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タロットリーディングのご感想をいただきました。
リーディングのご感想をいただきました。
まず、私のブログヘッダー画像をかっこよくデザインしてくれた竹本様 のご感想です。
竹本様のブログ(実は複数のブログをお持ちで、そのどれにも載せていだたきました)に感想が載せられていますので、ご覧ください。竹本様、本当にありがとうございました。
竹本様ご自身はデザイナーでもありながら、とても誠実で実力ある九星気学での鑑定家・占い師でもいらっしゃいます。引っ越し・方位鑑定からビジネスにおいての決断まで、竹本様の鑑定でよい導きと情報を得てください。
そしてもう一人、神奈川県のA・H様からも書面スカイプリーディングのご感想をいただきましたので、ご紹介いたします。
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宮岡様のご丁寧で迅速な対応、タロットの深い知識と詳しいご説明、的を射たアドバイスには心から感激し、本当に宮岡さまに見ていただいて良かったと思いました。
自分が本当に悩んでいるときに、こんなにも真剣に対応してくださる方にお会いできたことは、とても嬉しいと同時に、奇跡のようにも感じられます。心からお礼申し上げます。
私は、カモワン・タロットに興味があり、習ってみたいと思っていたのですが、その奥深さ、完璧なまでの正確さ、神秘性、温かさにはただただ驚くばかりで、セッションの間中感動しっぱなしでした。きっと宮岡様に見ていただいたからこそ、そう思えたのだと思います。
リーディングで出た結果は、本当にカードからのメッセージであり、自分の中の無意識が映し出されていた状態であり、真実でした。自分では見えていなかったけれど、確実にそこにあるもの、気付くべき事柄をしっかりと見せていただいたことで、悩みではなく、明るい選択肢が広がった感じが致しました。今の状況に至った経緯から、現在の関係、問題の解決策とその先にある未来をこんなにも詳しく具体的に教えていただき、本当にありがとうございます。
宮岡様のリーディングは、心にスーッと入ってくると言いますか、(伝え方のテクニックが素晴らしいのだと思いますが)全ての言葉が腑に落ちて、すんなりと受け入れられたのは今回が初めてです。的確で深みがあり、まさに行間の奥の奥まで読むような広がりのあるリーディングには、ただ聞き入ってしまいました。中立的な立場で、真実を教えてくれた宮岡様とタロットには、感謝の気持ちでいっぱいです。
今の状況を受け入れて、自分がどう動いていくのか、このタロットの結果をもとに決めていきたいと思います。この度は、本当にどうもありがとうございました。
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タロットリーディングがA・H様の問題解消に、少しでもお役に立てられたのならうれしく存じます。ありがとうごさいました。
いつもそうなのですが、タロットは本当にご相談者の質問の内容にぴったりと符合する展開を出してくれます。私はただそれを解読していくだけの話であり、すばらしいのはやはりタロットです。
タロットリーディングを経験してみたい方、来月体験会を開きます。 リーズナブルにタロットを経験できるチャンスです。ご興味のある方はこちらからお申込みください。
タロットリーディングの2階層
だいぶん以前に カモワンタロットにおけるリーディングの三階層についてお伝えしたことがあります。
あの階層は初級から上級者に向けて全員が通じることでありますが、これをすべて意識することは複雑で難しい点もあります。
そこで今回はもっとシンプルに、初学者にも、あるいはまだタロットの勉強を始めていたない方にもわかるバージョンで書いてみます。
それは単純なことで、二階層、ふたつの面から見ていくという方法です。
ふたつとは何か?
