自分の中の「愚者」を取り戻す。
カモワン版マルセイユタロットの大アルカナの絵図(タロットマンダラ)を見ていますと、進んでいるように見えて、実は最初の「愚者」にまた戻っているかような感覚があります。
あまり知られていませんが、タロットマンダラは実際に「世界」から「愚者」に戻っていく過程を見ることもあるのです。
回帰と進展は視点を変えた同じものなのかもしれません。
さて、そのようにして皆さんも自分の歴史をふり返ってみましょう。
特に記憶のある幼少期(小学生時代が多いかもしれません、もちろん人によってはもっと前のこともあります)のことは、自分の中の「愚者」を発見する(思い出す)にはいい時期です。
たとえば私の場合、「謎を研究する」とか言って、クラスで「なんでも研究会」というグループを作っていました。(笑) 謎といっても当時の小学生らしい「UFO」とか「心霊現象」「超能力」みたいなことです。(昔、ブームの時代があったのです)
卒業時にクラスでそれぞれ皆が自分用にと、クラスメートにお別れのメッセージを書き込んでもらうというものが流行りましたが、私のそれには「いつまでもUFOが好きな人でいてください」と、半ばからかわれ気味(苦笑)に書かれていたのを覚えています。
で、考えてみれば、今現在もそれが「タロット」に置き換わっただけで、同じことをしている自分に驚きます。しかしこれも、大人になった途中から、あることで「愚者」を思い出すことができたからだと思います。
まあ、私の場合は極端ですが、皆さんもまだ社会規範や他人の目、常識をあまり気にしていなかった時代に戻って、自分の「愚者」的な部分を探求してみるのもよいでしょう。
そこからワクワク感の再生や、自分の潜在的ブロック、また反対に生き甲斐の発見に行き着くこともあります。
「いつから私は、詩を書くことをやめてしまったのだろう」
「いつから私は、夢を語ることをしなくなったのだろう」
「いつから私は、思いっきり自分を出すのをしなくなったのだろう」
「いつから好きなことするのに、理由を考えたり、必要以上に制限するようになったのだろう」
こんなことをあなたも感じたことはあるばすです。
タイムマシンに乗って、まだ枠がそれほど強くなかった時代に戻ってみましょう。人は心の中ではいつもタイムマシンに乗ることもできますし、自由に創造性を発揮することもできるのです。
私もここ最近、いつの頃からだったかな?とよく幼少時代を思い出していました
私がタロットに初めて出逢ったのは11歳でした
あれからいろんな事があって今があります
>がくこさん
コメントありがとうございます。
そうですか、がくこさんは11歳の時にタロットに遭遇していらっしゃいましたか。
また今にタロットを手にしてみられるのも面白いかもしれませんね。
それはともかく、この記事は純粋な頃のことを思い出すような話ですが、逆にこれまで経験してきたことも、とても意味と価値があると思います。