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サッカー日本代表決勝トーナメント進出
おおっ、ついにサッカー日本代表、決勝トーナメント進出ですね!
いやー、見事な戦いぶり。堂々の勝ち上がりです。
本当におめでとうごさいます。
この件で改めて思ったのは、未来は自分(たち)の手で変えられるということです。
前もっての私のリーディングでは、あまりよい感じではなかったのですが、カモワン流でタロットを展開しておりましたので、どのようにすれば改善できるのかといった「解決カード」も当然出ていました。
おそらく選手はじめ、監督やスタッフの皆さんが一丸となって、まさに「解決カード」のことを実行したことによって、未来をいいものに変えていったのだと私は確信しています。
また、やはりカモワン流の展開法は、これまでの過去と現実を作り出している心理状態(心の決め事)をカードに投影させ、それを変換する(心の決め事を変える)ことで、過去・現在・未来にわたって次元を転換していくことに本当の意味があるのだと認識しました。
この展開法とタロットの使い方が、今更ながら理解できたところです。ありがとうサッカー日本代表。
二人の時間回転速度
恋愛をしていると、どんな形であれ、コミュニケーションの問題が出てきます。
最近ではやはり直接の会話よりも、まずはメールのやりとりなどからということが多くなっているでしょう。
ということは昔とは違って、反応やレスポンスも、しようと思えばいつでもできる時代といえます。
直接と電話、アナログの手紙しか相手とコミュニケーションできなかった時とは、その反応速度は格段に違います。
しかし、これが落とし穴といいいますか、悩みの種にもなるのです。
「反応が速くできる」ということは、逆に言えば「早く反応が来ないとおかしい」という考えにとらわれてしまうからです。
「昨日メールしたのだから、今日返してくれるはず」とか、「どこかに行っているとしても、携帯からなら電話できるはず」と思ってしまうのですね。
確かに反応速度は物理的・機械的に速くはなりましたが、人間自体は変わっていないのです。
返したくないと思ったら返さないのが人情ですし、あくまで実行するのは人間の意志と心が支配しています。勝手に機会が反応してくれるわけではないのです。(まあ、そういうこともできなくはないでしょうが)
ビジネスにおいては、ある一定の決まりもあって、このようにしたらこのように返すというルールでコミュニケーションが行われているので、それに従っていない人は「常識はずれ」「礼儀がない」といって判断することができます。
言い換えれば、「自分は悪くない」「相手がおかしいと」思えることができるので、自分の不安や悩みが起こりにくいということでもあります。
けれどもプライベート、特に恋愛においては、ある程度の常識のようなものはあるかもしれませんが、人それぞれであり、一概に相手が悪いとは決めつけられません。
ここで考えてほしいことがあります。
それはタロットでは「運命の輪」というカードが象徴しますが、各人の時間の流れです。
人には固有の時間軸があり、その回転によって基本を過ごしています。この回転速度があまりに相手と違いすぎると、かなりのギャップを感じるのです。
例えば「メールの返事はすぐするもの」と思っている人と、「メールの返事は一週間に一回でOK」と考えている人では、時間軸と回転速度に大きな隔たりがあります。
人それぞれの固有時間感覚を無視すると、コミュニケーションもうまくいきません。片方はあせり相手のことに疑心暗鬼になったり、もう片方は「せわしい人だな」とうざったく感じてしまったりします。
さらにやっかいなのは、この回転速度は感情に大きく左右されることもあるということです。実は感情が時間を動かしていると言ってもよいくらいです。(このことは楽しい時は短く感じ、苦痛時は長く感じる例でもわかります)
恋愛において、一般的に時間の回転速度が両者ともに速くはなりますが、どちらかといえば、ほれている(好きの度合いが高い)ほうの速度に加速がかかりがちになります。逆に気持ちが冷めてくると、時間速度はゆっくりとしたものに変わってきます。
二人の時間速度がピッタリと同調している時は、とても強い幸福感を味わうことでしょう。だからそういう状況では、まったく同じ時に同じセリフを言ったりするようなことが起きるのです。
