新年でのタロットリーディングで大切なこと。
お正月三が日も終わりに近づいていますが、タロットを習われた皆さん、新年のタロットリーディングはされてみましたか?
まだという方のために、今日はそのポイントについてお話してみたいと思います。
まず、最初に言っておきますが、新年スプレッド(展開法)というものはありません。(笑)
いえ、実はあるといえばあるのです。これについてはオリジナルなものも含めて、探せばいろいろと見つかるかもしれません。私も二、三持っています。
でもここで重要なのはスプレッドの方法ではないということです。
大切なのは、どのような問いでタロットを展開するのかということです。言ってみれば、質問の質です。まさに「質問」と書いている通り、問われるのは「質」なのです。
それには大きくわけてふたつのものがあります。
ひとつは「今年はどうなるのか?」といった、一年の状況や流れをただ見たいというケースの質問。
そしてもうひとつは、ある目標を立てて、「その目標を達成するにはどうすればよいのか?」という場合の質問です。
これによってスプレッド、つまりタロットの展開法も変わってくるとも言えましょう。
前者の場合は吉凶判断や占いであり、後者は問題解決まで含めたタロットからのアドバイス・コーチング的な意味を持ちます。
どちらにも使えるのがタロットです。
ですが、前者だけの考えでいては人生は自分で創造していくという姿勢が持ちにくくなります。
もちろん運気や物事の流れを判断して動くのも時には有効です。
けれども、たとえば「今年は運が悪そうだから何もしないほうがいい」→「何もしなくてもいい」というように、都合のいいように解釈しがちなのが人間です。
こうなっては占いを活用しているのではなく、自分の怠惰な心に免罪符を与えるために利用しているに過ぎなくなります。
ですから目標を立て、「それを達成するにはどうすればよいのか」という問いでタロット展開したほうがよいのです。こうすれば少なくとも、目標作りから考えねばなりませんから、何もしないわけにはいかなくなります。
また目標を立てるとなれば、昨年やこれまでのこと、そして現状に思いを馳せなくてはなりません。
いきなり「今年は起業して独立するぞ!」と言っても、何も考えずにそのままタロットリーディングしてしまうのと、今の自分を分析して何が独立のために必要なのかなど振り返ったうえでするのとでは、おそらく問い自体の具体性も異なってくるでしょう。
当然そうなれば展開されたタロットを読み解く内容も、より具体的なものになってきます。
「どうすればよいのか?」という質問でリーディングをしようと思う時点で、すでに自分の変換作業が始まっているといえるのです。
こうした質問には、問題カードと解決カードがセットで出るカモワン流が非常に有用であると私は考えています。
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