悪い影響を変える方法。
「影響」という漢字を見てください。
そして一文字ずつ、ばらしてみましょう。
「影」と「響」ですね。これは言ってみれば、「イメージ」と「音」です。
イメージと音は人間に文字通り「影響」するというわけです。
さて、人は不快なことや嫌な出来事に遭遇すると、心が乱されます。この「影響」をゆるめる方法が、まさに「影響」の文字から思いつくことができるのです。
それはそのまま先述した「イメージ」(映像・影像)と「音」(響き)によってです。
まず先に「音」から見てみましょう。いやなに、簡単なことです。
たとえば何か腹が立ったり、感情を乱されたりするようなことが起こったとします。その時、呪文のような言葉をただひたすら心の中で唱えるのです。
呪文といっても、「呪ってやる!」というような相手を恨む言葉ではありません。それは逆効果です。そんなことをすると相手を攻撃した以上に、回り回って自分に戻ってきます。
そうではなく、祝い的な言葉を唱えるのです。たとえば「ありがとう」とか、「感謝します」とかですね。
というと、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ヒューレン博士式のホ・オポノポノの4つの言葉などもいいかもしれません。
ほかにも知っているマントラ的なもの(くれぐれも呪いの意味でないもの)でもよいでしょう。神様を信じている人は、その神の導きや、愛が注がれますように・・・と唱えてみるのもよいでしょう。
ここで大事なのは、唱える言葉はネガティブなもの(響き)ではないことと、その場面に唱えることによって、目に見えない自分の受けている(あるいは自らが発生している)波長を、心の中の言葉の響き(波長)によって干渉し、打ち消すということです。
ですから響きが美しいものがよいのです。祝福的な言葉がよいといったのは、それ自体美しい(心地よい)からです。
それから唱える行為によって、感情の波の発生をその「唱えた間」が抑止するという効果もあります。
ではもうひとつ、「イメージ」を利用する方法です。
ここにタロットが登場します。
タロットカードにはどれもいい悪いの偏りの意味はありませんが、それでも見ていて明るくなったり、穏やかになったりする気分の絵柄のカードがあります。
代表的なものでは「太陽」「星」「節制」(マルセイユ版の場合)といったところでしょうか。
「太陽」は相手と仲良くなりたい、エネルギーを強くしたいという時。
「星」はわだかまりを水に流したい、謙虚になりたいという時。
「節制」は相手と気持ちを通わせたい、高まる気持ちを抑えたいという時。
などが考えられますが、そうした気分や三枚に限らずとも、どのカードでも感情を落ち着かせるのには効果があると思います。
ですから、気分を害した時にはどれでもよいので、好きなカードを思い浮かべることです。
と同時に唱える「音」のほうも活用すれば、効果は倍増するでしょう。
こうして悪い「影響」をよいものに変えていくことができるのです。
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