よいこともある「忙しさ」
タロットカードに、吊るし(ほかのカードでは「吊され人」とか、「吊された男」とか呼ばれています)というカードがあります。
逆さまの位置が普通であるということと、動いていないということが特徴に挙げられるカードですが、今回は後者の関連での記事です。
人間は考えることがとても好きな動物です。
いつも頭の中で思いを巡らせています。
そのため瞑想したり、座禅を組んだりすることによって何も考えない時間を持つようにすることもあります。
このように絶えず起こる思考に対して、体の動きを止めることにより、心も同様に静かに停止状態にしていくという方法があります。
もうひとつ、あえて行動を増やして忙しくすることによって、あれこれと考えることを逆に少なくする方法もあります。
「忙しい」ということは、よく言われるように、「心を亡くす」と書いてネガティブなとらえ方をされがちですが、心を亡くすのは無くすことに通じ、いわば次々と起こる想念(悪想念もあり)を無くす(忘れる)意味もあるのです。
タロットの吊るしのカードでも、あることに囚われすぎていたり、考えすぎたりしていると、カードが逆位置で現れ、正立では楽しそうに見えていたカードの人物も、反対にとても苦しそうに見えてくるから不思議です。
つらいことや苦しいことは、忙しさで紛れることもあります。
本当の意味ではそれは苦しみの解決にはなりませんが、忙しさの中で淡々と目の前のことをこなしていくことで、固定されていたものが流れていき、いつの間にか楽になっていることがあるのも確かです。
暇と時間は心の休息や回復に大きく役立ちますが、使い方を間違えると、かえって自分を苦しめることになりますから注意しましょう。
なるほど!
そう言われれば、納得出来ます。
(^-^)
>きりさん
そうですか、それは良かったです。(^^)
>タロットであなたを変える 宮岡和宏さん
自分は、忙しくしている方がリズムがとりやすいのですが、このところは体調も崩しているので、頑張ろうにも思うように事が運べずに、少しジリジリしています。でもこれもポジティブに考えてゆきたいと思えてきました。 (^-^)
>きりさん
体調が今ひとつならば、無理をしないという体からのメッセージではないでしょうか。頑張ってもこういう時はかえって非効率でしょうから、ある意味割り切られて、今は臨時的なペースとして進められて行けば良いのではと思いますよ。まあ、長い目でみればトータル的にバランスがとれてくるものだと思いますしね。