ることができます。
イシス学院に入られたのですね。terimuさんとタロットとのよい出会いになられることを期待いたします。
ここから治って再生されたのがすごいです。
自分のことについて、タロットカードを引いたら「審判」がでました。
タロットを信じます。
>たろさん
私の場合はいろいろとよい偶然があとから重なったというのもありますし、このあとも何度か再発があってまた治るという繰り返しもありましたが、どなたの場合でも適切に過ごしていれば、いつかは必ず変わってくるでしょう。
「審判」、よい兆しですね。