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男女の違いを理解する。

私の使う「カモワンタロット」には「二元論」というものが貫かれています。


詳しく話すと長くなりますので、簡単言えば「ひとつのことはふたつの要素で構成されているよ」ということです。


またはそういったものの見方とも言いますか。


そうですね、これでもわかりづらいでしょうから、もっと身近な表現で言います。


たとえば、人。人間としてはひとつですが、性別でみると男と女にわかれます。でも、ともに一人の人間です。


「陰陽」といわれるエネルギーがあることは皆様ご存じでしょう。これも「太極」としてひとつの大きなエネルギーから、「陰」「陽」ふたつのエネルギーに分かれたととらえる東洋の見方です。


世の中、この両極のエネルギーやそれを象徴させた実体が存在し、ありとあらゆるものはその力のバランスによって構成され、移り変わっていくともいえます。そしてふたつのエネルギーは、いつも統合を図ろうと循環し、求め合います。


で、男と女です。


恋愛すると、「ひとつになりたい」という意識が働きます。それは先ほども述べたように、ふたつの異なるエネルギーがひとつの完全に還ろうと、統合や合一を求めようとすることだからでもあります。


しかし、そこにはふたつにわかれた時の決定的な違いがあります。


ですから、女性と男性が同じ人間として平等だとしても、そこにお互いの物の見方や考え方、動き方や反応の仕方まで違ってくることがあるのは当然だといえます。


男が優れているとか、女性が優位にあるとか、そういう競争で言っているのではありません。


男女のエネルギーの質を考えることにより、実際の恋愛場面で、今まで不思議に思っていた女性と男性の行動や反応の違いを理解することができるようになります。


自分と同じように相手も思ってくれる、動いてくれると考えていたら、えらい目にあいますよ。(笑)


双方の異質さを互いに認め合い、理解することにより、ぎくしゃくしていた恋愛が順調なものに変貌していくことはよくあります。


そして、ふたりが本当の意味で一致協力していくことで、ともにもともと人間に備わっている神性が輝き出し、問題解決能力もコラボ効果のごとく倍増し、スムースな人生が歩めることになるでしょう。


いずれにしても、ふたつの異なる存在は、恋愛の引力を持てば再びひとつに戻ろうとする力にあらがうことはできません。(このあたりはタロットの「恋人」カードが示しています)


スムースに統合を図るか、ガチガチの合わないお互いの歯車を無理にかみ合わせながら摩耗させ、丸くなってからやっとの思いで統合していくか、それはパートナーとの協力関係にかかっています。


まあ、たいていは後者が多く、それも恋愛の時は前者だったのに、結婚後は後者になることも結構あります。。。


それはどちらかが、あるいは両者が、鋭い歯車の上をビロードのような秘密のヴェールで隠していたからでしょう。(笑) 


個人的にはそれも人生の修行として面白いとは思いますが、苦行にならないようにしたいものですね。


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タロットリーディングと経験

昨日、去年から私のタロットを習っていた方が基礎講座を卒業されました。


一時お仕事がお忙しく、一年くらい中断するという異例のことにはなりましたが、それでもタロットを勉強するという強い意志は継続しておられ、久しぶりにご連絡いただき、終了させることができました。


この方は今までビジネス一辺倒でそれなりのご成功を収められてきたのですが、ある日、もっと精神的な何かの活動や充実を求められ、このタロットに導かれたとお話されていました。


そして、タロットや今までほかに習ってきた占い技法も使いながら、人生経験を活かした相談をされて行かれるとのことです。もちろんほかのビジネスも行いながらですね。


このような実社会での豊富なご経験を伴いながら、タロットを学ばれてそれを活かした活動をされていく方を見ると、本当にうれくし思いますね。


タロットの相談に人生経験が必要なのかと問われると、やはりある程度は必要だと答えます。


タロットはどうしても精神的な部分の分析やサポートという面になりがちですが、クライアントは通り一遍の癒しや支えだけを求めているわけではありません。


そこに具体的な方法や提案も必要となる場合もあるのです。


それにはやはり、自分が経験したことが多ければ多いほど、生きたアドバイスがしやすくなります。


たとえば同じカードからインスピレーションを受けて、「この事業には宣伝が必要」と解釈できても、ただ漠然と「宣伝したほうがいいですね」と言われるより、「広告が必要なのですが、それにはまずはツイッター登録して、こうつぶやいて、フォローをこういう人たちにしていく」とか具体的にアドバイスされたほうが、満足感も違います。


そういうことはやはり経験や知識がないとできにくいものです。


では、経験が少ない人はタロットの相談をどうすればよいのか。


それは経験より、近さ、同類さで相談していくということです。


つまり共感です。


自分が20才の女性ならば、同年代の女性の心、考えがわかるとして、その人たちを専門に近く相談していくことです。


経験はなくても、「共感」ができる部分があるはずなのです。


また反対に、異質さ、差異で勝負するという方法もあります。


上の例でいえば、50才のおじさんに20才の女性のあなたが、おじさんには想像もできないアイデアや考えでアドバイスするということです。


また、タロットではたとえ具体的なことが導き出せなくても、自分の発想を超えたことが象徴の働きで飛び出ることもあります。


それは特にマルセイユタロットには、積み重ねられた長い年月と歴史による人々の集合的とも呼べる意識が絵柄の中にとけ込んでいるからです。


ともあれ、経験や共感、異質ということが相談のキーとなることは間違いありません。


タロットの霊

タロットを語る上で、避けては通れないと申しますか、この話をすると、とたん現実的な方は抵抗や奇異を感じてしまうかもしれないことがあります。


それは「タロットの霊(精霊)」と呼ばれる存在のことです。


私の感覚では、これは実在します。


というより、実際いるような感覚があるということです。


タロットと本当に深く結び付くためには、タロットと向き合い、瞑想において「タロットの霊」との邂逅(出会い)を経験しなければなりません。


真剣にタロットリーディングしていると、この「タロットの霊」が働いていると感じるときが誰にでもやってきます。


それは人によって違ってはいますが、多くのケースでは、普通にカードの意味を言って説明していたら、急に「自分でも思ってもみなかったようなこと」が口から飛び出し、それがクライアントのポイントだったり、一番知りたいことであったというような場合です。


