講座内容

初級者のタロット学習法

私のタロットの講座は毎日の連続講義というタイプは少ないですので、どうしても次の講座までに何週間か、時にはひと月くらい間が空いてしまいます。


そうすると、前の講義からタロットを一度も開かず次の講義に出てしまうような人も結構いらっしゃいます。


現代人は忙しいですから、特に趣味的にタロットを習っている人にとっては、そのようなことになっても仕方ないと思います。


ただ、やはりタロットはやった分だけ進歩の度合いも違ってきますので、できれば講義と講義の合間にもタロットにふれていただきたいと私は考えています。


そこでそうした初級者の方に、タロットに取り組める方法を列挙してみます。


1.習慣にする

2.興味のある話題を占う(リーディングする)

3.仕事中に困ったことを覚えておき、あとでタロットで見てみる

4.友人、パートナーを練習相手とする



1はとても大事です。習慣化するかどうかによって、その後のタロットとの関わり方もかなり変わってくると思えるからです。


そのためには一日の始まりか終わりに、タロットを一枚(か二枚)引いてみることです。そして出たカードを手帳にでも(面倒ならば番号だけでもよい)記しておきましょう。


この時はリーディングしようと構えず、ただ「タロットを引く」という軽い気持ちでよいのです。あとでその日(翌日)の出来事と関係しているかどうかなどを照らし合わせてもよいでしょう。


2は、例えば雑誌やテレビ、インターネットなど見ていて自分の興味のある話題を見つけたら、タロットで展開してみるというものです。興味がある分、「ちょっとタロットを引いてみようかな」という気分になりやすいはずです。


3はその場でタロットは展開できませんが、やはり職場にいる時間は長いですので、何か問題や気になることは一日でもたくさん発生することでしょう。そのどれかひとつでもよいので、覚えておいて、帰宅後タロットを引いてみるのです。


4は、タロットのことを話してもよい人を選んでリーディングの練習相手になってもらうというものです。ただまだうまく占えないのは承知の上で、ネタを提供してもらうくらいの気持ちでやることです。


もうひとつおまけとして、タロットが手元になくても誰にでもできる簡単な方法を紹介します。


それは日付とタロットカードを連想させることです。


例えば今日が16日ならばその数のカードを思い浮かべることをします。ただそれだけです。(22以上の場合はその日にちの数から22を引きます。22日だったら「愚者」をイメージします)


たぶん初心者のうちは、それでも「今日は16日か、えーと・・・ところで16番って何のカードだったっけ?」と思い出すこともおぼつかない感じでしょう。


それでも気になってタロットを手に取り、「ああ、16番って神の家だったよね、意味は・・・」とまた復習して確認し直すかもしれません。


とにかくこの方法ならば、少なくとも毎日の日付からタロットをイメージするようになります。これを1ヶ月も続けていればどういうことになっているか、想像できると思います。


タロットの勉強は何も占いやリーディングすることばかりではありません。いろいろな方法があるのです。


別の種類のタロットを学ぶこと

日本ではタロットといえば、アーサー・E・ウェイト氏の作ったいわゆる「ウェイト版」(出版された会社名から「ライダー版」とも言われます)が広く使われており、当然それを習われる方も多いです。


一方、私がリーディングで使用したり、教えているのはマルセイユ版です。


歴史的にはマルセイユ版のほうが古いのですが、ウェイト版は画家のスミス女史による絵柄が印象的で、カードの全部に絵がついていることで読みやすいという特徴もあるようです。


一方、マルセイユ版はシンプルな絵柄で構成されており、描かれているものは中世から近世の西洋のそれであるにも関わらず、日本人である私たちの誰が見てもある程度カードの雰囲気を同じように推測することができます。


どちらのタロットもそれぞれ良さがあり、どちらがよいのかは個人の好みやタロットをどのように使うかによって変わってくるでしょう。


またずっと一種類のタロットしか使わない人もいれば、占い方や目的によってタロットを変える人もいらっしゃいます。


そこで、今回はウェイト版などほかのタロットを学んで、さらにマルセイユ版も使ってみたいと思う人に話をしてみたいと思います。


まず、別種のタロットを同時進行で習わないほうがよいでしょう。ある程度、ひとつのタロットに習熟してからほかのタロットに入るほうが学びやすいです。


これは例えていえば、日本語しか知らない日本人が同時に二つの外国語を習得するかのような困難さがあり、似ているものでも自分の中で混乱が起きやすいからです。(似ているからこそ微妙な違いによって混乱するともいえます)


次に、新しくマルセイユ版を使う場合でも、今まで使っていたタロットと同じ展開法(スプレッド)を使用するのかどうかも検討してください。


例えばケルト十字法はウェイト版でもマルセイユ版でもできますが、同じ展開法を違うタロットでやってもあまり意味はないでしょう。(それならば、慣れているタロットでやったほうが確実だからです)


ですから、マルセイユ版を学んで使うのであれば、今までのタロットでやっていた展開法以外の技法を身につけたほうがよいと思います。


この点、カモワン版マルセイユタロットならば、視線を追った独特のコンビネーション的な展開法を用いますので、今まで別のタロットと固定したスプレッド(展開法)を使って来られた方にも新たな視点と発想が得られることができ、有意義だと思います。


