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恋愛 この恋どうしよう 

タロットに限らずですが、相談というとやはり「恋愛」のことがよく挙がります。


とりあえずつきあってはいるけれど、どうも関係がおかしい、分かれたほうがいいのか。相手が(あるいは自分自身が)どう思っているのか不安、続けたほうがいいのか・・・


などせっかく両者の恋愛に発展してもナーバスになることは多いものです。


そういう時、中途半端で恋を終わらせるよりも、とことん行き着くところまで行ったほうがよい場合があります。


なぜかと言いますと、途中で終わらせると未練が残るからです。相手への思いでの未練ということもありますが、その「恋」自体がきちんと終了していないこと、終わっていないという感覚が残り続ける未練が問題なのです。


人間は終わらせていないものに対してはどうしても不快感、気持ち悪さが伴います。すっきりしないのです。


「あの時もっと続けていればよかった・・・かも」と「かも」が出るようでは未練があります。まだ「続けていればよかった・・・でも」と思えるほうがましです。


いつまでも完結していない恋愛にふりまわされるより、ドロドロになるかもしれなくても、行き着くところまで行ったほうがすっきり終われることも多いといえます。


ただ、DVを受けていたり、相手から心身を傷つけられている状況が続くのはいけません。これは途中でもやめたほうが正解です。(なかなかそうはできないので問題ではあるのですが・・・)


とにかく自分なりに完結することを目指してみましょう。いうまでもないことですが、完結には失恋や別離などの望む方向ではない事態も含まれます。


大事なのは「自分でやるだけやった」「この恋に精一杯努力した」と思える感覚が得られることです。


カモワン式の展開法

カモワン版マルセイユタロットは過去・現在・未来の三枚の基本カードから始まります。


ただ、この三枚だけでは終わらず、カードの人物が持つ視線の方向によって、次々とカードが展開されていきます。


それはまるでひとつのストーリー、物語が目の前で繰り広げられているかのようです。


私がこのタロットを特に気に入ったのは、この独特のシナリオのような展開法が魅力的だったからです。


タロットは一組78枚、主に大アルカナという22枚のカードでカモワン式は占いますが、それにしても22枚の組み合わせから無限と思える展開がその時その時に応じて登場します。


つまりはひとつとして同じ展開はない(厳密にはありえますが)というのに等しいのです。しかしこの点が個性的ではあるのですが、逆に言えば欠点ととられる場合もあります。


それは同じ展開が現れにくいので、リーディングのパターンがつかみづらいという学ぶ側のほうの難しさです。


占ってもらうクライアントにしてみれば、自分(とその問題の)オリジナルが出ていると思えば、よりタロットに親しみを覚えて向き合いやすくなりますが、読む側となればまた別です。


しかしながら、それもある一定の法則があります。そもそも自由な展開といっても、まったくのフリーではなく、特定の規則に基づいた自由性なので、その規則の原本に立ち返れば、自ずと解読もしやすくなります。


そういったコツは教えられないとなかなかわかりません。これはたとえばスポーツで自己流の練習ではできなかった技が、いざコーチを頼んで教えてもらうと案外簡単にできてしまった、というようなものです。


ただこのスポーツの例でも自己流とはいえ、一生懸命やってきた下地があります。ですからポイントを教えられてもすぐ理解が可能なのです。


何事もそれなりの努力なくしては、完成には近づけません。タロットカードでいえば、まさに「神の家」のレンガを積み上げるが如しです。


シンクロの加速

私だけかもしれないのですが、最近はすごくシンクロが起こるのが早くなったような気がします。


これはトンデモ仮説みたいなものですが、どうも全体的宇宙時間とでもいうべきものの回転速度が加速化しているように思います。タロットでいえば「運命の輪」の加速。


宇宙時間という表現ではわかりにくいので、表現を変えればインド・仏教的になりますが、「カルマ」の反応速度が速くなっているということです。


やったことの反応がとにかくスピーディーに出る。いいことはいいことで、悪いことは悪いこととして。


しかもシンクロニシティ(偶然のような必然性)によって、それらが今までよりもわかりやすく伝えられていることも感じます。


おそらく今まで何世代にわたって転生を繰り返しながらカルマの解消(と反対に積むこと)をしてきたところ、この時代になってその貸し借りのスパンが短くなってきたのではないかと推測されます。(輪廻転生、カルマ説を取り入れた前提での話)


ということは、かなりダイレクトに思いや行動が影響してくると考えられます。これからはさらに言動に気をつけましょう。そして自分の周囲に起こるシンクロに注目することをおすすめします。


勇気と無謀の違い

勇気無謀は違います。


ここに「力」というカードがあります。マルセイユ版の場合、ライダー・ウェイト版とは異なって、11が「力」になりますが、ともかくライオンを手なずけている大きな女性の画像のカードです。


この「力」のカードが勇気をよく象徴しています。


彼女はライオンを強引に力ずくでコントロールしているのではなく、自然体でライオンを操れることを知っているので、それができているのです。


「力」の女性の意味とは少し違ってきますが、いわばサーカスの調教師がライオンを扱うようなものです。


それに反して無謀とは、「オレ、ライオンをコントロールできるかどうかわからないけど、とにかく気合いでやってみるよ」というようなことといえます。この場合、檻の中入った彼がどうなったのかは知りませんが。。。あ、悲鳴が・・・


それはともかく。

「できることがわかっていたら、勇気が出るのは当たり前じゃん」

と思うでしょう。


それはそうなのです。ただ、できることがわかっていながら失敗するかもしれないという恐怖心や、笑われたらどうしようとか、見栄・プライドが邪魔してできないこともあるのです。そして多くの人はそういうことだったりします。


ほら、あなたも、「自分ではできる」と思っているのに、いろいろと条件をつけてやれていないことがあるでしょう。自分にそれができるかどうか、環境や他の要素は除いて、純粋に能力の問題として見てください。


意外にやれるはずです。ではできないのはなぜか、それがいいわけであり、勇気をくじいている部分といえます。


タロットカードのエネルギーで癒す。

タロットカードはカード自体にパワーエネルギーがあります。


私はマルセイユタロットという伝統的タロットで、カモワン版という新しく復刻されたカードを使っています。このカードを使用されていらっしゃるほかの方も、ずいぶんカードのエネルギーのことは述べられます。


このカードのエネルギーはすこぶる強いと。


私自身は霊感体質というわけでもありませんので、エネルギーについてそれほど感じているわけではないのですが、それでもなかなか強力だろうと思います。


違うマルセイユ系タロットの話ですが、心身を癒すために直接タロットカードを身体の部位にあてがうヒーリング技術があるのを知っています。(かなり大きなカードです)


ここまで(直接当てる)とはいわないまでも、ある種のカードを眺めることで、心や体にまで変化が及ぶことを実感することがあります。


たとえば「太陽」という明るい色調の、さんさんと輝くまさしく太陽が描かれたカードがあります。これを見ていると、鬱的な心が元気になったという人もいますし、友人との関係を見直して、仲が改善されたという人もいます。(画像に、太陽の下で手を取り合った二人の人物が描かれているため)


タロットリーディングをしていても、まだカードの説明をしていないのに、「星」という、妊娠した女性が穏やかに壺から水を流しているカードを見ているだけで、セッション中に泣き出された女性も一人や二人ではありません。(悲しくて泣いているのではありません。自分の中の「何か」を洗い流しているのです)


タロットカードの働きは、まだまだ私たちにいろいろな可能性を見させてくれますし、隠された効果も眠っているといえるでしょう。


※タロット画像はカモワン氏のサイト でご覧になれます。


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