人はあなたのことを見ているか?
カモワン版マルセイユタロットは、カードの人物の視線を重視したリーディング(解釈)をします。
視線の方向は、人にとっての関心の矛先を示します。
関心と言っても、よい感情(好意・親近感)もあれば悪い感情(悪意・嫌悪感)もあります。
この、「人から見られている」「注目されている」という感覚は、時に過剰に作用することがあります。
言ってみれば、ほとんとの人は自意識過剰状態かもしれません。
「自分は人からこう見られているかもしれない」「もしかしたら、これをするとかっこ悪いのではないか」など、人目を必要以上に意識してしまっているのです。
反対に人のことを自分はどう見ているのかを考えてみるとわかるのですが、好きな人など特別な感情を抱いている人を除いて、普通は人のことはほとんど気にしていないものです。
実は人は一番関心を持っているのは自分自身のことなのです。
自分に関していい意味でふれられる(賞賛・褒られる)とうれしいですし、逆に悪い意味(非難・貶められる)で取り上げられると怒りを抱いたり、心に傷がついたりします。
これも結局は自分に関係してくるからなのですね。
タロットでも相手を表すカードの人物の視線が、自分を示すカードに向けられていないことを知って、安心したり、意外に思ったりすることが実際あります。
結局自分が気にしているほど、人はあなたのことを見ているわけではありませんから、ちょっとくらいの冒険はやってみたほうが得だといえます。
あなたが人目を気にしなければならないほどの注目を浴びる時は、いわばあなたが超有名になっているか、よほど衆目を浴びるほどおかしな状況(笑)であるかと考えられますから、普段はもっと伸び伸びとしていても全く問題ないと思います。
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