タロットカードから聞こえてくる音
あまり皆さん、やったことはないと思いますが、タロットを音で表現したり、感じたりすると意外なリーディングができたりします。
特に「13」のカードがお勧めですね。「13」は一般的には「死神」などと呼ばれ、怖がられているカードですが、私の使うタロットでは死に神という解釈はしません。
確かに手に大きな鎌を持ち、骨と皮だけのほぼスケルトン状態の絵柄を見たら、恐怖を感じてしまう人もいるでしょう。
しかし「13」は非常に強いパワーを持ち、古いものを壊して、新しいものに変えていく積極的な意味を持つカードなのです。
それはさておき、音の話に戻りますと、カードを見てまず感じた音を実際に口に出して表現してみましょう。
いやなに、簡単なことです。
上記の「13」の例でいえば、鎌を動かしている様子から「ザクッ、ザクッ」とかいう音が響いてくる気がしませんか。
ところが私にはこれが「ザクッ」ではなく、「サクッ」という風にも聞こえるんですね。
サクッと。 今、よく使われる表現です。(笑)
そう、「13」の鎌でサクッと古いもの、こだわっているものを取り除いてしまいましょう、という感じですね。
タロットから聞こえてくる音は不思議なもので、気分や状況、人によって変化します。音の表す「語感」や「響き」が大切なのですね。
ここで私がこのネタに「13」を出したのには意味があります。
すでにカモワン版マルセイユタロットを習われた方には、それを考えてみられるのも面白いでしょう。
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