「変える」よりも「付け加える」
自分の(認識している)世界は、自分の入れる情報によって再構成されている世界ではないかと思うことがあります。
昨日 もタロットリーディングの展開から特徴を発見するためには、今までの知識や注目方法では決まった形しか出ないということをお話しました。
これと同様に、私たちは普段、目の前の膨大な情報や出来事から、自分に関係させたいと思えるものだけを抽出しているので、自分の意識や情報の選択方法が変わらない限り、自分の人生にもなかなか変化は及ばないと考えられます。
よく変わり者が大きな改革を成し遂げたり、偉大な成功を収めたりするのも、タロットでいえば「愚者」として通常の常識や価値観からはずれているために、普通の人が見えていないものに着目することができたからと想像できます。
ところで、「シンクロニシティ」という「偶然の一致、偶然のような必然性」を意味する言葉があります。
これも誰もが気がつく明らかなメッセージとしてとらえられることもありますが、実のところ、これまで意識しなかった事柄に注目するようになってはじめて、「ああ、これとこれがつながっていたんだな」と気がつくことが多いものです。
この記事でも述べました が、自分の認識する世界を変えるためには、自分自身の価値観、エネルギー、次元を変える必要があるわけです。それにより、今まで見えてこなかったシンクロやメッセージを発見することにもつながっていくでしょう。
とはいえ、なかなか自分のこれまでの意識を変えることは難しいものです。
そこで「変える」ことを行うよりも、「加える」という作業をしてみることをお勧めします。
「変える」ことは、これまでのことを削除したり、整理統合したりする大変なエネルギーがいります。
けれども今のもの(考え方)は今のものとして置いておき、別方向から見るという新たな観点を付け加えると、案外「変える」よりも楽な場合があります。
これは簡単にいえば、表だけから見ていたものを裏から見るとどうなるのかという視点を新たに持つということです。
例えば今まで自分の心だけ見ていた人は、相手の心(相手は何を思ってこうしているのかということ)も意識するようにします。
ほかにも、結果だけではなく過程を見る、女性なら男性はどう思うか考えてみる、することだけではなく、やらないで済む方法はないかと思考してみる、スピリチュアルという視点を持ってみる・・・実はいろいろとあります。
新しい観点をつけ加えるには、やはりタロットを学ぶことをお勧めします。
タロットを知ると結局「変える」ことにもつながりますので、一挙両得でもあるのです。
今更気づいてなかったですが、相手の気持ちをまさか、自分は考えてみること出来てなかったのかも。最近は段々と、無意識が目覚めてくるようで、その真実の気づきが、いたたまれない時があります。心機一転して心身ともにビューチフルに変わりたいです。(^^
>きりさん
見えていなかったものが見えてきた時は、最初はとまどいや苦しさもあるかもしれませんが、その後はたぶん清々しい気持ちが生じてくるのだと思います。気づきがあった時点で、すでに前の自分の枠からはずれた視点を得ていますので、これから先を楽しみにされていればいいかと思いますよ。