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タロットレッスンを見学してみる。

マルセイユタロットを習いたいと考えているものの、実際にどんなものなのか、あるいはどんな風にリーディングが行われるのかということで、躊躇されている方もいらっしゃると思います。


もしタロットの学習会のようなものがあって、それを気軽に見ることができたら・・・


実はそんな会があるのです。


2月12日(土)に行われるタロットレッスン会です。


この会は、すでにタロットを習われた方のアフターフォロー的なレッスンなのですが、今回はタロットに興味のある方の見学もOKとしています。


しかも無料で、時間内ならいつ参加されても、ご退席されても自由です。もちろんあとで、タロットを習いたいという方には、内容などについてご説明いたしますし、ご質問にもお答えいたします。


なお、この会は私自身が主催者ではないので、その点はご了承ください。(講義については私が担当しますが、タロット講座の開催要領等については別の方が受け持ちます)


ご興味のある方、タロット学習にご関心のある方、どうぞお気軽にご参加ください。



◆タロットレッスン 見学について◆


●日時    2月12日(土) 13:00~16:00


●場所    大阪府吹田市内の会場(お申込み者に詳細はご連絡) 

        JR吹田駅より徒歩すぐ


●見学    無料 レッスン時間内はいつでもご入場、ご退場可


●お申込み こちらより

        「お名前」と「タロットレッスン見学希望」とお書きのうえ、

        お申込みください。

        「お問合わせ」もこちらから 受け付けております。


タロットでおみくじ

先日、遅ればせながら初詣に行ってきた私です。あんまり多すぎる人混みは好きではないので、ゆったりと参拝できる時を選んでいます。


参拝すると、やはりおみくじを引いてしまいますが、タロットをされている人は、おみくじの内容と、たとえば自分のイヤーカード、あるいは新年に引いたタロットとが、妙に符合することに気がつかされる人もいるかもしれません。


もちろん全然違うこともあるでしょうが、一度「おみくじの内容をタロット一枚(あるいは複数でも)で表すとすれば、どのカードになるのか」を想像するだけでもタロットと自分のつながりを近くすることができますので、是非やってみください。


ところで、実はタロットをおみくじ代わりとして、吉凶判断的に用いることもできるのです。


タロットカードには本来吉凶(良い・悪い)はないと私は考えていますので、自分としては邪道といえば邪道な使い方なのですが、タロットにはゲームや遊びの面も含めて、幅広い活用法・考え方がありますので、割り切ればそういう使い方もOKといえます。


おみくじ的なタロットの使い方にも色々な方法があると考えられるのですが、マルセイユ版でも使いやすいといえば、やはり大アルカナを使う方法となるでしょう。


ではそのやり方をご紹介します。


その1 シンプルな方法

大アルカナ22枚を数の順番にランク付けする単純な解釈方法。


すなわち、1「手品師」→21「世界」の順にグレードが上がる(よくなる)と考えます。ただ数を持たない「愚者」は、特別なカードとして吉凶入り交じる「波乱」や「大逆転」のカードと取ったり、人によっては「世界」を超える最上級のカードとしたりしてもいいでしょう。


やり方は、カードの方向をそろえてトランプのように22枚を切って混ぜ、中から一枚取り出します。そして引いたそのカードが21に近いほど吉だと取って判断します。


その2 カードを当てはめる方法

自分でおみくじの吉凶をカードにあてはめるやり方です。


たとえば、大吉は「世界」、中吉は「太陽」、「小吉は「星」、吉は「運命の輪」、末吉は「戦車」、凶は「神の家」「大凶は「13」などというようにします。(これはあくまでひとつの例ですので、自分で好きなように当てはめてください)


個人的には「神の家」を含めてほかのカードでも悪い意味はまったく持っていませんので、違和感ある方法なのですが・・・ウェイト版を扱う人にはしっくりくるかもしれません。


※特定のタロットカードに悪い印象をもってしまう危険性があるため、特にカモワン流をされる方には、私としてはあまりお勧めしない方法です。


その3 占いと吉凶判断を両方兼ねる方法

これは私のタロット講座(カルチャーセンター含む)やタロット勉強会に来られた方にお教えします。聞かれないとたぶん忘れていますので、講座の時に質問してくださいね。(笑)



タロットでおみくじ、皆さんもお試しください。


人間関係の良し悪しは、コミュニケーションの方法で決まる。

タロットで相談を受けたり、タロット以外でのことでも、人とのトラブルがある場合を考えたりしていくと、そこには、ある要因がいつも登場してきます。


それは端的にいえば、コミュニケーションや伝達の問題です。


もっとわかりやすくいえば、「言うべきことを言って(伝えて)いないか、言わないでいいことまで言って(伝えて)いる」ということです。つまりコミュニケーションの過不足です。