これも様々な考え方はできるのですが、あえてわかりやすくして、モノ(物質・肉体)と心(精神・心理) だとします。
これでも抽象的かもしれませんので、さらに具体化しますと、クライアント(自分リーディングの時は自分)の思って(考えて)いることと、取れる(または取ってきた)体験や行動だと考えるとよいでしょう。
そうなるとむしろ階層というより、ふたつ並んだ並列のものを見るという感覚に近いです。
たとえば「愚者」というカードがあります。
心の分野(階層)で読むと、楽天的に、気楽な気持ちでとなり、実際の行動分野(階層)で読むと、旅をする、歩く、移動する、変えるというようなことになります。
これを組み合わせて読んでいけば、簡単ながらも複数のパターンでのタロットリーディングができるようになるのです。
この訓練は非常に大切です。
なぜかといいますと、タロットリーディングを行う人はどうしても心の分野に偏りがちになって、現実的な読み方ができない傾向があるからです。
言い換えれば現実を無視して理想論や心の状態ばかりを探ろうとし、具体的な今できる行動としての方策を提示できないということにもなりかねないのです。
最初から両面を見ていくようにすると、心と現実のつながりをリーディングできるようになる効果が期待できます。
ともすれば抽象的になり過ぎる嫌いのあるタロットリーディングを、最初から地に足の着いたものにしていくことができるのです。
「こういう風になればいいんですよ」とクライアントに伝えても、その方法、糸口がわからなければ「ああ、わかりました」で終わって、何も具体的な行動に移せないままになる場合もあります。
それを防ぐためにも、同じタロット展開の中からも、物と心、精神と現実、考え方と行動のふたつの面からいつもリーディングを心がけるようにするとよいのです。
タロットでイメージがどうなるのか?
人にとって、何かの行動をする時にとても重要な要素があります。
それはイメージです。
日常的で習慣化された些細なもの、あるいは生存のための本能的なものなどを除いて、何かを行おうとした場合、その前に人はその行動のイメージ・映像を思い浮かべるのです。
行動だけではありません。その先にある目的、目標、到達地点、状況、状態など、あらゆることを人は想像します。
ということは、想像力・イメージする力が人間の生きていくうえでも非常に大切なものであることがわかります。
つきつめれば、イメージのできないものは行動することができないことになりますし、自分がイメージできるものによって、人は自分の人生を創り上げていると言っても過言ではないでしょう。
ならば、イメージすることに注意を払うのは当然の帰結です。
しかしながら、イメージは時に妄想となって、意図したこととは異なるものを想像したり、逆に何も思い浮かばなかったりして、なかなか思うようにコントロールできないものです。
イメージをコントロールするどころか、逆にそれに振り回されたり、操られたりしているとも言えます。
そして、現代はあふれる情報、様々なマーケティングの巧みさなどもあいまって、普通に暮らしていてもイメージを無理矢理誰かに作らされる状況にあります。
これでは自分の創り上げる世界が混乱するのも、ある意味仕方のないことなのかもしれません。
しかし、ここにタロットを持ってくればどうなるでしょうか。
普段、情報の渦の中でもがている私たちの受動的に生まれるイメージから、自分による積極的で能動的なイメージに変えていくことが可能です。
もちろんタロットがあっても、さすがに自分のイメージを全部が全部コントロールできるわけではありません。
けれども、少なくともタロットを知り、カモワン流のリーディングを行えば、解決方法やよりよい方向、癒しや浄化につながる方向のイメージをカードの展開から持つことができます。
また日常とタロットとの世界をシンクロさせていく(象徴させていく、該当させていく)ことで、混沌としたもの中にも整理された秩序ある法則が見い出されてくるようになります。
つまり、無造作にわき起こっている私たちのイメージが、タロットによって自分のよりよい目的のためにビームのように収束変換されますし、反対に何もイメージのわかないものがタロットの絵と象徴によって呼び起こされ、イメージの泉となってあふれ出すのです。
