ブログ
決断・実行か、停止か。
昨日、大掃除の話を書いたら、とたん自分自身の浄化や調整も始まってしまった私です。わかりやすすぎるぞ、私の体。(笑)
ということで、ちょっとヘロヘロになりながら書いています。(^_^;)
今年一年、タロットリーディング、タロット講義での実践練習等で皆様のカード展開をたくさん見てきました。
もちろん、その時その時、人それぞれの問いであり、出方も違うわけですが、大きくわけてふたつの傾向があるように感じられました。
ひとつは今まさに決断して実行すべしという状況、そしてもうひとつは今の状態をよく観察し、見極めた上で次に移るというようなものです。
これは今年に限らず、たいていのタロット展開で示唆される二種類の傾向なのですが、前者においても、現状への惰性や甘えのようなもので来ている方と、反対に積極的な目標があって、そのためには今の自分を転換しなくてはならないという場合に出ます。
後者(現状や過去を観察する)は結果を焦りすぎていたり、比較的順調に進んでいるものの、そのためにかえって油断が出たり、前ばかりを見ているため、これまでの経緯・過程を振り返る余裕がない時などに登場します。
このようなことは、意外と自分ではわかっているようでわからないものです。
客観的に自分を観る方法が少ないこともありますし、あることを強く思っているとその視野の中で情報を得ようとするので、逆にいうと、ほかの部分はそぎ落とされてしまうこともあるからです。
ですからタロットは有効なのです。
タロットは絵柄のついている根源的な象徴体といえますから、カードを見ることにより自分を客観視することができますし、自分でわからなければ他人のリーディングによって理解を促進することができます。
さて、決断して実行するか、あるいは立ち止まってこれまでのことを整理してみるなどのふたつの狭間において、キーとなるカードがあります。それは「節制」です。
なぜなのかについては次回ご説明しましょう。
大掃除の意義をタロットで考える
クリスマスも過ぎると、いよいよ年明けに向けての準備で何かと慌ただしくなってきますね。
そして多くの人にとって、特に主婦の方にはちょっと悩ましいのが大掃除だと思います。
実は私は半分主夫的なところもあり(笑)、普段も料理や掃除・洗濯など、全部ではありませんがやっています。
まあ、料理は好きでやっているところもありますが(苦笑)、掃除は修行ぽいですね。
それでも年末に大掃除するという慣習がいまだ日本人の中に普通に根付いていることは、ある意味すばらしいことだと思います。
なぜなら、これは「家の浄化」だといえるからです。そして実は家の掃除をしながら、自分やそこに住む家族の浄化にもなっているのです。
単にこれは物理的にきれいにするという意味に留まらず、目に見えない溜まった心のほこりのようなものも取り除く働きがあります。
私たちは日頃発する様々な感情や思い、外から持ち込んできた思念・オーラのようなものを、知らず知らず家の中にためこんています。
それを放っておくと、住む人間に悪い影響を与えてしまうこともあります。
「ちりも積もれば山となる」で、最初はほんの小さなゴミや歪みであっても、放置しておくとそれこそ無視できないエネルギーを放つようになるのです。
それを掃除により、まさにほこりを払うがごとく「祓う」のです。「祓い清め給え」と祝詞で唱えるがごとくの物理的行為といえましょう。
掃除はこのように物質と精神に働きかける浄化なのですから、ここに「思い」「心」を込めるとさらに掃除の効果が高まります。
言ってみれば、目に見えないほこりを思いや意志で浄化するというような印象です。
不思議なことに、掃除の行為(道具も含めて)をイメージすると、カモワン版マルセイユタロットでは、「正義」から「節制」のいわゆるタロットマンダラでの「天使界」に相当することに気がつきます。
掃除をもっとも象徴するのは「13」といえますが、「運命の輪」でも掃除機をイメージできますし、「隠者」も汚れをつぶさに見極め、もっている杖で積もったほこりを叩いているように見えます。
なぜ天使界のタロットたちが掃除と関係するように見えるのかは、この階層の意味とともに考えると、とても興味深い示唆が得られるでしょう。
大掃除は大変ですが、その効果は単に「部屋がきれいになる」だけではないことを考え、一年に一度の大浄化をイベント的に行うことを民族的習慣にしている私たち日本人の幸せを思うと、大掃除も少しは前向きで楽しくなってくると思います。
イヤーカードリーディングをあなたに特別提供します。