たとえば、家庭でも「今日はこういう用事があるから遅くなるので、食事はいらない」と一言言っておけばよいのに、忘れていて、結局家の人に食事を余分に作らせて待たせてしまい、両者がケンカになることもあるでしょう。


仕事でも、「ここではこういう仕事内容がある」「こういうやり方で仕事を進める」と最初に言っておけば誤解はなかったのに、詳くし話さなかったため、あとで「話が違う」となってトラブルとなります。


かと思えば、「だれそれさんにはこういうことがあってね・・・すごいでしょ?」みたいに、本来秘密にしておくべきことをうっかり口にして、あとで当人がばらされたことを知って気まずくなるケースもあります。


しかしながら、どちらかといえば、話すべき事を話していない、伝えるべきことを伝えていないことで人間関係の問題となる場合が多いように感じます。


日本人は特に、以心伝心、「言わなくても相手はわかってくれるはずだ」と思いがちのところがあります。


また普段から周囲の目を気にして自分に自信がない人、「こんなこと言って嫌われたらどうしよう」と過剰に自分の言動を気にしている人、遠慮がちな人は、「話を伝えること」にいろいろな意味で躊躇する傾向にあり、それがかえって自分にも相手にもよくない結果をもたらすことがあります。


けれども、ほとんどの人は言ってもらわなければわからないのです。「相手が理解してくれているはず・・・」というのは自分の勝手な思いこみであり、、結局のところ自己中心的だといえます。


ところで、伝達やコミュニケーションを意味する主要なタロットカードに、「法皇」と「恋人」があります。


法皇」は、神の言葉を皆に伝えているという絵柄であり、「恋人」は三人の人物が話し合いをしているように見えることから、それらの意味が出ます。(いずれもカモワン版マルセイユタロットを前提にしています)


法皇」は法皇という立場上、間違ったことやいい加減な形では物事を伝えることはできません。


ですから、この二枚(「法皇」と「恋人」)を並べてみると、「正しく伝えるためには、コミュニケーション(の過不足・バランス)に注意すること」と読めるわけです。


また逆に、「良好なコミュニケーション・人間関係は、正しく伝えることにある」とも読めます。


カモワン版マルセイユタロットの絵図、タロットマンダラでは、この「法皇」と「恋人」は数の順番として続きます。さらにその先には「成功」「勝利」意味する「戦車」のカードが待っています。


つまりは、コミュニケーションの伝達能力・方法を制するものは成功にも導かれることが物語られているのです。




目に入るものはあなたに大きな影響を及ぼす。

正月に妻の実家(広島です)に帰省した時、義父といろいろとお話をしました。


義父は80歳を過ぎていますので(でもとても元気です)、やはり若い頃の話となると戦争中や戦後すぐのことになってきます。


私たち戦争を直接知らない世代ですと、戦後、アメリカの民主主義が導入されて、すぐに自由・アメリカ賛美となっていったと思いがちですが、義父によると、実際は「人の心はそんなに簡単にすぐ変われるものではなかった」ということのようです。


昨日まで神国日本、鬼畜米英と教育されてきたわけですから、やはり戦争に負けたからといって、その瞬間から洗脳が解けるわけでもなく、価値観も突然変貌するわけでもなかったようです。


これは考えてみれば当たり前でしょう。人は長い間信じ込まされて実践してきたものを、急に変えることは難しいのです。


そんな義父が、次第に自由主義とか、アメリカの気風などを心で感じられるようになったのは(つまり本当の意味で軍国時代の洗脳が解けたのは)、アメリカの映画を見るようになってからだったそうです。


映画に出てくる一般人の暮らしぶり(生活)、モノの考え方、あふれる物質などを見て、「ああ、こういう世界があるのか」「こういうのが自由主義というものか」と、その、これまでの日本人(の生活)とのあまりの違いぶりに、そう実感したというのです。


明治時代でも外国へ行って学んだ政治家と、そうではない人との認識・考え方の違いは大きなものがあったようです。


つまり、実際に目で見て感じることが、その人を変える大きな意味を持つということです。


逆にいえば、目で見たり、肌で感じたりするようなバーチャルな世界か、リアルに見えつつも情報統制された世界の中にいれば、それが本当だと信じ込むことにもなるでしょう。


この前もある番組で日本に来ている中国人留学生のインタビューがあり、中国人学生たちは一様に「日本に来るまで、中国が何もかもうまくいっている理想の国だと信じていました」と語っていたのが興味深かったです。


自国にとって都合のいいことしか知らされないので、国民は皆問題のない国だと信じ込まされているというわけですね。


ここで私が言いたいのは、「洗脳や情報操作に気をつけろ」ということもありますが、それよりも強調したいのは、映像(見たもの、見ているもの、音も含めて)が人の意識に多大な影響を及ぼすのだということです。


