あなたのこだわりは、まっすぐ過ぎていませんか?
皆さんにも、自分のこだわりというのがあると思うんですよ。
でもね、ちょっと考えてほしいんです。
たとえば、今、タロットカード引きましたら、「正義」が出ました。
「自分にはこれが正しい」「正義だと思っていることがある」
いわばこれがこだわりです。
それは悪いことではありません。むしろ周囲に安易に振り回されず、ぶれずにいる自分の部分を評価できるものでもあります。
でも、正義という核の部分、コアな部分は変えられない、変わらないとしても、その表現方法は変えることができるかもしれないと思ってみると、ものすごい変化が訪れます。
「正義」のカードには「剣」が描かれています。
剣をふりかざして、「自分が正しいから従え!」と脅しても、相手は一時的に従うかもしれませんが、皆内心はそうではないでしょう。
これと同じことを私たちはしがちです。
こだわりのために自分の「剣」をふるい過ぎるのです。剣で切ったり、突き立てずとも、相手に伝える方法はあります。
タロットの象徴的なことでいえば、「剣」以外の「杯(カップ)」「杖(ワンド)」「玉(コイン)」です。
とりあえず、わかりやすくするため、「杯」は心、「杖」は行動、「玉」は形やお金と思ってください。
一言で言えば、自分の正義やこだわりを示すのに、行動や心で訴えることもできますよ、ということです。時にはお金を使って自分の伝えたい形、物を見せることもありです。
言葉や知識、主義の主張がいわば「剣」であり、剣はまっすぐストレートです。これでは相手に自分の本当の「正義」は伝わらないかもしれないのです。
人と世界は多様なものです。正攻法のみでは通じない場合もあるのです。
面白いことに、マルセイユタロットの剣(小アルカナのソード)は湾曲しています。ストレートではないことは、ある意味この示唆なのかもしれません。
また「正義」のカードも一方では天秤を持っています。天秤には調整と公平さが象徴されます。
正義にも釣り合ういろいろな要素があるということです。
ところで、すでにお知らせしていますように、明日からブログヘッダー画像が変わります。
実はこれも私のそうした自分のこだわりを、表現を変えて示してみたものになっているのです。
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