タロットでイメージがどうなるのか?
人にとって、何かの行動をする時にとても重要な要素があります。
それはイメージです。
日常的で習慣化された些細なもの、あるいは生存のための本能的なものなどを除いて、何かを行おうとした場合、その前に人はその行動のイメージ・映像を思い浮かべるのです。
行動だけではありません。その先にある目的、目標、到達地点、状況、状態など、あらゆることを人は想像します。
ということは、想像力・イメージする力が人間の生きていくうえでも非常に大切なものであることがわかります。
つきつめれば、イメージのできないものは行動することができないことになりますし、自分がイメージできるものによって、人は自分の人生を創り上げていると言っても過言ではないでしょう。
ならば、イメージすることに注意を払うのは当然の帰結です。
しかしながら、イメージは時に妄想となって、意図したこととは異なるものを想像したり、逆に何も思い浮かばなかったりして、なかなか思うようにコントロールできないものです。
イメージをコントロールするどころか、逆にそれに振り回されたり、操られたりしているとも言えます。
そして、現代はあふれる情報、様々なマーケティングの巧みさなどもあいまって、普通に暮らしていてもイメージを無理矢理誰かに作らされる状況にあります。
これでは自分の創り上げる世界が混乱するのも、ある意味仕方のないことなのかもしれません。
しかし、ここにタロットを持ってくればどうなるでしょうか。
普段、情報の渦の中でもがている私たちの受動的に生まれるイメージから、自分による積極的で能動的なイメージに変えていくことが可能です。
もちろんタロットがあっても、さすがに自分のイメージを全部が全部コントロールできるわけではありません。
けれども、少なくともタロットを知り、カモワン流のリーディングを行えば、解決方法やよりよい方向、癒しや浄化につながる方向のイメージをカードの展開から持つことができます。
また日常とタロットとの世界をシンクロさせていく(象徴させていく、該当させていく)ことで、混沌としたもの中にも整理された秩序ある法則が見い出されてくるようになります。
つまり、無造作にわき起こっている私たちのイメージが、タロットによって自分のよりよい目的のためにビームのように収束変換されますし、反対に何もイメージのわかないものがタロットの絵と象徴によって呼び起こされ、イメージの泉となってあふれ出すのです。
最初に、「イメージや想像のできないものは行動できない」と言いました。
ということは、もしタロットカードによって自分の進むべきイメージができれば、わからなかった世界に光が指すことにもなります。
言ってみれば、自分の未来が見えるようなものです。未来を見ているので、すでに実現したも同然です。(このことは、カモワン版マルセイユタロットの「力」と「皇帝」に関係します)
また仮に実現可能かは別だとしても、少なくとも何もイメージできていない時より、あるいはイメージに振り回されて、どのイメージを持てばよいのかわからない時よりもはるかにましです。
タロットが自分の望ましい世界を創るのに有効なのは、こうした理由があるからなのです。
今日ずっと悩んでいたことをタロットでみてみました。
自分がみて見ぬふりをしていたことがハッキリと出てハッとしました。
潜在意識ではみんなお見通しのようです(^_^;)
>ありのままさん
タロットはまさに心の鏡としての自分の気持ちを映し出す作用があります。そのご経験をされたということですね。