オリンピック
トリノの五輪です。日本選手のメダルはまだなく、批判的な声もささやかれはじめる今日のこの頃ですが、競技の残っている皆さんにはがんばってもらいたいものです。
私には「トリノ」といえば、
サッカーのユベントスというチームがすぐ浮かぶのですが、おそらくイタリアの人たちには、日本で開かれた長野五輪時のような自国五輪への大注目はないような気もします。。って、五輪好きはもしかしたら、日本が一番かもしれませんね。これには報道が大きく影響しているのでしょうね。選手たちの応援に非常な宣伝もいいのですが、「感動をありがとう」みたいな姿勢だけではなくて、もっとシビアな視点といいますか、冷静に実力やその競技における世界情勢と日本の位置などの分析をしてほしいものだと思います。商業広告ベースで流されるマスコミとしては、仕方ない面はあるのかもしれませんけど。。。これは、サッカーを見ていても思うことです。
とはいうものの、五輪ではたしかにミーハー精神も出るのも事実です(苦笑)。 個人的にはカーリング競技が面白いですね。長野五輪では、原田選手を中心とした日本ジャンプ陣の物語が感動を巻き起こしましたが、私は男子カーリングのアメリカ戦、激闘の末わずか数センチで勝利を逃した敦賀選手の涙が一番印象的でした。当時、私と似たもの同士であった友人とも、「あの戦いは感動した」と電話で話していたものです。あの、ピースがはまるような感覚がよいのかもしれませんし、タロットでいえば、「3、女帝」というカードで象徴される計画・創造性というものが、氷上の盤面にて繰り広げられる世界だからなのかもしれません。
日本のカーリングって、常呂町という北海道の五千人にも満たない町がメッカとなっているようで、代表選手もここから出ているんですね。そんな選手が巨大競技人口を誇る北欧の国々と真っ向からぶつかるのを見ているのは、とても興奮させられます。まさに、「おらが村の兄ちゃん姉ちゃんたちが、世界の五輪という舞台で戦っている」わけです。これを聞いた時、「映画ネタにもってこいだよなぁ」と先述の友人と昔、話していたのですが、やっぱり皆さん同じ事考えられるわけで、今「シムソンズ」というソルトレーク五輪の日本女子カーリングチームをモデルにした映画が公開されているようですね。予告編を見ますと、なかなか面白そうです。
五輪、ほかにも私と同じ年齢で下が同じ名前の、越和宏選手のストーリーにも心を動かされています。11位という残念な結果でしたけども。。。ミーハー五輪話でした。
金メダルをあげたい選手(日刊スポーツのアンケート)では
カーリングがトップだったようですよ。
映画の影響もあるのだとは思いますが、実際大健闘でしたよね。
競技の性格も日本人好みなのだと思います。
これからも注目の競技ですね。
nobuさま、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
結局今回の五輪は荒川選手の金ひとつでしたが、それだけに非常に際立つものとなりましたね。多くのメダルがある場合ももちろんよいですが、ひとつのものを際立たせることで、そのことの価値と大切さを逆に深く見ている者に認識させたかのような今回の結果は、五輪競技だけではなく、普遍的にもある側面から言えることのように感じました。