タロットにはいろいろな使い方、技法、占い方がありますが、そのひとつに「イヤーカードを見る」という方法があります。
イヤーカードについては以前の記事でもお伝えしました が、簡単に言えば「自分にとってのその年の課題やテーマ」といったものを表します。
時には運命やカルマを示すと考えられることもありますが、その年のテーマというようにとったほうがわかりやすいでしょう。
今はちょうど今年と来年の狭間、切替の時期にあります。
このような時に自分のイヤーカードがわかれば、今年を振り返って改めて成果を確認したり、整理したりすることができるうえに、さらに来年に向けての目標や取組方などもタロットの絵柄の作用とともに、心の中にしっかりと刻みこれます。
いわば年明けのための心の準備が整うというような感じであり、自分がぶれていないかを確認する意味もあります。
ということで、このイヤーカードをもとにした特別リーディングを限定数で提供することにいたしました。
これは今年と来年のあなたのイヤーカードを記して、そのカードに基づくあなたの課題や、行っていくとよい内容などをシンプルに書かせていただくものです。
価格は新年に向けて皆様に輝いていただきたい思いから、特別サービスの意味を込めて1,000円とします。
クリスマス前のプレゼント企画 では今年リーディングを受けていただり、講座を受講していただいた方が対象だったのですが、今回は私のリーディングが初めての方や、どんな方でも対象といたします。(前回のプレゼント企画に応募された方は除きます。はじめてリーディングを受けられる方を優先します)
では皆様のご応募をお待ちしております。
★イヤーカードリーディング★
●あなたのイヤーカードをもとにしたシンプルなタロットリーディング
●価格1,000円
●限定 5名
●対象はどなたでも
(プレゼント企画に応募された方は除く。リーディング初回の方優先)
●お申込み
「イヤーカードリーディング希望」とお書きの上、ブログのメッセージか、
こちらより 「リーディングご希望の方はこちら」の項目)お申込みください。
●注意事項
生年月日は必ずご記入ください。(イヤーカードを算出するためです)
何か来年に向けての問いやご質問があればお書き添えいただくと具体性が出ます。
タロットを描く
タロットリーディングにおいて、なかなかイメージがわかないので困ってしまうという方について、何度かこのブログでもその要因や対策についてお話してきたところです。
以前も 、まずタロットは画像であることから、「絵」そのものになじむことが大切で、その効用についても記したところです。
さて、絵になじむためには、実際に絵を眺めたり、映像を見てわき起こる感動からイメージを蓄積させていく(インプットしていく)という方法もあるのですが、反対に自分から絵を描いてイメージ力を高めるというやり方もあります。いわばアウトプットな方法ですね。
実はタロットを使ってそれを行うことができます。
といいますか、そもそもタロットリーディングの上達のためにイメージ力を起こすのですから、目的であるタロット自体が過程にもなるという面白いことになってきます。
それは一通りタロットの象徴の意味など学んだあとに、自分でタロットカードの絵を描いていくことです。
最初は忠実な模写(書き写し)でもいいですから、大アルカナ一枚一枚を見て、自分で絵を描きます。「愚者」のカードならばそのままフリーハンドな「愚者」を自分で描くわけです。
それから今度は、記憶に基づいたカードの絵柄をもとに、ある程度自分の思うそのカードの印象で新たに描いてみます。
記憶に頼ることが難しい場合は、一枚、モデルとなるカードを目の前に起きつつ、最初にやったコピー的なやり方ではなく、ある程度自由に描いてみます。
たとえば、「愚者」の犬を変えてみるとか、風景や舞台を付け加えるとかですね。
ただ22枚全部は大変なので、自分の気に入ったカードや、シャッフルして一枚引きしたカードをその時のテーマにして描いてみるのもよいでしょう。
こうして実際にやってみると、自分にとって極端にイメージの出ないカード(記憶の薄いカード)などがよくわかります。
また一枚のカードの中でも、とてもあやふやな部分と、目をつぶってもはっきりと想像できる、あるいは見なくてもある程度描くことのできる箇所などがあることに理解が行きます。
それには意味があることもありますが、このことを考察するよりも、今は「タロットを描く」という作業によって、タロットの絵柄のイメージと、そこから派生する新たイメージを自分で確認していくことに意義があると見ましょう。
