夫婦問題
タロットをしていますと、自分の考えとは別な方向を示すことがあります。
たとえば夫婦・パートナーシップの問題で相談者の話をうかがっていると、「とてもこれは関係を続けていくことは難しいだろう、別れるということもありかも・・・」と感じていたのに、タロット展開すると「関係修復を目指すほうがよい」と読めるばかりか、時には「その関係が相談者の真の向上につながる」とわかることもあります。
もちろんその反対もあります。だからやはり、相談者の話をよく聞いたうえでタロットを展開してみないことには、本当の解決方向はわからないと私は思っています。
そして、これはカモワン流の特徴かもしれませんが、展開自体がストーリーのように出ますので、それをタロットリーダーが解説しているうちに、相談者自らが最初の思惑(タロット展開する前の表面的な気持ち)とは違った結論を導き出すこともあります。
結局これは、人間の中には起こっている問題に対しての本当の意味と対処方法を知っているものがあり、それを自分自身で気がつくようにするための仕組みがタロットにはあるのだと感じられます。
さて、人間関係、特に結婚している夫婦・パートナー同士が関係を続けていくかどうかを判断することは、なかなか現実的には難しいところがあります。
まず離婚ということが本人が考えているようにそう簡単なものではないということと、もしお子さんがいらっしゃったら、親権・今後の養育の問題はじめ、いろいろと決めていかなければならないこともあり、子供の情緒や心理的なことも配慮しなければならないこともあってかなり大変だということです。
そしてやはり一番の考慮すべき問題は経済的なことになるかもしれません。特に主婦である方が離婚にふみきれない要因も、自立できない経済力にあることが多いからです。
そういうこともあって、個人的には、相談者にはできるだけ関係を修復してもらい、夫婦の気持ちを戻していけるようになっていただければとも願っているのですが、そうはいっても、やはり関係を継続していくことはこれ以上望ましくないという例もあります。
DVを受けているなど極端な場合は言うに及びませんが、そうでなくても、何より、本人が本人としての人生を歩めず、ただパートナーなど誰か別の人のためだけに生きているかのような状態が続いている人は、離婚も選択肢のひとつだと考えられます。
経済的なことも、実はその牢獄のような人生から解放されることで、生きる力と勇気を取り戻したことによってすべてが積極的・行動的になり、就職にも前向きになることで自然に解決していることもあります。
ほかにも行政、NPO等からの支援、相談によって自立に向けた道も様々にあります。そうなると、本人が本気で別れることができるかという決意・気持ち大事だということにもなります。
いずれにしても、一人で悩んでいるとわかるものもわかりにくくなってきますので、友人以外の客観的な目でみてもらえる誰かに相談してみることは有意義だと思います。
気持ちや行動をずっと押し殺したままで、一人悶々と悩み続けることが一番よくありません。あなたが思っていること以外の道や方法もあるかもしれないのです。
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