メッセージ

指導

世の中にある「指導」ということには、「実践」という部分が大きいです。そして、それは具体的でなければなりません。上からただ精神論や、注意点を言うだけでは指導にはなりません。個性に応じた具体性が必要なのです。時には客観的なデータもいることもあるでしょう。指導をしてもらっている者に、やる気が起きているかどうかも、「本当の指導」をしているかどうかの目安のひとつとなります。


映画に泣く

感動したり泣ける映画の作品で、人それぞれにいわゆる「ツボ」というものがあり、そのパターンを改めて分析してみると、ある種、共通ものが見えてきます。そこには未解決の自分の問題だったり、満たされていない自分の奥底の部分を発見することがあります。特に人とややずれたシーンでなぜか泣ける、心に響くという場合は、自分の今までの生活の中で、似たシーンがなかったどうか、検証してみてもよいでしょう。


演技者を自覚する

何か心に痛手を負った時、例えば失恋などの場合、自分を徹底的に劇画化してみると、楽になることがあります。よく「悲劇のヒロイン、ヒーローを気取っているのでは」と批判される態度ではありますが、それを意識的に行うことで、いつしか悲しみの気分と自分が分離し、その間に滑稽さやほかの感情が芽生えてきます。その気分を成長させていくと、痛みは柔らかなものに変わっていくことがあるのです。


気分転換の想像

何かや人に、非常に腹が立ってしまうことは人間なら誰でもあるでしょう。そんな時は、今までの人生の中で大切だとあなたが感じてきたことや、愛する対象(パートナー、子供、動物、自然、物・・・なんでも)を思い描くと、今の腹立ちは取るに足らないことであるように感じてきます。激情の波から脱出しましょう。


あなたの選択

自分の置かれている状況を冷静になって見てみますと、結構自分で選択できることは多いものです。たとえば、あなたはいつもと違う通勤経路をとることもできますし、忙しくても深呼吸する時間をとることくらいは選択できるでしょう。このように、人間は意外と自由な存在であり、日常でも実は常に自分で選択し続けていった結果が、「現実」となっていることに気づいていきます。問題は、この選択が、ただ習慣と惰性で、無意識がごとく「選択させられている実状」になっていることにあるのです。


Top