ということは、ただ漫然と日々目に入るものを受け容れる生活をするのではなく、自分の目に入るものを制御し選択をしたほうが、「自分の思う世界」を造りやすくなるということでもあるのです。


見ているモノのレベルに応じた世界を、あなた自身が造り出すということです。


ですから、日頃からネガティブなもの、ひどいもの、低俗なものなどを見るのではなく、美しいもの、優しいもの、穏やかなもの、高尚なもの、元気なものなど、自分が望む、よりよい状態のものを目に入れていくことが大切だと考えられます。


そんなことを言っても自然に目に入ってくるものがあるのにどうすれば・・・と思うかもしれませんが、自分でコントロールできないこともあるとはいえ、テレビを消したり、悪口雑言の文章を見ないようにしたり、よい景色を見に行ったりなど、むしろ自分でコントロールできることのほうが多い気もします。


またたとえば、自分の部屋がいつも散らかっていて、それが目に入ってしまうようならば、その対象に働きかけてコントロールすることもできます。この場合だと、掃除や整理整頓をして整然とした部屋に自分でするということです。


ほかにタロットを使ってよい方向のイメージを持つことも可能です。


これからは目に入れるもの、入るものにも気を配って行きましょう。


十字の象徴を意識する。

タロットには十字の象徴が数多く現れます。


これにはいろいろな意味と種類、解読があるのですが、その代表的なものではなく、私個人の思いで考えた、ちょっと異質のものをご紹介します。


まず十字を構造的に分析してみましょう。


そうすると横に一文字と縦線が合わさっているのがわかります。

言ってみれば、水平と垂直の方向による二本の線の交差です。


この方向性と交わりということがポイントです。


横の方向は、時間的にいえば、今であり、現実と考えます。そして縦は歴史が積み重なったものであり、記憶や想像と見ます。


これを一人の人間にあてはめると、その人は遡れば両親、そのまた二親・・・と連綿とつながった人の歴史から自分が存在し、さらに今実際にいる人たちとの関係において自分がいることになります。


つまり自分というものは、十字的にみますと、縦の歴史と今の現在との人間の交差している瞬間(ポイント)に存在しているのだということになります。


もちろん縦には自分自身の歴史もあります。横も自らの選択と拡大(あるいは縮小)が可能ですから、そのラインは変化して(ずれて)いきます。


結局十字は安定しているようで、そのポイントは変動していくのです。


ほかにも物事で十字をたとえると、縦を次元やレベルの違いととらえ、横を同じフィールド・立場での選択肢だと見ることもできます。


通常、横のライン上において、仕事や人間関係、その他あらゆることを人は選び、動いています。もちろん横のラインが伸びれば伸びるほど、選択肢も増えて無数の可能性があると言えます。


ただ同じレベルや次元でしか動けない(考えられない)ので、上(下)の見方ができません。おそらく縦のレベルの違う層にはそれに応じた人や物事が存在していると予想できます。


従って、自分のレベルを上げることによって、さらなる階層の思想や人間と出逢えることになり、厚みが増すことになります。


いわばマンションで一階に住むことしか許されない(あるいは階層があることを知らない)人が、さらに上の階もOKだよと言われて視野と人間関係も増えるようなものです。


またたとえば、一階の人がその見える範囲だけでいたら、「時々何か紙が落ちてくるのだが、なぜ落ちてきているのかわからない」となり、それが上に行くことではじめて「屋上の人がお祝い好きで紙吹雪を巻いていた(笑)」ということがわかることになります。


このようにレベルが変わると、今まではわからなかったことも容易に理解することができたり、難しかったことも簡単にできるようになります。(レベルが下がると、反対になりますから注意です)


十字はシンボル的には「安定」や「現実」を示すこともあるのですが、それはこれまで述べてきたように、十字の線の長さや目盛りの変動によって交差するポイントが変わってくることを考えると、現実も変化していくことがイメージできます。


つまりあなたの今のその「現実」は、まさに十字が交差したところにあるのだということです。


具体的にいえば、あなたの歴史と次元・レベルを示す縦と、今いる場所、関係、行い、選択している事柄を示す横との交わりなのです。


当然のことながら、交差点の目盛りの場所が変わらなければ同じ状況で「安定」はしますが、その安定があなたの望ましいものでないのなら、交差点を変えるために、縦か横を変化させていかねばなりません


横は行動と実践力が試され、縦は学びや気づき、次元の上の人からの指導を受けることなどで目盛りの移動が可能となります。


いずにしても十字を意識することで、バランスを取ることができ、あなたの現実を確かなものにして行けるのです。


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