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ブログの変更予定

今日から8月ですね。


このブログを開始して二ヶ月が経ちました。


私、ちょっと飽き性のところがありますので(笑)、そろそろブログのスタイルも変えようかなと考えているところです。


昨日の記事でも「創造」と「破壊」について書かせていただいたように、自らのブログも創造と破壊をやってみたいと思っているわけですね。(^_^;)


こちらのブログはマルセイユタロットを通じて感じてきたこと、タロットの使い道などを書いてきました。


まだまだタロットについて書きたいこともたくさんありますし、日々発見と勉強という意味でも、こちらは続けていくつもりです。


けれども、どうも今のままでは知識ばかりが先行している感じもあり、実際にタロットリーディングがとんなものなのかはわかりづらかった面もあったかと思います。


ということで、別のブログもただ今検討しているところです。近いうちにデビューさせようと考えています。


そちらのほうは、いわば実践ブログとして企画しており、無料リーディングなどで実例も出させていただこうかなと考えています。(実際の内容はまだ未定です)


こちらのブログは知識的な面を主として、両方で対にさせていきたいと思っています。


タロットでも二元論というのものがあります。陰陽、影と光、霊と物質など様々な側面から二面性が謳われているところであり、それを統合していくことに価値を置いています。


新しいほうができればまたこちらで告知させていただきます。


それに伴い、こちらの記事のアップも基本一日一記事になろうかと思います。


今後ともよろしくお願いいたします。


創造と破壊

「創造」と「破壊」という言葉が反対の意味でセットとして考えられていますが、この二つは実は似たようなところがあるのです。


創造は何かを生み出し、作り出すことになりますが、その前には古いものや体制を壊していく必要もあるからです。


創造ばかり続けていたら、まさにモノが散らかった混沌とした世界になってしまいます。それゆえ、創造と破壊は常にペアとして考えねばなりません。


最近は整理整頓ができない方も増えていると聞きます。


これはいろいろな原因があるとは思いますが、周りの刺激や情報が多くなることで、私たちの創造意欲が過剰に働かされているからではないかと考えられます。


つまり、いつもいつも欲求をかき立てられたり、あることを考えさせられたりするので、頭の中では想像(=創造につながる)の過剰生産状態に陥り、収拾がつかなくなっているものと考えられます。


その状況が実際に部屋の散らかり具合に反映されているというわけです。


ですから破壊作用をもっと取るべき必要があります。


具体的には流入してくるものを破壊する、すなわち遮断です。そして考えが膨らむことを破壊する、いわば何事もシンプルに考えるのもよいでしょう。


料理の注文、お誘いの参加など即断即決を心がけるようにしてみるのもよいかもしれません。


また意外ですが、一度物質的に本当に何か破壊してもよいものを壊してみるのも効果があります。

これは破壊の爽快感を味わい、その後散らかった破壊物を見ての空しさをさらに感じることで、片付けなくてはならない気持ちに自然に向かわせるためでもあります。


創造が過剰であるならば破壊行為によって、そのたまったエネルギーを流すという意味にもなります。


ただし、人に迷惑になるような、あるいは犯罪行為になる器物損壊は避けてくださいね(笑)。


タロットでも「女帝」と「13」(他のカードでは死神)のカードが、それぞれ「創造」と「破壊」に大きく関係しています。同じ「3」という数を背負っていることも興味深いことです。


カモワン版マルセイユタロットでは、どちらのカードの人物も未来に向かっており、この両者のエネルギーバランスによって、好ましい未来が築かれる(創造される)ことがわかるのです。


