土台から変えるひとつの方法
昨日は固定した状態になるのは、普通の人にとってはいいものではないというお話をしました。
そこで今回は、ちょっと意外で簡単な方法による、固定した状態に変化を及ぼすやり方を紹介したいと思います。
その前に、少し話は変わるのですが、タロットの話をします。
タロットの小アルカナには「四大元素」という考え方が貫かれています。
これは「世界は4つの要素・エレメントで構成されている」という古代からの思考体系なのですが、一般的にタロットでは「ソード(風)・カップ(水)・ワンド(火)・コイン(土)」という象徴で表されています。カモワン流では、これを日本風に呼び名を変えて、「剣・杯(さかずき)・杖・玉(たま)」という名称にしています。
このうち、「コイン・玉」に相当するのがエレメントでいうと「土」であり、いわば一番安定や固定した状態を示します。
人間でいえば肉体(とらえ方によって様々に表されますが)ともいえましょう。そして私たちはこの肉体を維持するために、食物を取ります。
四大元素の考え方のひとつには、エレメントが回流(下降・上昇も含む)や循環をするというものがあります。剣(風)から玉(土)まで4つの要素の象徴の順序により、物事が固定化する順番や反対に溶解(蒸発)していく様相を示すのです。
これによれば、「玉」は一番最後に固まる段階だと言えます。ということは、逆にいえば、玉(土)から剣(風)へと向かっていけば、次第に固形から流体に変化していくとも考えられます。いわば氷が温度上昇よって溶けていき、水になってそのうち気化していくようなものです。(そしてまた雲となって雨になり、地上に戻ります)
さて、ここで最初の話に戻ります。
固定した状態に変化を及ぼすためには、この4大元素の循環を体に当てはめるのです。玉(土)状態から上昇していく方向を採用します。
すなわち、肉体の構成のための根幹をなす、食べ物の摂取を変えるということです。人の体(細胞)は、一定期間でガラリと入れ替わるといわれています。
古代の考え方では、細胞ひとつひとつにも魂が宿る(全体のひとつながら、ひとつが全体の象徴でもある)と考えられています。現代的にいえばどんな小さなものにも遺伝子情報があり、その人全体のこともそれでわかるというようなものです。
食べ物はおそらく細胞や肉体の構成に重要なものだと予想できますので、今まで食べていたものを少し変えてみるだけでも全体への変化があるのではないかと考えられるのです。
筋肉などでも、同じ姿勢を続けていたり、同じ箇所をずっと酷使し続けていれば、その部分はやはり痛みます。また変な癖もつくおそれもあります。このことからも、同じ状態が固定したまま継続されていくのは問題だと想像できます。
食べ物も普段いつも取っているものに目を向けて、ある時から別のものを食べていくことも行うようにすれば、肉体のみならず、思考まで影響させることができるかもしれません。
主食の米を変えることはよいのかどうかはわかりませんが、例えばいつも同じ種類の白米ばかり食べていくというより、何か別の種類の米に変えてみるなどの変化も時にはよいでしょう。
今問題状況にある方、何か変化を起こしたい方は食生活から見直すのもひとつの方法です。また直接肉体から働きかける「整体」なども、別の意味で「玉(土)」から変化を起こさせる方法といえるかもしれません。
いつも返信ありがとうございます!
私は、身体にも毒素を蓄積しているはずです。整体に行ってきます。食べ物も難しいことではないですもんね。今はあまりテキパキ出来ないのは事実なので、自分の活動のレベルかなり下げながら、充電してゆきたいです。
>きりさん
そうですね。体から働きかけることは、考えを柔らかくするのにもいいみたいです。思考の癖は体癖にも現れると言いますし、逆にいえば体から変えていれば、考え方も変わるかもしれないということですね。
体のメンテを行いながら、ゆっくり気力の充実を図ってみてください!
身体に良いものを食べる事。
と判ってはいても中々実行できずに
偏りがちです。
タロットとからめると気合が入りそうです。
それにしましても、シンクロが多い
内容にびっくりです。
>terimuさん
良いものを食べようとするより、同じパターンをちょっ変えてみるくらいがまずはやりやすくていいかもしれません。私もいいもの食べなくては・・・と思いつつもついジャンクフードに手を出したりしてしまいますから(笑)。
記事とのシンクロが多いのは、たぶんterimuさんがタロットに関心がおありだからだと思いますよ。