素直になること。

実は昨日、ある記事を書こうと思っていたのですが、私の場合、書いている途中でタロットの囁き(^_^;)や、何かのインスピレーションによって、内容が変わってくることがあります。


たぶんそのほうが、その日に読まれる必要性が大きいのでしょう。


ということで、本日は昨日書こうと思っていたことです。昨日の記事の場合でも過去の話が出ましたが、今日もやはり過去に関連するお話です。


先日、とあるアニメを見てますと、高校生が楽しい文化祭をしているシーンがあったのですね。その時は別にそれほど何とも思わなかったのですが、その後何気なくついているテレビを見ますと、こちらも高校生らしい人たちが、なにやら楽しく学校ではしゃいでいるシーンが写りました。


それを見て、ふと自分の高校時代を思い出したのです。


私は当時、中学三年生で転校してきたこともあり、その地域にあまりなじまないまま高校に進みました。どこか自分に「ここは自分の場所ではない」という感覚を残していたんですね。


ま、言ってみれば心を閉じていた(少しだけ開けていましたが・・・苦笑)状態で、何事も斜に構えて見ていました。


私が進学した高校は結構文化祭が盛んで、2年生の時はクラスで映画を撮影することになりました。実は私はこういう「映画作り」みたいなことは大好きです。特にシナリオとか話を創るのが好きなんですね。


ところが先述したように、地域にもクラスにもなじもうとしていなかったので、みんなが放課後、文化祭に向けて一生懸命、そして楽しく映画作りに励んでいたところ、私はというと、さっと帰宅してしまうという「とんでもない行動」をしていました。(^_^;)


実際、あとで自宅までクラスの人から電話がかかってきて、「何さぼっているんだ!」と怒られたりしました。おそらく自分勝手なヤツと思われていたことでしょう。


しかし私の本音は、関わりたくない、さぼりたいというようなものではなく、むしろ逆で、本当は自分も参加して、特に話作りに協力したかったのです。てすが、クラスになじんでいない自分が急に関わろうとするのも恥ずかしく、はがゆく、いきなり飛び込んでいく勇気もなかったのです。


その葛藤のため、結局迷いつつも、自分を落ち着かすことのできる家に帰るしかなかったというのがホントの心境でした。


長々と自分語りをして申し訳ありません。


何が言いたいのかといえば、今思えば、もっと素直になっておけばよかったというものです。


しかし、昨日も書いたように、おそらくその時に戻ったとしても、今の私の記憶がなければ当時の私はまた同じような選択をしたでしょう。


重要なのは、過去を振り返った時、過去自体の自分の選択をもう一度することはできませんから、反省を活かし、今からでも自分をもっと創造的に生きるこということを実行することです。


私の場合は、今回のことでは、「素直になる」「気持ちに正直に行動する」ことを、今後気がつけば進めていくということが挙げられます。


素直でないと、結局損をすることが多いものです。ひねくれたり、妙なプライドのためだったりで、せっかくの経験のチャンスをふいにすることがあります。


人生はいかに楽しく体験し、様々なことを実際的にも感情的にも味わうかということが大切です。それは魂の栄養素と言ってもいいものです。


「素直になる」「純粋になる」といえば、マルセイユタロットでは「愚者」であり、またまったく違うように見えますが、正直さという点では「正義」も関係してくるでしょう。


人と接する時、人からものを教わる時、書籍を読む時など、素直さという態度はとても重要です。私たちは先入観や、「もうそのことは知っている」「わかっている」とつい自分で入り口を狭めてしまいがちだからです。


いつも心に「愚者」や「正義」を思い、素直に純粋に、そして正直になることを心がけば、あなたはやはり「愚者」のように無限の可能性を秘めて、それを開花させていくことができるでしょう。


そしてそのような人には、人は進んで多くの情報を与えてくれますし、神や天からも愛され、チャンスや縁にも恵まれて、よき人生を歩んでいくことができるものです。

コメント

  1. いつも勉強させていただいています。
    私も同じです プライドばっかり高くて素直ではなく損を沢山してきました
    中々変えるのは至難の技ですが 愚者を思い出していきたいです。
    ありがとうございました。

  2. >メール相談☆ケイさん
    コメントありがとうございます。
    一種の癖みたいになっているかもしれませんね。ですから少しずつ癖を直すように、素直さでいることを習慣化してみるとよいと思います。その時やはり役に立つのはタロットの「愚者」ですね。(画像は思い浮かべるだけで、心に働きかけることができます)

  3. ありのまま より:

    すごくわかります。
    昔、好きだったコと最後に会う日、彼に待っててね。と言われたのに、
    その場の雰囲気にのまれて、
    居づらくなってしまい彼を待たずに帰ってしまいました。
    それから何年後かに、
    『あなたは、フォローが足りない。』と言われました。
    失敗は誰にでもあること。大事なのは、そのあとどうするかだと。。
    それからは、素直になれなかったあと、
    今できることをして伝えていく行動をするようになりました♪

  4. >ありのままさん
    本当に素直でなく、しまったと思う記憶は誰にでもあるものですね。
    そして人はまたそれを思い遣り、いい自分に変えていくこともできるという、すばらしさがありますね。

  5. terimu より:

    こんばんわ! 最近ふと、自分はどんな人間なんだろと考えてみました。
    劣等感を常にかかえていて、上っ面だけのええかっこしみたいな感じで生きてきたんじゃないかと思ったら、一体、本当の自分はどこにいるんだと唖然としてしまいました。 「素直」すてきな言葉です。

  6. >terimuさん
    まあ、人はいろいろな仮面・ペルソナをかぶって生きていますから、どれが本当とも言い難いですし、逆に全部自分なんだと思ってもいいですよね。

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