「節制」に見る有効活用

マルセイユタロットでは「節制」と名のついた、二つの壺をもった天使が描かれているカードがあります。


ほかにも「星」という二つの壺を持った人物のカードがありますが、今回は「節制」に関してです。


「節制」、これはちょっと厳しい感じのする言葉ですよね。


「節制しなさい」というと、何かしかられているような気分にもなります。


たしかにこのカードは節約したり、抑制したりすることを意味します。


これらのことは「二つの壺から出ている水の扱い」から出ていることなのです。


節制の人物(天使)は、両方の壺の水を片方からもう片方へ移し替えようとしています。しかし一滴もこぼさない、無駄のない動きなのです。


ですからこのカードが出れば、あり余る資金で投資するというような感じではなく、限られた資源をうまく有効活用しましょうという意味合いになります。


すでに自分の中に、あるいは知っている誰かの中に活用できるものがあるとも言えます。


人は意外に無駄なことをしているものです。


今あるものの中から使えるものを探して活かすことができれば、それは自分にとっても真の意味で救済となるでしょう。


また、ひとつのものを有効活用するということだけではなく、重要なのは、「節制」の天使が二つの壺の水を交流させている、混ぜ合わせていることです。


これは自分の中の技術や考え方を合わてみるということや、文字通り、人と人とを交流させてみるということを表す場合があります。


カードの数の順序でいえば、「節制」は「14」であり、その前に「13」というカードが存在します。


「13」は究極までエッセンスを凝縮した状態ですので、混ぜ合わせる前にはかなり物事をつきつめていく前段階があることも意味します。


むやみやたらとたくさんの薬品を混ぜてしまっては、大爆発を起こしてすべてが吹き飛んでしまうおそれもあるからです。


薬(自分の技術や人的資源)が有効に働くのも、しっかりとした研鑽と研究、見極めが必要であるともいえましょう。


このことからも「節制」が拡大よりも、集中していくエネルギーになっていることがわかるのです。


人はあなたのことを見ているか?

カモワン版マルセイユタロットは、カードの人物の視線を重視したリーディング(解釈)をします。


視線の方向は、人にとっての関心の矛先を示します。


関心と言っても、よい感情(好意・親近感)もあれば悪い感情(悪意・嫌悪感)もあります。


この、「人から見られている」「注目されている」という感覚は、時に過剰に作用することがあります。


言ってみれば、ほとんとの人は自意識過剰状態かもしれません。


「自分は人からこう見られているかもしれない」「もしかしたら、これをするとかっこ悪いのではないか」など、人目を必要以上に意識してしまっているのです。


反対に人のことを自分はどう見ているのかを考えてみるとわかるのですが、好きな人など特別な感情を抱いている人を除いて、普通は人のことはほとんど気にしていないものです。


実は人は一番関心を持っているのは自分自身のことなのです。


自分に関していい意味でふれられる(賞賛・褒られる)とうれしいですし、逆に悪い意味(非難・貶められる)で取り上げられると怒りを抱いたり、心に傷がついたりします。


これも結局は自分に関係してくるからなのですね。


タロットでも相手を表すカードの人物の視線が、自分を示すカードに向けられていないことを知って、安心したり、意外に思ったりすることが実際あります。


結局自分が気にしているほど、人はあなたのことを見ているわけではありませんから、ちょっとくらいの冒険はやってみたほうが得だといえます。


あなたが人目を気にしなければならないほどの注目を浴びる時は、いわばあなたが超有名になっているか、よほど衆目を浴びるほどおかしな状況(笑)であるかと考えられますから、普段はもっと伸び伸びとしていても全く問題ないと思います。


コミュニケーションの量と人間関係

人間関係の上でもコミュニケーションは重要ですが、その量によって人間関係のトラブルの要因を見ることができます。


人間関係の問題は、コミュニケーションのバランスの問題によって起こってきていることが多いものです。


すなわち、コミュニケーションの過多か過少かによるということです。


わかりやすく言えば、伝えるべきものを伝えていないか、うざいほど伝えすぎているかの違いということになるでしょうか。


日本人は以心伝心的に相互を理解しあう(察しあう)ことで、言葉少なのコミュニケーションを取ってきた経緯がありますが、情報量が大量であることに慣れた今のこの時代、言葉足らずでは誤解を生む大きな原因となってしまいます。


また逆に人間の間の直接的なつきあいが希薄になってきている現在、相手のことに構わず、ただ一方的に一人が話してしまうこともあります。


もちろん量の問題だけではなく、質としてのポイントや、さらに時間的なタイミングの要素もからんできているのがコミュニケーションを取ることの難しさでもあります。


しかしながら、話し足らずか話しすぎの観点からでも、結構人間関係の問題を解決したり、見直したりすることは可能です。


このコミュニケーションの問題は、相手がいることなので、なかなか自分だけでは判断がつかないことが多いものです。


ですから、そのためにタロットを展開してみて相手と自分のコミュニケーションのバランスを察してみるという方法もとれます。


タロットにはコミュニケーションを示唆するカードや象徴が描かれているためです。


その根拠として、人は無意識の大きな海のようなもので奥底ではつながっているという精神世界での論理があるからです。


そしてタロットは、その無意識層のつながりを、ある図柄として象徴しており、それを読み解くことで目に見えない事柄も見える形で理解することが可能だという考えに立っています。


相手とのコミュニケーションを思いタロットを展開する時、すでになにがしかの無意識におけるコミュニケーション(の調整)は始まっているともいえます。


自分だけではなかなかわからないコミュニケーションバランスをタロットは見ることができますので、実際的にもタロットは有用だということがわかります。


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