このカモワン流のやり方は、どちらかといえば占いとしての当てモノでやるよりも、相談者の問いや悩んでいる心の内を、相談者自らが引く(選ぶ)タロットによって映し出し、自分で気づきと新しい力を得てもらうといったカウンセリング的な要素があるのが特徴です。

逆に言えば、ズバッと未来を当ててほしいという時や、タロットリーダー・占い師に明確な指針を述べてほしいと考えている人には不向きなこともあります。


ともあれ、複数のタロットと展開法が使えるようになるということは、いわば、多くの有効なツール(道具)を手の内にしているということです。


ですから相談内容や状況に応じて、数種類の相談タイプを提供することもさらに可能となります。


中でもカモワン版マルセイユタロットは、特にヒーリングやカウンセリング的な方法で人の相談をする方に向いているタロットと技法だといえるでしょう。




京都新聞文化センターでのタロット講座開講します。

昨日は京都新聞文化センターでの一日タロット講座でした。


たくさんの人に参加していただき、感謝いたします。


どうやらテレビ番組でタロットがちょっと話題になっているみたいですね。それでタロットに興味をもったという方が何人かいらっしゃったようです。


まあ、私の講座はタロット占いというより、タロットセラピーみたいな方向性ですので、タロット占いを知りたいと思っていた人には少し違和感があったかもしれません。


それでも、全員の方にタロットカードを引いてもらい、タロットが自分自身の心の内や、自分と関わりのある事柄を象徴しているということは体感いただけたかとも思います。


さて、この一日講座のあと、お陰様で所定の人数以上の方が再来週から始まるタロット講座にお申込みいただけましたので、京都新聞文化センターでの初心者向けタロット講座は開講が決定いたしました。ありがとうございます。


講座の申込みはまだ受け付けていますので、受講希望者の方は下記文化センターまでお問い合せ、お申込みください。(一日講座を受けていなくても問題はありません)


「はじめてのタロット」講座

初めてタロットを学ばれる方を対象としています。どなたでも安心してご参加ください。タロットはカモワン版マルセイユタロットを使います。(※注:フィリップ・カモワン式の「カモワンメソッド」を教える講座ではありません)


●場所 京都新聞文化センター 

京都市中京区烏丸通夷川上ル京都新聞南館8階  

●申込み・連絡先 京都新聞文化センター まで 075-213-8141

●第1・3火曜日(9月21日/10月5・19日/11月2・16日/12月7日) 13:00~14:30 全6回コース

●料金 6回で12,600円(ほかにタロット代等4,000円程度)


この講座では、ご自身や友人など身近な人を占えるレベルを目指します。マルセイユタロットは問題解決や自己を見つめるためにも有効なツールですので、是非この機会にタロットにふれてみてください。


お知らせ(京都新聞文化センタータロット講座)

9/7(火)に行う京都新聞文化センターの一日体験タロット講座は、満席(20名)になりましたのでお知らせしておきます。お申込みいただいた方に感謝申し上げます。


もしかするとキャンセル待ちもできるかもしれませんので、主催の京都新聞文化センターさんまでお問い合わせください。


この講座後、二週間おいて初級者向けマルセイユタロット講座を予定しています。こちらにお申込みされたい方も下記文化センターまで、ご連絡ください。


京都新聞文化センター  075-213-8141

京都市中京区烏丸通夷川上ル京都新聞南館8階


京都新聞文化センター 初級タロット講座(予定)

はじめてタロットを学ばれる方を対象としています。どなたでも安心してご参加ください。

●第1・3火曜日(9月21日/10月5・19日/11月2・16日/12月7日) 13:00~14:30 全6回コース

●料金 6回で12,600円(ほかにタロット代等4,000円程度)

※数名でも希望者がいれば開講する予定としています。予約受付可能だと思いますので、受講希望者は文化センターまでお問い合せください。

【一日講座参加予定の方へ】

一日講座は公開タロットリーディングを予定しておりますので、リーディングご希望の方は当日、その旨お伝えください。


京都新聞文化センターでのタロット講座

京都新聞文化センターにて、マルセイユタロットの概略を知り、実際に体験してもらうタロット体験一日講座を開催いたします。


●日時 9月7日(火) 13:00~14:30

●料金 1,575円

●場所 京都新聞文化センター 

京都市中京区烏丸通夷川上ル京都新聞南館8階  

●申込み・連絡先 京都新聞文化センター まで 075-213-8141



その後、希望者が所定の人数いらっしゃれば、初心者向けタロット講座の開講も予定しています。(体験講座に出なくても、下記講座の参加は可能です。その場合、直接上記京都新聞文化センターまでお問い合せ、お申込みしてください)


初級タロット講座

はじめてタロットを学ばれる方を対象としています。どなたでも安心してご参加ください。

●第1・3火曜日(9月21日/10月5・19日/11月2・16日/12月7日) 13:00~14:30 全6回コース

●料金 6回で12,600円(ほかにタロット代等4,000円程度)


この講座では、ご自身や友人など身近な人を占えるレベルを目指します。マルセイユタロットは問題解決や自己を見つめるためにも有効なツールですので、是非この機会にタロットにふれてみてください。


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