天体とのつながり

昨日は月食で満月の上に射手座に月が進行中だったので(私は太陽が射手座ですが、月と重要なアスペクトを形成していますので)、なにやら不思議な感覚にいました。


なかなか思考が働かず、まさに月のカードの中にさまよっていた感じでした。(おかげて逆に「月」のカードを一段と体感することになったり、感覚が先行するタイプの人のことが少しわかったりしました)


いつものタロットだけではなく、占星術の話もしているのは、秋からタロット占星術講座を始めるからではありません。(苦笑)


占星術講座を開講すると決めたことにより、再び星々を強く意識するようになりましたので、天体とのつながりや影響をこれまでより感じやすくなっているというのがあるのです。


このように意識を何かに向けると、たとえ自覚がなくても確実にその対象(人や物)とのつながりはできてくるのです。


ちなみに占星術では確かに実際の惑星や天体を対象にしますが、いわゆる物体としての星ではなく、天体自体を象徴として考え、さらにいえば神の表現やエネルギーとしても見ます。


月なら月、太陽なら太陽に象徴される奥底の何か、裏側の何かをとらえることに力を入れます。この「何か」は言葉で一言では言い表せないものです。


そうしていくうちに、天体の表している本質とつながってくので、影響を受けることもあれば影響を及ぼすということもにもなってきます。


「影響を及ぼす」というのは、天体に影響を及ぼすということではありません。天体はいわば宇宙のモデルであり、その宇宙は実は私たちの世界でもあり、私自身の内なるものでもあります。


従って、月に象徴されることに影響を及ぼすということは、私たち自身の月に表現される事柄に影響を及ぼすことと究極的には同じ意味になってきます。


ただそのためには天体の表す基本的な象徴の意味を、まずは知識として得なくてはなりません。


ただ感性だけではあなたの思っていることが、本来の天体の象徴ではなく、ほかの天体のエネルギーということもありえるのです。


そうすると秩序がとれなくなってきます


天体は宇宙・神のモデルと考えますから、当然そこには整然とした秩序(私たちの通常考えている規則や法則とは異なります)があります。いわばハーモニー・調和です。


知識と整理、調和を前提とせず、ただ自由気ままに乱雑な思いや想像をするだけではただの妄想となります。


ここまで書いてきて、あまりタロットの話が出ていませんが、実はタロットも同じなのです。タロットの場合はカードが天体だと思えばよいでしょう。


そしてタロットと占星術は四大元素など、根底的なところでつながっています。タロットの絵柄の中にも数々の占星術の記号や考え方も出てきます。


ただ、根源は同じであっても、表現方法、見方は大きく異なるところもあります。人によっては好き嫌いや、向き不向きも出てきます。


とはいえ、根源が同じということは逆にいえば、根源、言ってみれば真理(秘められた教えの意味で)も同じであり、それにたどり着く、あるいは近づくための学習としては、両方あると心強いということにもなるでしょう。


占いの観点で見た場合、結果的に占いの技術として二種類(タロットと占星術)、同じ系統(西洋)で別々の得意分野のものを持つということなります。

コメント

  1. オオニシ より:

    いつも親切になお心遣いを頂き有難うございます。
    講座を卒業しても困った時はしっかりと的確なアフターフォローをして頂けるのは本当に有難いです。
    講座も惜しみ無く多くのことを教えて頂けたし、宮岡先生の元で勉強できて本当に良かったと思います。
    これからも色々な面で成長できるように頑張ります。
    本当に有難うございます。

  2. >オオニシさん
    お礼のお言葉、ありがとうございます。
    私は受講生の方に対しては、単なる講師と受講者という関係ではなく、人間的なご縁とおきつあいも感じております。
    そして皆さんが活き活きとご自分の人生を輝いて歩んでいただければと思っております。

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