最初に、「イメージや想像のできないものは行動できない」と言いました。
ということは、もしタロットカードによって自分の進むべきイメージができれば、わからなかった世界に光が指すことにもなります。
言ってみれば、自分の未来が見えるようなものです。未来を見ているので、すでに実現したも同然です。(このことは、カモワン版マルセイユタロットの「力」と「皇帝」に関係します)
また仮に実現可能かは別だとしても、少なくとも何もイメージできていない時より、あるいはイメージに振り回されて、どのイメージを持てばよいのかわからない時よりもはるかにましです。
タロットが自分の望ましい世界を創るのに有効なのは、こうした理由があるからなのです。
カモワンタロット 連繋カードについて その2
昨日の続き です。
この前はカモワンタロットにおける連繋カードの基本的なことをお伝えしました。
今回は広い意味での連繋や、その他連繋カードを読む点において大切な観点などについてもふれたいと思います。
前回、連繋カードには大きく分けて二種類あると説明しました。
ひとつは同じ象徴(カードの中の象徴図形)を含むカード同士を連繋カードととらえるもの、そしてもうひとつは象徴図形だけはでなく、数や意味的なものまで含む広い意味での連繋です。
前者は単純に象徴である形を覚えて、それを展開されたカード群の中から発見すれば連繋カードを把握できるのですが、後者は単に象徴図形をとらえるだけではなく、タロットにおいての総合的な知識と智慧が要求されます。
たとえば前回でご紹介した「女帝」と「皇帝」における「鷲」を見つけるのは簡単です。
しかし「力」と「神の家」にも連繋が成り立つと説明しても、なぜこの二枚が連繋するのかわかりにくいでしょう。
以下、「愚者」と「星」、「女帝」と「太陽」、「正義」と「隠者」にもそれぞれ連繋が成立すると言ったところで、やはり理解が難しいと思います。
また今は二枚だけのつながり・連繋を指摘していますが、三枚や四枚、もっと多くのカードが連繋することもあります。
実は、結局のところ、すべてのカードは連繋カードとなりうるのです。
それでは意味がないではないかと思われるでしょうが、タロット、特に大アルカナ22枚が自分の、あるいは世界の鋳型であり、類型であり、象徴であると考えるならば、それはむしろ当たり前のことなのです。
しかし現実的にはリーディングにおいて、やはり連繋カードは具体的に見ていくことが求められます。
では全部が連繋の可能性がある中で、どれを取り上げらればよいのかということになりますが、それは連繋の連繋を見ることに回答があります。
つまり連繋カードの象徴性が、同じような意味において、他の連繋グループに登場しているかという視点です。
ある象徴を連繋させているカード同士とは別に、形は違っていたとしても、似たような象徴内容を表している連繋カードがないか注目するのです。
もし「拡大性」を意味する連繋が、違う連繋カードの組み合わせでも登場していたのなら、そのことは偶然ではなく、タロットの意志だと感じて、その問いにおける核心が「拡大性にある」と考えるのです。
そう、連繋カードというものは、実はタロット展開におけるシンクロニシティを見ることにほかなりません。
シンクロニシティを見るので、それは図形だけではなく、意味や色、時にはタロットから得られるイマジネーションや霊感のようなものでさえ含まれることもあるのです。
だから、客観的なものだけではなく、個別的な経験によってあるカードとあるカードが結びつく場合もあり、ほかの人にとっては連繋ではなくても、自分には連繋カードとなる可能性もあるのです。
とはいえ、やはりカードを信頼する限りにおいては、誰の目にも明らかなシンクロがあるものこそが主要なタロットからのメッセージだと考えるほうがよいです。
それから、連繋カードのパターンばかりを知りたがる人がいます。
もちろん最初のうちは、たとえば「手品師」の帽子と「力」の帽子が象徴連繋していると覚えることは重要です。
しかし、そのような形やパターンばかり暗記してもあまり意味がありません。
重要なのは、連繋カードにおける考え方、結びつき方(結ばせ方)、連繋カードを発見する思考方法を身につけることです。
そして、なぜ連繋カードを見つけなくてはならないのか、その意味を改めて考えなければなりません。
