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タロット スカイプ講義の可能性
私は関西在住ですし、これまでタロットの講義もどちらかといえば、ご縁があって、たまたまに近い(笑)感じのつながりで教えてきました。
もちろん出ていた占いの店や文化教室などの関係から来られる方もいらっしゃいましたが、どうしても特定の場所を持っていませんので、せっかく講座をご希望されても、タイミングよくご提供できないケースもありました。
そのことは今もあまり変わってはいない(特定の場所がない)のですが、先日関西以外の方から何とか講義をしてもらえないかとのご依頼があったことで、ある変化が起こりました。
タロット講座はカードの絵柄も含めて実際に見てもらわないと理解しにくい部分が多く、またリーディングを教えていくのにも、ライブの雰囲気と実践の全体感(リーダー、クライアント、カードなどすべての存在)が重要だと考えておりましたので、初めての方には教室など実際の場所がないと講義はできないと思っていました。
ところが今回のことで、もしかするとそれも「私の思いこみ」ではないのかと、考え直す機会が与えられた気がしたのです。
確かに教室がなければ少し難しい面もあるのですが、自分の中で「講義はこうあらねばならない」と枠にはまっていた部分もあったように感じます。
ということで、試しにスカイプでやってみることにしたのですが、そうするとそのために自分なりの工夫や創造意欲が起こってきて、いつのまにか、「教室がなくてもやり方次第で自分の求める講義ができる」というように考えが変わってきました。
タロットリーディングや講義の時にいつも私自身が言っていることですが、タロットをすることの意味のひとつは、結局自分の中にある「思いこみ」や「枠組」といったものをどんどん壊して、新しい自分に再生していくことにあります。
どうやら私の中に堅い講義信仰のようなものがあり、いわばそれを免罪符として、できる可能性から逃げていたのかもしれません。
このようなことは、おそらくほかのことでもたくさんあるのでしょう。
皆様も「それは無理」だとか、「それはできない」「その考えは違う」などと言って、鼻っから検討もせず思考停止しているものはありませんか。
それにきちんとした合理的理由があればいいのですが、多くはある特定の強い「思いこみ」が、新しい自分に変わる芽を摘んでいるものと思えます。変わらないことは楽でもあるからです。
スカイプ講義、自宅で受けられるので楽でいいですよ。マンツーマンだったら休憩や中断も言っていただければ自由ですしね。
興味のある方はご連絡 くださいませ。
タロットカードから聞こえてくる音
あまり皆さん、やったことはないと思いますが、タロットを音で表現したり、感じたりすると意外なリーディングができたりします。
特に「13」のカードがお勧めですね。「13」は一般的には「死神」などと呼ばれ、怖がられているカードですが、私の使うタロットでは死に神という解釈はしません。
確かに手に大きな鎌を持ち、骨と皮だけのほぼスケルトン状態の絵柄を見たら、恐怖を感じてしまう人もいるでしょう。
しかし「13」は非常に強いパワーを持ち、古いものを壊して、新しいものに変えていく積極的な意味を持つカードなのです。
それはさておき、音の話に戻りますと、カードを見てまず感じた音を実際に口に出して表現してみましょう。
いやなに、簡単なことです。
上記の「13」の例でいえば、鎌を動かしている様子から「ザクッ、ザクッ」とかいう音が響いてくる気がしませんか。
ところが私にはこれが「ザクッ」ではなく、「サクッ」という風にも聞こえるんですね。
サクッと。 今、よく使われる表現です。(笑)
そう、「13」の鎌でサクッと古いもの、こだわっているものを取り除いてしまいましょう、という感じですね。
タロットから聞こえてくる音は不思議なもので、気分や状況、人によって変化します。音の表す「語感」や「響き」が大切なのですね。
ここで私がこのネタに「13」を出したのには意味があります。
すでにカモワン版マルセイユタロットを習われた方には、それを考えてみられるのも面白いでしょう。
タロットは自分を客観視できるツール。
タロットなんて占いでしょ、そんなもの何の役に立つの?