では相手の速度に合わせればよいのかということになりますが、一つの手段としてはそうだとも回答できます。
しかしながら、自然に合う場合を除き、速度を無理に同調させることはかなり大変なことです。
ですからアドバイスとしては、時間回転速度が同じような人を選んで交際すると負担が少ないということになるでしょう。
意外に速度によるコミュニケーションギャップは、ものすごいストレスを生じさせます。
あらかじめ違いを意識して、ブレーキやアクセルを調整していくか、あるいは先述したように「速度の合う人を選択する」などの方法でうまく対処すれば、恋愛もスムースに行きます。
お金とエネルギー
お金がエネルギーであるという考え方は、割とスピリチュアル的にはポピュラーなことです。
エネルギーということが難しければ、単純に「労力」と置き換えてみてもいいでしょう。
どれだけ労力を提供したか。それによって変換されて戻ってくるお金の量も変わるといえます。
それは肉体での労働だけを言っているのではありません。頭脳労働も当然入ります。労働というとちょっと誤解になってきますが、要は「力を入れたもの」「力をかけたもの」ということです。
ですからお金を求めるのならば、エネルギー・労力をまずは自分が出すことが必要だと考えられます。
労働以外でそれが思いつかない場合は、やはり「労働すること」が一番手っ取り早いお金の獲得手段でしょう。
さらに、「労力」だけではない、「もうひとつの観点」も重要です。
それは誰のためであれ、あなたのエネルギー・労力が、人や世間に役立つことであるかどうかということです。
ここでいう「役立つ」ということは、清い意味だけではなく、いろいろな意味で利用価値があるということも含みます。
ですから雇われて働く労働以外に労力の価値を提供でき、役に立つのなら、それはお金に換算されて戻ってくる可能性があります。
エネルギーや労力を放出することなしに、何もしていなければ、それは当然のごとく、何も還って来ないということになります。
さらに放出していても役に立つ価値(量)があまりなければ、それ相応の(少ない)ものとして戻ることにもなります。
これらのことはタロットでいえば、小アルカナにおける4つの組に当てはめることで、さらにメカニズム的な説明ができます。
ここで述べたことは特にシンプルにして書いたもので、これに小アルカナの4組理論を導入していくと、さらに面白いことがわかってくるのです。
それは次の機会に説明できればと思います。
幸せになるための視点
以前、タロットの中級コースの講座(発展コースと名付けています)のカリキュラムを作成している際に、こんなことがありました。
その時私は、「人の考える解決方法の視点とはどんなものがあるだろうか」と、それこそ「問題解決」に関する本を読んだり、いろいろと自分なりに考えていました。
そして「どんな行動をすればよいのか」など、ひとつひとつ「視点」を整理していたのですが、どうにも今ひとつ、忘れているものといいますか、大切な観点が欠けているように感じました。
タロットを展開してみると「世界」が出ています。どうもまるで私の今考えている「世界」とは違う「視点」や「考え方」が必要なようです。
タロットにより、なんとなくつかめてきた気がしましたが、ちょうど通りかかった、妻にも聞いてみることにしました。
「例えばモノを買うとき、どんなことを思う? もちろん、便利なのものとか、必要だからとかちゃんとした理由はあるだろうけれど・・・ほかに何かないかな?」
すると妻はちょっと考えてから言いました。
「運がよくなるためとか、幸せになるためとかもあるんじゃない?」
「えっ!? ああ、そうか!」
私はそんな視点があるのかと新鮮な驚きを感じるとともに、「これだな、タロットが示していて自分が忘れていたものは・・・」とはっと気がつかされたのです。
タロットと女性による柔らかな感性が結びついた瞬間でした。
「幸せになるための視点」
これは常識を超えることもあると思います。
この観点から見れば、選択はまたかなり違ったものになってくるでしょう。一段高い視点になる可能性もあります。
それは人にとって幸せの価値は違うとも言えますし、また根源的には同じとも言えるからです。
それ以来、タロットを展開する時、私はこの視点も大切にしていますし、中級講座でもお伝えしているところなのです。
タロットの非合理性
女性の方は気軽にタロットに接してもらえることが多いのですが、男性の方は占いというイメージで毛嫌いされていらっしゃるのか、なかなか入り口から困難です。