連繋カードを見ることはカモワン流メソッドの非常に重要な部分であり、根幹をなすものといってもよいでしょう。
これを無視していくと、いわゆる単なる霊感読みみたいなものになってきて、リーダーの一方的なものになり、さらには相手自身に気付いてもらうこと、納得してもらうということに対して著しく力を欠くことになります。それはもうカモワン流のリーディングとは言えません。
いろいろと述べてきましたが、結局のところ、連繋カードの基本は、大アルカナ一枚一枚について深く理解してくことに尽きると思います。
カモワンタロット 連繋カードについて その1
カモワンタロットをやっておりますと、よく質問されることがあります。
それは連繋カードのことです。
「連繋」とはまた難しい文字を使っていますが、要するにカード同士のつながりということです。
連繋カードの狭い意味では、同じ象徴(一枚のカードの中に含まれる象徴図形)を含むカード同士ということになり、広い意味ではカードが表す様々な事柄がカード同士でつながっていれば、それらも連繋カードだと解釈します。
前者(狭い意味)では同じ形(絵)の象徴を発見すればよいので、とても単純なことです。
しかし、実はカモワンタロットでは、同じような形の象徴ではあっても、どれも微妙に違っているのが特徴です。それでもやはりそれらは同じ象徴と解釈します。
たとえば、「女帝」における鷲(「女帝」が手に持つ盾)の絵柄と、「皇帝」の椅子の足下にある盾に描かれている鷲は、よく見ると少し絵が異なっていますが、やはり同じ「鷲」の意味として共通であり、象徴です。
ですから「女帝」と「皇帝」は、この「鷲」の意味では連繋カードとなります。(もちろんほかの連繋象徴もあります)
同じ形の象徴を見つけることは単純ではありますが、リーディングにおいては、その象徴自体の意味を理解していないと連繋カードとして読むことができません。これは考えるまでもなく当たり前のことですね。
ですから上記の「鷲」の例でいえば、「鷲」の意味が何なのかを象徴的に知っていないといけないわけです。
だからこそカモワン版マルセイユタロットの学習においては、カード一枚一枚の細かな図柄と象徴について多くの時間を割いて解説されるのであり、それがリーディングでも非常に重要となってくるのです。
そして、次に初学者が陥りがちなのは、引き続き同じ例を出しますが、「女帝」と「皇帝」での「鷲」が連繋であり、その意味も理解したとしても、画一的に連繋を読んでしまうということです。
いわば、連繋の読み方の決めつけです。
もし仮に「鷲」が知性を示すとすれば、もうとにかく鷲が出れば知性とワンパターンで覚えてしまい、「知性をもって対処する」としか読めないという事態です。
この場合、図柄は象徴であるという最初の基本に戻らねばなりません。
象徴ということは、何かの象徴ということであり、ひとつだけのことを示しているのではありません。
肝心なのはリーディングにおける問い(質問・占的)と、実際にリーディングしている時に訪れるクライアントとリーダーの情報のやり取り、コミュニケーション、インスピレーション、直観などによって、その連繋している象徴の意味も変わってくるということです。
さらに一見、一つしか同じ絵柄の象徴がないように見えても、よく観察すると、ほかの象徴も共通していることに気づく時もあります。
先に述べた「女帝」と「皇帝」でも、連繋している同じ象徴は「鷲」だけではないのです。
ですから、カード同士によっては複数の象徴の連繋が隠されていることもあります。その場合でも、どの象徴連繋が一番このリーディングにおいて大事なのかを見極めていくことも大切になってきます。
それには、図柄と象徴の知識、連繋を発見する集中力と観察眼、連繋発見とその選択の法則の理解も必要です。
とはいえ、まず最初は基本的なわかりやすいカードの象徴を覚えること、そしてそれを複数のカードから見つける訓練がポイントとなります。
初めは言われないと、なかなか自分では気がつきません。私もそうでした。
ですから、たくさんのリーディング例をライブで見たり、自分自身がカモワンタロットのプロリーダーにリーディングを受けたりすることがいいのですね。
基本の連繋カードについて書きましたが、次回にはもっと広い意味での連繋カードのことについてお話したいと思います。