と、特に男性の方々は思われるかもしれません。
ここではタロットを「占い」というアプローチからはずし、あくまでひとつの「ツール」だという前提で話を進めます。
たとえば職場の人間関係で、何か釈然としない居心地の悪さを感じたとします。
ここでタロットを展開します。
すると自分を取り巻く関係図がタロットの絵柄として登場してきます。
じっくりこれを観察すると、自分だと思えてくるカードが必ずあります。と同時に、自分と周囲の関係図も浮かび上がってきます。
その過程で、いかに自分が違う方向を向いて熱を入れていたかがわかったりします。
まあ、平たく言えば、「空気読めてないよ、あんた」(笑) というのが自分で確認できたりするのです。
それはなかなか自分の頭だけの分析ではわからないものです。
「そうかもしれない」と内心感じていたとしても、自分のエゴが認めようとさせず、都合のいいように解釈したり、隠したりしてしまうものです。
それがタロットの絵を使うことで、ある距離感が生まれ、自分で自分の物語をスクリーンで見ているかのような客観が現れるのです。
そんなことだったら、タロットを使わなくても人形とか、キャラクターの絵があるカードでも何でもいいのでは? とも思えます。
いえいえ、タロット、特にマルセイユ版のよいところは、一見中世の西洋の絵柄ですが、そこには時代や国、性別、年齢などを越えた普遍的なパターン(元型)が描かれているため、誰しもが自分やほかの人物などと置き換えることが案外簡単なのです。
そんなこと言っても、あるカードが自分を象徴しているなんて、なぜいえるのか?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
極論すれば、「あるカードが自分である」と感じさせるだけでOKなのです。そのカードが自分であるかの証明は必要ありません。
つまり、タロットカードが実際の出来事と符合するかどうかが問題ではなく、自分をカードに託して見てみようというその機会を持つこと自体に意味があるのです。
それだけで自分の中にあった問題が外側に「カード」として投影され、客観視できることになり、そのプロセスにより、すでに問題をコントロールする第一段階をこなしていることになるからです。
自分と問題が一体化して見えない時は問題にふりまわされるだけです。これを外側に取り出すことで、問題を扱いやすくさせる働きがあります。
タロットが占いとして当たるとか当たらないとか、そういう使い方と考え方ではなく、自分と問題を客観視する機会を得ることのできるツールだととらえますと、占いを信じない方、ビジネスをされている男性諸氏の方々などにも有効なものになるではないかと私は考えています。
もちろん、さらに他人にリーディングしてもらえば(タロットを解釈してもらえば)、より客観視できることは言うまでもありません。
意外に自然回復する。
タロットカードの「正義」を見て思います。
自己治癒能力という言葉があるように、人間には元に戻そうとする力が働きます。
バランスがどちらかに傾いている場合、少しくらいならそのままでいいのでしょうが、極端になってくると自動的に反動で逆側に傾くような気がします。
それが結構衝撃なので、「何か悪いことが起こったのか?」と動揺するわけです。大地のひずみを元に戻そうとする時に地震が起こるようなものです。(まあ、地震では表面的に大きな被害が出るのですが・・・)
これを生活にあてはめてみると、バランス修復機能が働いたために「問題」として登場してくるといえます。今までのひずみが大きければ大きいほど、問題も大きく出ます。
慌てて人は問題に取り組まざるをえなくなり、結局ゆがみやひずみを正そうとする力の流れに自ら協力することになります。
ということは、大きな視点で見れば、問題も自己修復機能のひとつだといえるわけですね。ですから「自然」というものを信頼することも大切なのです。
ただほとんどはそうしてバランスが戻っていくのでしょうが、メーターがふりきれてしまうこともないとは言えません。
それまで少しずつ自己修復サインはあったのでしょうが、無視していた場合などです。
いくら自己回復とはいえ、すべてやっくれるわけではないのは傷や病気と同じです。
そういう意味では、すべては自然と自分との協同作業が調和の元なのかもしれませんね。
料理にもタロットが使える?
ちょっと重い話が続いたと思いますので、ここらで軽いネタでも。。。
私は料理が好きなので、家でも妻ではなく私が料理を担当しておりますが、やはりメニューにふと困る場合もあります。
そんな時タロットが使えるんですね。
どうやって?
実はタロットには鳥とか牛とか見ようによっては食材のような象徴が描かれています。それらのカードが出たら、その関係の料理を選択するというわけです。
なんや、無理矢理やん! って思うかもですが、考えてもみてください。
そんな無理矢理が通じるのが、タロットの絵柄のすごいところなんです。
さて、で、今日何しようかと悩んだらタロットを展開します。出たカードに象徴として鳥が並んだ時(これを象徴の連繋と言います)、「おおっ、そうか今日はチキン関係だな!」と思います。(笑)
これだけじゃありませんよ。
さらに料理の種類(調理法)や国籍(和風、イタリア風など)などもタロットから見ることができ、その組み合わせでレシピが浮かび上がるという仕組みです。
これにはもちろん普段から料理とタロットの象徴を結びつけておく必要はありますが、タロットと自分がなじんでくるとできるようになります。
こんな使い方もできるのですね。
ちなみにタロットの絵柄での「鳥」や「牛」は、本来はもっと別の深い意味があることは言っておきます。
では今日もタロットを展開してメニューをば・・・