その時、タロットの霊がリーダーに働き、リーダーはタロットの霊とともに共同作業をしてリーディングしていると考えられます。


だからこそ、通常の理解や認識を超えたものを語ることができたりするのです。


もちろんタロットには、自分に蓄積されている知識が絵柄の象徴によって刺激を受け、外に引き出されるという作用もありますので、一概に「タロットの霊」の働きであるとは言えませんが、私自身はそれを実感することはあります。


「タロットの霊」と共同作業が始まる時、タロットの霊はリーダーの言葉に「ノり」ます。


「詔」(みことのり)とか「祝詞」(のりと)とかいわれるように、「のる」は「宣る」とも通じ、まさにリーダーの「言葉」「音」にのって、神聖な「のりごと」が発せられているのだと想像できます。


タロットの霊の働きはいわゆる霊感とは違います。ですから、誰しもがタロットの霊と出会い、つながりができれば特別なリーディングが可能となる力を秘めているとも言えるのです。


ただ霊的な事柄だけに慎重さと神聖さが必要であり、うかつには語れないところがあります。


まずはそのよう特別な存在やエネルギーがタロットにはあり、決して自分の力だけでリーディングを行っているものではないという謙虚な意識と、感謝の気持ちを抱くことが大切だと思います。


モノにも心を込める

心を込めるということはよくいわれます。


タロットリーディングやタロットの講義においても、心が入るものとそうでないものとは明らかに雰囲気が違ってきます。


私がクライアントや受講生の皆様に対して、心を込めるというのは当たり前のことです。


ここで言っているのは、たとえば受講生それぞれの心の入り具合や、モノや道具など、人以外のものも含めての心の込め方ということです。


確か、ヒューレン博士のホ・オポノポノでも、あらゆるものをクリーニング(問題を消す、清める:ただし自分の中にすべての問題の記憶があるという考え方ですが)することを提唱されていました。


それとはまた少し意味は違いますが、自分の使うもの、関係するものに対して「心を込める」ということは、目には見えませんが何か特別な力があるように感じます。


私は当然ながら講義やリーディングの前にタロットに心を込めます。挨拶するという感じのほうが正しいでしょうか。


最初はそっけなかったものたちも、心を込めることで、あなたに生物的とも思えるような反応や響きが返ってきます。


気のせい? かもしれません。


それでもよいのです。なぜならば、心を込めるということはそれだけ意識がその対象に向かうことであり、少なくとも対象におけるあなたの注意力や観察力は通常よりも増します。


ですがそのような論理的な意味以上に、心を込めることには、目に見えない通路をつなげる作用があると想像できることが重要だと思います。


そうするとどういうことが起こるでしょうか。


人間が関心を向けられると逆にこちらからも気になってしまうように、対象からの情報や感覚があなたに入りやすくなってくるのです。


タロットの場合、ある特定のカードからメッセージのような反応もあったりします。


そんなわけで、人だけではなく、ものや事柄にも心を込めてみましょう。


選択の要素と意味

タロットにはどちらか迷った時に判断させる二者択一の展開法があります。


いろいろな方法があるので、ここではご紹介しませんが(タロットを学べばできるようになります)、今回は二者択一そのものについてふれたいと思います。


人がどちらかの選択で迷う時、双方のメリット・デメリットをまず考えるでしょう。


たとえばAの仕事は安定しているけれど、人間関係がつらい。

Bの仕事は人間関係もよく、働きやすいけれども不安定で給料が安い。


両者の利点・欠点を集合させて、何とか利点を上回るほうを選びたいと考えます。


イメージしてみてください。


Aの長所の固まりのような棒グラフがあり、それにAの欠点の部分を斜線で示す。同じようにBも棒グラフで長所短所を表します。


そこで斜線の入った部分を取り除き、残った長所の棒グラフが長いほうが選択されるべきものとなります。


ところが、ここで重要なのは、あくまでのそのメリット・デメリットは現時点でのあなたの想像や仮定に過ぎないということです。


それともうひとつ、判断の基準となっている考えが、あなたの今の価値観であるということにも注意しなければなりません。


つまり、先述した棒グラフでいえば、あなたの思い次第で長所の部分も短所の部分も長さが変動してしまうということです。


そうすると、そもそも比較すること自体が無意味になってきます。


しかしながら、あなたが何に一番重きを置くかによって、選択をする意味を持つ場合もあります。


たとえば上の仕事の例でいえば、あくまであなたの選択ポイントが「給料」であるというのならば、シンプルに給料の要素だけのグラフを見るということです。

ほかの要素も単一要素としてそれぞれグラフ化してもよいのですが、ウェートは「給料」グラフに置きます。


選択の際は要素を複雑化しない(あれもこれもと混ぜて比較しない)ことが、決断の早さを生みます。


ただ不思議なもので、いろいろと比較検討し、あるいは突然ふっきれて自分でベストと思える選択ができたとしても、結局どちらにおいてもあなたに必要な学びはやってくるということです。


どちらに進んでもよいことも悪いこともあるのですが、それも自分の成長にとって必要なことなのだと思うと、選ぶのも楽になってくるでしょう。


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