そんな中でも数少ない?貴重な男性諸氏がタロットを習いにやってきます。
教室ではもちろん少数派です。めちゃくちゃ少数派です。いじられキャラの人は間違いなく、お姉様方から愛あるツッコミを受けるでしょう。関西ですから、それも半端なものではありません。(笑) まあ、それがうれしい人もいらっしゃるかもしれませんが。(^_^;)
冗談はさておき、
男性でタロットリーディングを行う時に多いのは「硬直」です。
展開されたタロットを前にして、まさに固まってしまうのです。それまでほかのお話を気軽にされていたのに、タロットが展開されたとたん、突然冷凍室に放り込まれたマグロ状態に変化します。
「もしもし、どうされましたか?」
「いえ、読み方はさきぼとの講義で頭ではわかっているんですが・・・いざ展開を目の前にしてみると全然わからなくて・・・」
これをほうっておくとですね、たいていテキストとか、キーワードを書いたプリントなどカンニング(笑)されるわけです。(練習前に見ないように言っておいても)
何もこれは男性に限ったことではないのですよ。女性でもあります。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
それは普段から論理思考が強い男性(あるいはそういった傾向の女性)は、左脳的にタロットをとらえようとして脳内回路がショートするんですね。
つまり理屈でタロットをリーディングしようとしているのです。
ここが肝心なところなのですが、タロットはもともと私たちの暮らしている世界や社会の常識からは、非合理、非論理的なものなのです。
「ナルト」ではありませんが、タロットは「右を向きつつ、左を見ろ」と言われるようなものです。(すみません、漫画ネタで)
まあ、ナルト君は影分身という術で、自分の分身の三人目を出すことでこの問題を解決したわけですが、要はタロットはこの影分身三人目という発想を促すものだということです。
しかし、いつも現実社会で合理的思考で生きている人には、そこに常識としての理屈が通らないとわけがわからなくなるのです。
例えば「13」「手品師」というカードが並んだとします。それぞれ意味的に「変化」や「仕事」と単純にキーワード的に覚えてしまっていると、仕事を変えたほうがよいのだなと頭(理屈)で理解しようとします。
けれども問いを発した当人は、「仕事は順調で変えたいとも思っていない」と答えたとします。(自分リーディングの場合は、自分がそう思っていたとします)
もうそうなると、そこで普段の自分の理屈を超えてしまう(「変えたくないのに、変えろ」と出ているタロットとの矛盾で合理性や整合性がわからなくなってしまう)ので、硬直するしかないのです。
このような人は、とにかく力を抜いて、タロットの絵柄に意識を集中してみるとよいでしょう。タロットの声に耳を傾ける無心な状態になってみます。
タロットがどんな風な動きや感じとして伝わってくるか。
そうすると、もしかすると、上記の例(「13」と「手品師」)でいえば、「13」は困っている人のように見えてきて、何か訴えている気がしてきたとします。隣の「手品師」も誰か人物に見えてくるかもしれません。
(タロット画像を見たい人はカモワン氏のサイト でご覧ください。「手品師」は一番下の段左から二番目、「13」は中段右から二番目のカードです)
ここから「自分はいいかもしれないが、誰か職場で困っている人、やり方を変えたいとか思っている人がいるのかも」という発想が浮かびます。最初の言葉だけに頼ったものとはまったく違う内容になってきています。
そのことを、問いをした人に確認して、思い当たることがあれば、タロットはそれを示唆しているととれます。思い当たらなくても、表面的に気付いていないだけで、そのようなことが隠れている可能性もあります。
つまり、タロットは「象徴」なのでそれ自体に何重もの意味があり、それが重なってとらえられることにより、時には矛盾として感じられることもあるということです。非合理性なのはいわば錯覚に近いものです。
重なりをほどけないのは、普段の凝り固まった日常意識があるからともいえます。
そういう意味で、タロットは頭を柔らかくするのには大変いい訓練になります。(何より、私自身がそうでした)
なお、「硬直」するのには、まだほかの理由があります。それについてはまた別の機会で語らせてもらいたいと思います。