タロットでつながる縁
4月5日京都、そして今日7日神戸と、カルチャー教室でのタロット講座が始まりました。お申込みいただきました方、ありがとうございます。
受講生の皆さん、ご質問もお気軽にしてくださいね。
さて、こうして何気ない町のカルチャーセンターでの講座へ参加したと思うかもしれませんが、私自身はご縁を得てマルセイユタロットをお伝えさせていただく気持ちには特別な想いがあります。
日本ではタロットといえばウェイト版(ライダー版)がメジャーですが、徐々にマルセイユタロットの良さも広まってきているように感じます。
私の講座では、従来のタロット=占いという認識だけではなく、いわば人間性や人生の質を向上させていくためにマルセイユタロットを最大のツールとして活用していくことをお話しています。
タロット占いを気軽に学びに来たのに、なにやら壮大で難しいことを言われて面食らった(^_^;)方もいらっしゃるかと存じますが、この機会に遭遇されたこと、タロットを学びに来られたことに意味があるのだと感じてみてください。
それは、講座で説明しているような内容のこともあるのですが、それとは別に、かねてから私がとなえている「趣縁 」というものを作っていただく、つなげていただくためもあるのです。
趣縁というのは私の造語であり、簡単にいえば趣味や志向によって生ずる縁や集まり、交流関係のことを言います。
現代では地縁や血縁は希薄になってきています。
また少し前、特に昭和までは社縁という会社や職場によってできる縁が濃かったこともありましたが、それも終身雇用の安定性の消失、仕事スタイルの変化なとでなくなりつつあります。
つまりは人とのつながりが普通に生きているだけで、昔よりかなり少なくなってきているのです。もちろんその分、人付き合いの面倒さも減っているという側面はあります。
とはいえ、今回起こった災害などを経験すると、孤独ではなく、助け合ったり、心を支え合ったり、または気持ちを述べ合ったりできる人の必要性を実感された方も多いかと思います。
家族や恋人、パートナー、今までの友人などもいらっしゃるでしょうが、やはり人とのつながりはいろいろな形でもっておいたほうがよいです。人は一人では生きていくことはできないのです。
こうしたことから、たとえタロットによる趣味の縁、趣縁であっても、仲間ができれば時には大きな自分の支えになります。
実はタロットの前では人は平等です。その人の職業や地位・性別・年齢などは関係なくなります。
特に私の伝えるマルセイユタロットでは、その人個人の全体的な向上がテーマであり、また個人だけではなくあらゆる事柄の進化も重ね合わせることができます。
そうすると、必然的に自分の人生、人の人生ということを真剣に考えるようになってきます。
と同時に、タロットによって整理したり、客観視したりもできますので、まじめだけどユーモアも交えた楽しみの視点を持つこともできます。
そもそもみんなタロットカードでいえば「愚者」なのですから。(このことはタロットマンダラを知っている人にはよくわかるはずです)
関西にはカモワン版マルセイユタロットを探究する古くからの集まり、趣縁のチームがありますし、私の講座をきっかけにして、趣縁ができて勉強会をしたり、友人同士として普段の交流をされるようになった方もいらっしゃいます。
このような関係は家族や濃いつながりのある人とはまた別で、だからこそ利害関係や感情の偏りがなく、かえって自分のことを話したり、人の話を聞いたりすることができます。
何より同じタロットを学んだ仲ですので、タロットを使って語り合ったり、リーディングしあうこともできるのです。
京都でも、昨年からのカルチャーセンターで学ばれた方が、趣縁を広げられています。
タロットによる縁、それは偶然かつ気軽なようでいて、実はあなたにとって意味のある偶然(シンクロニシティ)なのかもしれません。
あなたがマルセイユタロットを手にして、仲間とともに学び始める時、改めて、「マルセイユタロットの世界へようこそ」となるのです。
※京都新聞文化センターとよみうり文化センター神戸での講座はすでに今期の募集は終わっています。次回は京都は10月から、神戸は7月から開講予定です。(その前から募集はあります)
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