そもそも「絵」を描くということ自体、自分の中にあるイメージが起こらないと(あるいはキャッチしないと)できないことです。
だから、必然的にこの作業はイメージ力を強化するのです。タロットが題材ですから、タロットの絵になじんでくるのも当然となります。
ちなみに、タロットには絵のないまったく白紙のものもあります。
えっ? そんなの使えるの?と思われかもしれませんが、上記のように自分でタロットに絵を入れるためのものとして製作されています。
これはオリジナルなタロットを作るというよりも、やはり自己認識の過程・ツールとして使うと効果的だと思います。もちろん自分でタロットを作りたい人には下書き、プロトタイプ用として便利なものといえるでしょう。
物は試しに、タロットの絵を一枚でもいいので自分で書き写してみることをお勧めします。
一時間の天使
クリスマスイブの21時過ぎ、とある街角に「タロット占い」の看板が出ていました。
見ると男性の占い師が座っています。
「あの、占ってほしいんですが・・・」
と、お客が来ました。少し酔っているようで、しかも元気がない感じです。
「いいですよ、どうぞ、何を見ましょうか」
占い師に促され、お客の男性は語り出しました。
「この前、勇気を出して好きな人に告白したんですが、ふれられたんです・・・」
「今日みいたな日に町に出るなんて気持ちが暗くなるだけで嫌だったんですけど、かといって仕事の後すぐ家に戻るのも空しくて、ちょっお酒を飲んでふらふらとさまよっていたら、占いの文字が目に入って・・・」
「こんな私にまたいい人が現れるんでしょうか? もうお先真っ暗です。そもそも私の人生なんて今まで何もいいことなんてなかったですよ」
「占いなど信じてませんけど、これから先どうなるのか占ってくださいよ」
「わかりました」
男の話をじっくり聞いていた占い師は、そう言うと、タロットカードを男の目の前に置いて、
「このカードの束を、シャッフルと言って、裏向きによく混ぜ合わせてください。そして適当なところでストップしてください」と指示しました。
男は言われるままに、カードをくり、手を止めました。
「では、一枚ずつカードを4枚引いてください」
こうして、テーブルの上には男が引いたタロットカードが4枚登場しました。
なぜか占い師は、ちょっと驚いたようなそぶりを見せましたが、すぐに普通に戻り、カードの説明をはじめました。
「えーと、向かって左から審判、愚者、節制、世界というカードが出てます、また全部逆さまですね」
「どんな意味なんですか?」
「一言でいうと、今の気持ちだとやっぱりうまくいかないことが続きますが、何かを変えると、あなたは“天使”に出会って、新しい世界に導かれるということです」
「何かを変える? わからないなぁ・・・それに天使なんていないでしょ、スピリチュアルっていうの? あんなの信じませんからね、僕は」
「そうですね、天使と言っても象徴なので、いろいろな意味があります」
「たとえばあなたは今でまったくいいことがなかったとおっしゃってましたが、見方を変えれば、あなたがいいことを見ようとしなった、または悲劇を選んでいたのかもです」
「そんなバカな、僕はホント悪いことばっかりだったんですよ、現に好きだった女の子にクリスマス前にふられたし・・・」
「最初と二番目に出た審判と愚者のカード、よく見てください、愚者はあなたなんですよ、その愚者は逆さになった審判のカードを見ている」
「ええ、そうですね、愚者が僕って、確かに僕は愚か者ですよ、どうせ・・・」
「いえいえ、そう意味ではありません。ちょっと変わり者に見えるというカードなので、愚者という名前はついていますが、本当ははすごい可能性を持つカードなんですよ。で話を続けますが、ほら、審判のカードに大きな天使がラッパのようなもので何かを告げているように見えるでしょ」
「あ、ほんとだ」
「このラッパが何かの“お知らせ”や“信じているもの”ととらえられるんです。つまりあなたは、過去に何か悪かったこと、自分にとって都合のよくないことを体験して、それが何度か繰り返されたことで、その記憶が強くなり、また悪いことが起こる自分ということを信じてしまったのです」
「簡単にいえば、バッドニュースのみの世界をあなたは見ているのです」
「まさか!」
「だから天使の“いいお知らせ、情報、助け”もあなた自身が拒否しているか、見ようとしていないんですよ。その証拠に愚者の隣のカードは節制ですけれど、これも天使でしょ、愚者であるあなたは節制の天使と背中あわせで関係ないような形になってしまっている・・・」
「いやだから、僕は天使なんて信じてませんし」
「そう、それですよ、“天使”はあくまで象徴です、現実的にあなたにとって手を差し伸べてくれたり、少しは助けてもらったり、ラッキーなこと、プレゼント的なこと、ほっとするようなこと、とにかく何かあったはずなんですよ」
「そもそもこうして生きられるのも、何かの恩恵があったればこそだと思いませんか? なかなかそう感じることは難しいかもしれませんけども」
「ふーん、まあ、そう言われればマシっていうくらいのことはあったのかもしれませんね」
「この前ふられたばかりで、かなりショックだというのはわかります。けれどももしかすると、それは本当に出会うあなたのパートナーがどんな人なのかに気がつくための出来事だったのかもしれません」
「そういうこと言われても・・・次出会う可能性なんてわからないですし・・・もうダメかもですよ」
「いいでしょう、ではこんな話があります。会社経営にも失敗、その時つきあっていた恋人にふられ、人生に絶望して死のうと思った人がいたのですが、今日のあなたのように、今までやったことも信じたこともない占いをたまたま受けたそうです」
「それで、その時にその人の引いたカードの意味が、やっぱり“今のあなたの思いのままだと悪いけれども、それを変えたり、やりようによってあなたの人生はとてもいいことになって行く”と言われたらしいんですね」
「僕とおんなじだ」
「で、占い師の解説を聞いている内にその人は、“まあ、死ぬ前に何かを信じて過ごしてみるのもいいか”思ったそうなんですね。占い師はその人に出たカードを渡して“希望をもってください”」と見送ったそうです」
「で、どうなったと思います?」
「さあ・・・?」
「なんと、それからその人に融資してくれる人が現れて、会社も新しく立ち上げ、新しい恋人もできて結婚して幸せに暮らしているそうですよ」
「へぇー占いも当たるんだ」
「いえ、大切なのはその人が占いをして、その後もカードを見るようにして考えを変えたからなんですね、どん底だったからこそ、変われたのかもしれませんが」
「僕にはよくわからないけれど・・・まあ、せめてその人のまねごとでもしてみようかな、このカードたち、僕にくれれますか?」
「ええ、いいですよ、その前に全部、逆だったものを正しい方向に変えますね」
占い師はそういうと、4枚のカードを逆さまから回転させ、すべて正面の正立にしました。
「あ、不思議だ、愚者と節制の天使が向かい合っている、最後のカード、何でしたっけ? 世界でしたか、これも真ん中の人物がたくさんの生き物に囲まれて楽しそうだ」
「そうでしょう、審判のカードもこうすると、何かとってもよい“お知らせ”が来ているように見えるでしょ?」
「そうですね」
「いいことが起こると信じる、いいことがある世界だと信じる、そこにあなたは生きていると信じることですよ」
「それが“天使”を信じるということですか?」
「そうかもしれません。このカードの形のまま、時々並べてみてくださいね」
占い師は男に4枚をのカードを手渡しました。
「料金はいくらです?」
「いえ、ボランティアなんで、いりませんよ」
「そうですか、本当にいいんですね。ありがとうございます、ちょっと気持ちがよくなってきました」
「よかったですね、きっといいことが起こってきますよ、希望を持ってください」
「ありがとうございます、じゃ」
男が立ち上がって帰ろうとしたその時、占い師が男に呼びかけました。
「お客さん、メリークリスマス!」
男は振り返り、ぎこちなく、
「あ、はい、メリークリスマス」と答えました。
お客の男が去った時、占い師の時計は22時を指していました。
「そろそろ来るかな」
「こんばんは、占ってくれる?」
今度は女性が現れました。占い師は時計を見ます。
22時4分。
「お客さん、すみません、もう店じまいなんですよ」
「それは残念」
「いえいえ、続きはマイホームでして差し上げますよ、奥様」
「それは光栄ね、だんな様に占いしてもらえるなんて」
二人はそう言って笑い合いました。
「でも、毎年一時間だけの占い師になる気分はどう?」
「そうだね、天使と一緒に仕事している気分かな、終わっても天使がやってくるし」
「そう、じゃ帰りましょうか」
「よし」
占い師はテーブルと看板を片付け、二人は一緒に歩き出しました。
「あなた、またそれ見てるの?」
「ああ、これはとても意味ある絵だからね」
「それタロットカードよね、確か占い師にもらったのよね」
「そう」
うなずいた彼の視線の先には、審判、愚者、節制、世界のタロットカードの4枚が輝いていたのでした。
終わり
